ユキジ

学びは生きがい。

ユキジ

学びは生きがい。

マガジン

最近の記事

教科書に載せて欲しい「資産形成」についての常識

2022年4月から、高校でも資産形成についての授業が加わるということで、私がこの1年ほどかけて学んだ「資産形成の常識」についてまとめます。 私も勉強をしていて「なんでこれを学校で教えてくれなかったんだ!」と思うことばかりでしたので、資産形成や投資について興味がある人の参考に少しでもなれば幸いです。 最後に今回読んだ書籍(11冊)も載せています。 長期投資と短期投資◆投資で最も安全なのは「超長期投資」と「超短期投資」 ◆ウォーレンバフェット=長期投資、デイトレーダー=短期

    • 『データ・ドリブン・マーケティング』パワポ要約

      2017年に和訳本も発売されている、マーク・ジェフリー著の『データ・ドリブン・マーケティング―最低限知っておくべき15の指標』のパワポ要約です。 15の指標とは マーケティング指標の使い方 活用例① スポーツスポンサーの効果検証 活用例② 新商品ローンチの効果検証 業界の現状

      • 衆議院選挙~経済対策、多様性、DXを考える~

        26歳ですが、いまだにポストに選挙の投票用紙が入っているとわくわくします。これが教科書で習った選挙権かぁ、てなります。 今回の選挙について、個人的に気になっている経済対策、多様性(ダイバーシティ)、DXの観点から考えてみたいと思います。 この3分野だけでも論点はたくさんあります。積極投資による経済成長が先なのか、それとも所得分配による消費拡大がよいのか。女性議員の割合166位の汚名をどう解消するのか。外国人労働者は受け入れるべきか。デジタル庁の役割な何なのか。民間のDX実

        • オリンピックの開会式が最高だった話〜理屈よりも良識〜

          オリンピックの開会式が最高だったという話をしたいです。 私は開会式を家で一人で見ました。 4時間ほとんど泣きっぱなしでした。それだけ素晴らしい式典だったと思います。 本当に悲しいニュースが多かった開会式前までは、オリンピックのニュースといえば悲しくて辛いものばかりでした。 コロナに蝕まれた社会の中で、あらゆる物事の優先順位が天秤にかけられるようになっていき、何度も開催の意義が問われてきました。 それは政治の観点からも、経済、医療、人権、文化、あらゆるスポーツと関係な

        教科書に載せて欲しい「資産形成」についての常識

        マガジン

        • 読書感想
          8本
        • 映画感想
          2本

        記事

          知っているとより楽しめるガンダムの思想観 #閃光のハサウェイ

          ガンダムの最新映画『閃光のハサウェイ』を見てから1週間経とうとしているのですが、いまだに夢に見ます。それほどよかった、、、 この感動をもっと人と共有したい!ということで、自分がこれまでガンダムシリーズを見てきて思う「ガンダム」の一貫した思想について紹介をできればと思います。 ガンダムを見たことがない人でも楽しめるのかまずこれまでガンダムシリーズを一度も見たことがない人が『閃光のハサウェイ』を見て楽しめるのか?については、多くの人が言っているように、美麗なグラフィックや迫力

          知っているとより楽しめるガンダムの思想観 #閃光のハサウェイ

          『チョコレートドーナツ』と日本の同性婚

          今回は本ではなく、映画『チョコレートドーナツ』(原題:Any Day Now)を見ての感想文です。珍しく邦題がいいですよね。 法律の無情さこの映画を見るまで「同性婚」というワードこそ知ってはいたものの、結婚の法的な効果について考えたことがありませんでした。認識していたのは、戸籍上の名前が変わるということぐらいでしょうか。 同様に同性婚を認めることに向けた運動については、LGBTに対する偏見差別をなくすためという観点からでしか考えていなかったのです。 しかし、いざ調べてみ

          『チョコレートドーナツ』と日本の同性婚

          『Atomic Habits』を読んでスマホアプリを整理してみた

          スマホ中毒を直したいと思い買ったJames Clear作の『Atomic Habits』を読み終えたので、個人的に実践に移したことをまとめます。 現状整理まず自分の現状の整理です。今私は慢性的な首こりに悩まされておりそれを解決する一つの方法としてスマホの使用時間を減らしたいと思いました。だいぶ以前から思っていたことではあるのですが、いくら強く意識しても一向に減りません。 具体的にiphoneのスクリーンタイム機能を使ってアプリごとの1週間の使用時間を調べ、Habits S

          『Atomic Habits』を読んでスマホアプリを整理してみた

          ど文化系が『ジョコビッチの生まれ変わる食事』を読んで

          「ジョコビッチの生まれ変わる食事 あなたの人生を激変させる14日間プログラム」ノバク・ジョコビッチ著 タカ大丸訳、を読んでの感想文です。 健康法は一人ひとり違うこれまで色々な健康法に関する書籍を読んできたし、雑誌ターザンは大好きです。ただそれらの健康法についていつも実践してはみるものの、その提唱者がいうほどの目覚ましい効果というのはほとんど感じられずにいました。 そして、その度に「やっぱりだめかぁ」と思って元の生活に戻ってしまいます(そしてまたそのうち体調を崩す)。 こ

          ど文化系が『ジョコビッチの生まれ変わる食事』を読んで

          『Mark My Words』とガルシアへの手紙が示す誠実さ

          G. Kingsley Ward『Mark My Words: Letters of a Businessman to his Son』(ビジネスマンの父より息子への30通の手紙)の読書感想文です。 King Wardが実際に息子に向けて書いた手紙をそのまま書籍化したものなので、多少読みづらかったり全体の構成としてつかみづらかったりするところはあるものの、その分作者の父親としての愛情や、ユーモア、謙虚さを感じとることができました。第三者ですが、勝手に温かい気持ちになり、励ま

          『Mark My Words』とガルシアへの手紙が示す誠実さ

          Margaret Atwoodの描くSFディストピア世界

          カナダの作家Margaret Atwoodによる小説『Oryx and Crake』の読書感想文です。 あらすじSnowman(かつてはJimmyという名前だった)は文明が滅びた世界で、木の上での暮らしを強いられていた。Snowmanの近くにはCrakersと呼ばれる知能の劣る原始人も暮らしており、彼らはCrakeとOryxを神として崇めていた。物語はSnowmanとCrakersの暮らす「現在」とJimmyとCrakeが暮らしていた「過去」とを行き来する形で語られる。

          Margaret Atwoodの描くSFディストピア世界

          『Why I'm No Longer Talking To White People About Race』を日本人として読む

          イギリス人記者Reni Eddo-Lodgeの『Why I'm No Longer Talking To White People About Race』を読んでの感想文です。 この本を読む前まで、自分はBLMのデモに日本人が参加する意味が分かりませんでした。むしろ、渋谷の路上での抗議やSNSで投稿をする人を見て「正義ふりかざしてんな」「もっと日本には大事な問題あるでしょ」と不快感すら感じていました。 本でも言及されているようにBLMに関わる運動は主にアメリカが中心に起き

          『Why I'm No Longer Talking To White People About Race』を日本人として読む

          『The Social Dilemma』と資本主義の限界

          Netflixのドキュメンタリー『The Social Dilemma』(監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影)を見ての感想文です。 まずドキュメンタリーとしての演出がすごすぎて「Netflix、お前もそういうとこだぞ」というのが一番の感想ですが、現代の巨大テック企業を今後どのように倫理的に規制していくかが問われている作品でした。 現状の資本主義の仕組みではこれらの企業の膨張を止めることはできないので、それへの対抗策として中毒性の自覚による一人一人の「自制」や国際

          『The Social Dilemma』と資本主義の限界

          『FACTFULLNESS』とマーケティング

          真面目な読書感想文です。 Hans Rosling他作 『FACTFULLNESS』 2018 ------------------------------- 魂を感じた!nonfictionの本で初めて感動した。 最後でHansがこの本をガンと戦いながら書き、原稿の完成と共に亡くなったということを知ったけど、読んでる時に感じた魂はそういうことだったのかと思った。 「世界は日々進歩している。人類の努力を決して無駄と思ってはいけない」という希望と励ましがひしひしと伝わって

          『FACTFULLNESS』とマーケティング