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地図が優しく舞い降りた。

「書く先に人は進める」

あの日いただいた黄色いハンカチには、そう綴られています。
書くことで、整理できることがありますよね。
それはもう、今年何度も体感してきたこと。

半年間に渡って受講させていただいた『言葉の企画2020』。

7回目:『打上げの企画』
→一生忘れられない経験を企画する。

その言葉通り、あの日の感覚が今もなお、
幸せとともに残り続けていて。
この感覚は書き留めておかないと後悔する気がしていて。

年の瀬になってしまったけど、書いていきたいと思います。

「一体感」の中に。

思えば初回の講義のあの日から、
「未来の待ち合わせ」を目指していましたよね。

きっと終わりがあるから、
あの日が「一生忘れられない」ものになったのかな。
なんて考えています。

終わってしまうもの寂しさと、
この先も繋がれる安心感と、
この先どうしようというちょっとばかりの不安と。

ラストに向けた高鳴りを、
噛みしめるように過ごし出せた日々が、
確かにあったように感じています。

向き合ったからこそ生まれた。

きっと参加した目的は十人十色だけど、
毎回の課題をどう捉えるか、どう向き合うかは
とても真剣でしたよね。

それぞれが真剣に向き合って、
講義で話したり、壁打ちしながら進んできたからこそ、
「一体感」が生まれてきたのではないかと考えていて、
一旦の区切りを尊く感じられたのではないかと思います。

「待ち合わせの日」まで。

私にとって、どんな期間だったんだろう?
至極個人的なお話になりますが、
言葉の企画の振り返りを書きます。

4月 1冊の本との出会い。

「超言葉術」を読んで、SNSに感想を書いていたら、
阿部広太郎さんから返信が!
全てはここから始まりました。
5月 コロナ禍の直感。
「ことばの日」のイベントを教えていただき、
オンラインだということもあって参加してみました。


先輩がたは輝いていたし、絆を感じました。
「I love you.の超訳し方」などをその場で考えて、
めちゃくちゃ楽しかったです。


その終わりに知った「言葉の企画2020」。
曲がりなりにも「伝える仕事」をしている
自分にとって、絶対に何か得るものはある!
って思いました。


何よりコロナ禍、停滞感を打破したくて。
導かれるように、直感を頼りました。
6月 虚空に向かって、叫んでた。
扉を開けるドキドキのワンクリック。
初めて顔を合わせる同期たち。


自己紹介の企画。
「伝えた」だけの企画書。
読み手の気持ちはどこに置いてきちゃったんだろう。
「〇〇の人だよね!」
そんな一撃のインパクトを残したいと思った1回目の焦燥。


ずっとやっていなかった実名のTwitterも始めました。
7月 知ることから始まる。
テレビの企画。
読み手の気持ちを意識。
伝えたいことが「伝わる」ように尖らせる。
思いっきりやってみた「引き算」。


結果は空振り。
私の面白いはみんなにとって面白い?
本当にキャストはフワちゃんでいいの?
もっと人を見なきゃ、もっと人を立たせなきゃ。
そんな企画者でありたいと思いました。


企画する熱量の中に、冷静な客観視が必要だなと
感じました。
後々とても仕事にも活きています。
8月 味付けのない料理みたい。
名付けの力。
私の名前を紹介するね。
言葉の分解、語源を調べて。
わかりやすく、わかりやすく。


あれれ、なんだか伝わらない。
なんでこんなに説明的なんだろう。


・・・あぁ、なるほど。
自分なりの解釈、なかったかもしれないな。


物事をどんな側面から捉えるか。
それこそが「自分らしさ」じゃないか。
無味乾燥な事実の羅列はもうやめよう。


みんなの輪郭が見え始めたこの頃、2度目の焦燥でした。
9月 無力な自分。
ふぅ・・・ここだけは想いが溢れてしまうな。


「881210」のみんなが大好きだ。えりの推進力がなければ期限内にまとめ上げることはできなかっただろうし、沼田さんの客観的な視点がなければ独りよがりになっていたかもしれないし、藤岡さんの繊細さがなければ柔らかいストーリーにはできなかっただろうし、りかちゃんの発想力がなければ何を要にしたらいいかわからなかったかもしれない。


その中で自分は何ができたんだろう。振り返れば何もしていないんじゃないかな。いまさら自分を否定はしないけど、企画を形にするには、あまりに力不足で思考が足りていなかった。


徐々に形を作っていくチームを見て、「なんで形にできなかったんだろう。」の想いが強くなった。遠慮があったのか、配慮をしすぎたのか。


みんなで足並みを揃えて企画を作ったから、本当に楽しかった。
みんなで足並みを揃えて作った企画だから、本当に悔しかった。


そもそも今この文章を過去形で書いていることが悔しい。


今度はもう絶対に、形を残せるチームでありたい、チームを作りたい。
10月 とにかく無心で、夢中に。
記事を書こう。
テーマは「あの時の感情に、今名前をつけるなら」。


読み手の気持ちを意識。
備忘録的なnoteからの逸脱。
過去と向き合う、歯がゆく苦しい言葉選び。


読み手の気持ちを意識。
これであなたの目に止まるのか。
これであなたの心に届くのか。
考え抜けば考え抜くほどに手は震えるけど、
本気で、本気で向き合えた。


そして感じた、記事を書くって楽しいじゃん!


本気で書いたぶん、本気で読むことを止めたくなかったです。
みんなの輪郭がより鮮明になって、
今までよりも、知られた気持ちになれて、
嬉しかったです。

11月 一撃なんて要らない。
「未来の自分」を企画する。
「自分らしさ」を見つける。


どう表現したって私は私だし、
演じる必要なんてなかった。
ありのまま取り組めることをしたかった。


100人へのメッセージ。
充実した時間だった。
夢中になれた時間だった。


逃げも、隠れも、演じも、しなかった。
受け取ってくれたあなたにとって、
もう驚きやインパクトなんてなかったかもしれない。


でも、それが私だから。それでいい。


TwitterでD_morning、pho_wordsを始めました。
恥じらいなく発信できるようになったのは、
みんなが光を当ててくれたからだよ。
12月 100人目の待ち人。
「未来の待ち合わせ」。
やっと会える99人の同期。
12月12日13時。
みんなに会いたくて、「待ち合わせの場所」に向かった。


講義中の言葉。
「未来と待ち合せしていたのは、現在のあなた。」


胸を衝かれた想いだった。
そして、ふふっと笑ってしまった。


「お前だったんじゃねーか。」


「停滞感を打破したい」と思って踏み出した一歩が、
いつの間にか遠くまで運んでくれていた。
今の私は、半年前の私からの贈り物のように感じられた。


同期24人のプレゼン。
企画書やSNS、講義中のお話などで、
さまざまに悩み、考え、進んできたことを、
ほんの少しだけ垣間見させてもらったからこそ、
言葉が熱を帯びていた。かっこよかった。


私自身のプレゼン。
BUKATHUDOで聴いてくださった方も、
オンラインで聴いてくださった方も、
まっすぐに聴いてくださったこと、
本当にありがとうございました。
みんなを受けいれらる、
私を受けいれてもらえる、
優しい時間でした。

地図が優しく舞い降りた。

言葉を選ぶことで、生き方を選ぶことができる。言葉を企てることで、未来を企画することができる。書籍「超言葉術」に記したことでもありますが、どれだけ時代が変わろうとも力強くあなたを支える「行動、企画、発信」を身につける居場所にします。
(【満員御礼】未来に待ち合わせするための連続講座『言葉の企画2020』やります。より)

生きていれば何度も、
道に迷いそうな時、
何か新しいことに挑戦する時、
結局最後は自分で決断しなければならない時が、
来ると思っています。

でも、大丈夫。
半年間模索し続けた「自分らしさ」に、
一旦の答えを出せたから。
それに、刺激を受け続けられる仲間も、
たくさんできたから。

困った時に拠り所となる場所は、
もうとっくに手に入れていました。

これからも、みんなと話すことで、
尊敬できるところを吸収していきたいし、
「自分らしさ」も、もっと鮮明にしていきたいです。

不格好でも行動し続けることで、
「元気にやってるよ」って、
阿部さんにも平賀さんにも同期にも伝えていきたいです。

だいぶ長くなってしまいました。
12月12日、半年間を思い返しながら講義を受けて、
みんなのプレゼンを聴かせていただいて、
これからのことを考えながら、
ぐっちゃぐちゃに感動していました。

ほんの少しでも、
整理できたかな?
また進めるかな?

まずは、「見つけられる人」になるために。
2021年も走り続けたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
2020年、大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください!

日々感じたこと、ほんの少しでも誰かのためになることを なるべくやわらかい言葉で伝えていけたらと思います。 これからもどうぞよろしくお願いします。