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まず始めに ~1学期に始めたこと~

ICT利用前の授業

【プリント】
 教科書にあわせて穴埋め式の授業プリントを作成した。
 画像を多く取り込むため、Justsystemの一太郎をもちいた。
 穴埋めが目的になってしまうことを避けるためプリントの完成版を
 ClassiやGoogleで配信した。
【スライド】
 作成したプリントに沿ったないようのスライドをMicrosoft Powerpointを
 もちいて作成した。


観点別評価

今年度(2022年度)から高等学校でも観点別評価が始まった。今年度に備えて昨年度から試行的に活動はしていた。同じ科目の先生と協議を重ね、観点の資料となるものをどうするかを試行錯誤的に決めて、授業で行うようにした。行ったものは以下の通り。


資料1
  授業で学ぶ単元の内容で知っていることをプリントに書き、
 それを集め、単元の内容について学んで知ったことを学ぶ前と比較して
 書く。
資料2
 単元の内容について80字以内でまとめる。
資料3
 実験レポート(考察する)
資料4
 探究レポート(課題について考える)
資料5
 小テスト(定着度を測る)


以前(観点別評価前)から変わったこと

 資料3~5は以前から行っていたが、資料1、2を加えただけで私の身の回りには、常に大量のプリントがあるという状況になった。また、送れて提出する生徒や欠席したために後から提出せざるを得ない生徒などもいるため、私自身に整理術と早い段階での処理対応が必要になった。
 まず、集めたプリントはできるだけ早く添削し、スキャナーでデータ化して保存するという作業を行った。クラスごとで1つのファイルにすると、フォルダ内でもすっきりするし、わかりやすい。この作業をすることで身の回りはすっきりはしないが、プリントまみれになることだけは免れた。ただ、資料1に関しては、単元前に書いたプリントをそのまま単元後にも利用するため、手元に置いておくほかなかった。
 ここでICTを利用したかったのだが、どのようにするか良いアイディアが浮かばなかったため、ズルズルと月日が経つこととなってしまった。本校ではClassiとGoogle classroomを使用しているが、私はこれらをもちいて連絡や資料配付するくらいにとどまっていた。夏休みの課題にclassiのアンケートを利用して、記述式の解答を集めて集約したものを生徒に配付する程度だった。他の同僚の先生に聞いても、欠席した生徒のために授業を撮影したものをGoogleで動画配信するするなど、私が行っていない活動は聞かれたがプリントまみれ解消にはつながらないものだった。

転機となったもの

 6月上旬に出張で「New Education Expo 2022」に行き、校種は異なれど、事例を聞いたことで、私の中のやる気スイッチが入った。ミスしてもいいから授業のICT化を図ることにした。来年度(2023年度)から本校もGIGAスクール構想の1人1台端末による授業が始まることもあり、今やらなければ、さまざまなことに間に合わなくなると感じた。また、来年度からはClassi、Googleに加えてMicrosoft 365も利用できる(Microsoft 365は既に利用環境があるが、生徒のID配付を行っていない)ので今のうちに課題を知った方がいいとも考えた。

ICTをもちいた授業で行ってみたこと

 資料1~4をプリントから、Google Formを利用して配信することに変更して行った。資料1の「授業前に知っていること」はやめた。そのかわり、単元で学んだことを書くときに、学ぶ前に知っていたことを書き、知識の変化や習得についてまとめさせた。
 資料2~4も同様にGoogle Formをもちいた。Google Formの集計をCSVでダウンロードしたものをMicroft Accessに取り込み、私のコメントと評価を加えたものをレポート処理し、印刷したものを生徒に配付するようにした。
また、印刷したものと同じ内容のPDFファイルも作成し、以前と同じようにファイル保存するようにした。

課題

 現在はGIGAスクール導入前なので、BYODに頼るほかなく生徒のスマートフォンの状況に左右される。学校には10台教員が使用できるiPadがある。私個人のiPadと2台用意しておくことで何かあったときの対応ができる。今まであったこととして、スマートフォンがない、月末で通信制限が起きたなど。

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