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新卒1年目に転職した私のリアル【その②】7~9月

今回は、新卒1年目に転職した私のリアルその①で書いたものを時期ごとに深く振り返っていこうかなーと思う。

※転職の具体的動機とか感傷的なやつはこちら

7〜9月は新卒研修も終わって現場配属になったころ。前職に苦しくなりはじめて、検索ワード「転職」でリサーチが始まった時期です。

この時期のリサーチは主に本で、本屋さんで気になった本を片っ端から読んでいた思い出がある。

それではいってみよう!

1.この時期読んでた本を振り返る。

この時期読んでいて印象的だったものをまずは2冊紹介したいと思う。

自分の過去のメモとかiPhoneに残ってたやつなのでほんとはもっと読んでた気がするけどとりあえず。

1冊目はこちら

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主人公が今のままでいいのか?と悩みながら転職活動をしながら物語が進んでいく。

ここには「緊張と調和のバランス」とか他にもいろいろためになるフレームワークとか考え方がいくつか出てくるんだけど、それより何より私がいいなと持ったのは、「あ、みんなこういう風に当たり前に悩むのか。私だけが無知なわけじゃないし、私だけが優柔不断なわけでもないんだ。」と安心感を与えてくれるところだ。

だいたい転職活動をしていて常についてくる不安は「このままでいいのだろうか」「この選択は間違っていないだろうか」の2つだと思う。

これには明確な答えなんてないし、極論やってみなきゃわかんないとしか言いようがない。

でも、それでもそうやって不安になるからこそ同じような経験をする他者の存在に安心するのだと思う。

なので、そんな感じの気持ちになったら読んでみるのもいいかもしれない。

2冊目はこちら

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こちらも上記と同じような事例として読むのがお勧めだけど、この筆者は前者より結構ハイスペックな方というか、経歴もすごい。

それがこんな感じ。

「慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、コーン・フェリーに参画。現在、同社のシニア・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。」

見てるだけでほえ~~(^_-)-☆という感じだけど、大事なのは、「こういう人でも悩むんだぁ~」という実感値だと思う。

これだけの華々しい経歴の持ち主でも、合わない会社があるんだという実例がなんだか自分に勇気を与えてくれたのが懐かしい。

とにかく上記2冊からわかるのは意外と大人たちも進路に迷っているし、転職はすごく大きな壁で、めっちゃ悩む、ということだ。

これがわかって私はなんだか肩の荷が下りたし、そんなに構えなくてもいいや、といい意味で気楽になれた。

2.この時期考えていたこと

この時期考えていたことは、「とにかくしんどい、辞めたい」以上だった。(笑)

よく「前向きな転職」がいいというけれど、1年目で、まだ4か月しか社会人をしていない私には前向きも後ろ向きもなかった。

だってすべてが初めてだったし、「しんどい、やめたい」と考えた先にある解決策は「転職」ぐらいしかなくない??と思う。それこそ自殺とかを考える前にそれが出てきた自分ありがとう、という気持ちさえ湧いてくる。

これを書いてて思い出したけど、この時期辛すぎて「健康サポートセンター」とやらに相談したこともあった。

どの会社にもおそらくあると思うんだけど、第三者機関で従業員の心の悩みに寄り添ってくれる系の部署だ。

就業中にこそこそ会社のネットワークで調べて、フォームを書いたらすぐ予約できた。あとは日時を指定して、休日に渋谷の喫茶店でその担当の方とお会いしてお話した。口調のやさしい、穏やかな、まさに「こころのサポート」という職種の似合う女性だった。

冷たくておいしそうなフロートアイスコーヒーを頼んだ。この際だからいいやつ頼んでやるぞ、という謎の会社への対抗心があったのを妙に鮮明に覚えている。

でも、喋りながら涙をこらえるので必死で、実はあんまり味なんて覚えてない。むしろアイスじゃなくってさっぱりしたのにしときゃ良かったと思った。ただの事実を述べるだけでもそれくらい苦しかった。

1時間ぐらいお話して、でも結論はその方は第三者機関だから実名を出して何か訴えることもできないし、やるとしたら自分でこれが嫌だと訴えにいくしかなさそうだった。そうじゃないなら休職という選択肢もあると知った。

意外と世の中は甘くないし、あくまでみんな主張できる範囲や守れる範囲は決まっているのだと感じた。

そうだ、ここは会社という組織だ、とこの時実感した。

とはいえぼーっとしているわけにもいかないので、帰りの電車で「休職」でリサーチをするのだった。

続く。


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