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今月の書籍ランキング #10

こんばんわ!今回のランキングは11月の真ん中を過ぎてしまいました…。かなり反省しております。残すところ、あと2回なので、旬を過ぎた投稿にならないよう、最期まで頑張ります!

さて、内容としましては、前回の宣言通り「IoT」「5G」のことばかり勉強していました。すっごく偏っていますがあしからず。

それでは10月のランキングをご覧くださいませ。

【ルール】
1,漫画は入れない
2,小説は入れない
3,その月に読了したもの


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10,ディープテック 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」:丸幸弘
5GやIoT、AIについて勉強している時に出会った本です。
タイトルのディープテック(Deep Tech)とは=テクノロジーを使い、根深い課題を解決していく考え方や、その活動を指します。

というと…?
本来かなり、ルールがあるのですが、こちらの本は既存の技術で大いに役立ってきたケースを紹介しています。
横井軍平さんの「枯れた技術の水平思考」を思い出すと良いのではないかと思います。

東南アジアやアフリカなどの社会問題を日本の技術やスタートアップの課題を解決できるヒントが隠されています。


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9,「5G革命」の真実 5GENEROSITY通信と米中デジタル冷戦のすべて:深田萌絵

タイトルのような深刻性はあまりないです、こういうのが好きなオジさんたちを狙ったのだと思います。内容としては、頭から5Gの特徴を順序よく解説してくれます。

ただ、解説系のものだとこの後のランキング上位の書籍の方がうまいので、急にこれに手を伸ばさないほうが良いと思います。

この書籍の特徴は中国の5G事情を教えてくれることです。
GAFAと中国企業の関連性や、世界の次世代通信規格の特許確保数の多さなど、驚異的な事実を列記しています。

米中の摩擦や、6Gに向けて動いているアメリカとの関係性を使って、どうやって僕たちは「稼ぐ」のか、もっともっと勉強が必要だと意識付けられます。

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8,IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書:八子知礼
まず、わかりやすいです。
そして、タイトル通り教科書なので勉強するにはうってつけだと思います。
何せ、こちらは言葉の意味すらわかっておりません。

歴史については、我々ビジネスマンはそれなりに知っていれば良いかもしれませんが、市場規模や予測数値なんかも記載されていて、有効な情報がたくさんあります。

内容はきちんと図解で説明されており、それぞれの技術の違いや特徴も教えてくれるので便利です。
ただ、やっぱりちょっと難しいんですよね。

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7,5Gビジネス:亀井卓也
こちらは分量も多くないですし、比較的に読みやすい5Gビジネスの本だと思います。ここまでストレートなタイトルっていうのも良いですよね。

各社で既に行われている実践的なテストやこれまでの事例、今後のインフラにどういった影響があるのかなど基本的なことを広く知ることができるので、僕みたいな「まずはなんとなーく知りたい」という人には、すごくいい本だと思います。

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6,5Gワールドへようこそ!:日経TECH
「とくかく色々と読みたくない」「わかりやすい本がいい!」という、そこのあなた!そんなときはこちらを御覧ください。

本当はこの手の書籍をランキング入りさせるかはすごく悩みましたが、
時間も無いし、それでも勉強したいという人には、結局こういうのが良いのではないかと思い、7位に入れました。

8位であったことを写真と図解でめちゃめちゃわかりやすく、最新の事例を満載に今後期待できることを解説してくれています。

これを読めば良いと思う。

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5,2時間でわかる図解「IoT」ビジネス入門:小泉耕二
僕が一番オススメしているIoTのビジネス書です。
教科書っぽくもないけれど、ケース・スタディと概念も充実しているので、わかりやすい書籍です。

センサー・クラウド・AIなど、わかりやすく簡略化した図解になっていて、僕のような文系人間でも十分に理解を深めることができました。

「センサー」→「クラウド」→「アクチュエーション」という流れからサービス提供する重要性を説いており、モノのアクチュエーション(ヒトへのフィードバック)により何の課題解決が行えるかを体系的に教えてくれます。

IoTビジネスに興味のある方は、是非、読んでみてください。

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4,ビジネスモデル症候群:和波俊久
秋から、Startup Leadership Programというプログラムに通っています。30歳を過ぎてから、土日の午前中を使って勉強することになるなんて思ってみませんでしたが、成長を実感して充足しています。

こちらは、その中で出会った本なのですが、僕のように行きあたりばったりでビジネスをしている人間からすると驚きの内容でした。

立ち上げから関わってきたGENEROSITY(SnSnap)で経験したことを再確認する上でも、すごく有用な時間でした。自己分析は大人になってからの方が重要だと以前から感じていましたが、ビジネスの観点からも今、自分がやっていることは間違っていないのか、これまでやってきたことは正しかったのか振り返ることが大切なこともあると思います。

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3,ハートドリブン:塩田元規
アカツキの創業者が書いた書籍です。思いっきりNewsPicsぽい感じになっているので、「苦手」だという方もいらっしゃるかもしれませんが、売れているのし読まねばなりません。

内容としては、表紙を見ての通りビジョナリーなことが列挙されています。
成功したから言えるという部分は数多くあると思いますが、成功したからこそ、きちんと自分なりに解釈をして身に付けないといけないと思い、ランキング入りさせました。

カッコイイことはたくさん言っているのですが、やっぱりハードワークしているのです。自分たちの事業領域である「エンターテイメント」を自社の中で定義して、事業に合わせた組織のあり方を説いています。

全部が全部、全ての会社にマッチするとは到底思えませんが、自分たちなりの定義や解釈、そして組織づくりをすることで企業は成長するのだと思えました。

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2,SNS変遷史:天野彬
この4年半、ずーっとSNSマーケティングをやってきた僕にとっては良い意味でまとめてもらった書籍でした。
こうやって順を追って時系列になると、これからの流れとかボヤッとだけど掴める感じがして良かったです。

僕としては、SNSを広く捉えてくれているところが特に役立ちました。
Instagram・Twitterについては文献も多くなっているし、LINEは機能的なことばかり書かれていて、分類分けが難しかったので
Youtube・TikTokも含めて丸っと「SNSって何なん?」と定義づけてくれているところは納得感あって良かったです。

その他、キーワードを下記に残します。

SNS活用の3つのM
Monitoring:ユーザーの動向や流行を観察する
Mingle:ユーザーと交流する
Measuring:測定する

Attentionとは
アテンション(注意・注目)は現代で最も希少で重要なリソースであり、スマートフォンなどの機器やインターネットサイトの多くは、人のアテンションを盗む。ように設計されている。

まとめサイトやキュレーションメディアなども、短いアテンションで得られる情報が重要になってきた。情報流通の仕組みそのものが、スマホユーザーの短いアテンションに対応するようになっている。

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1,仕掛学:松村真宏
すみません。やっぱりこういう内容が僕は好きなんです…
ガッツリ私情が含まれています。

ただ、本当に面白い。8月に紹介した任天堂の岩田さんのエピソードにもありましたが、「なんとなくをやってはいけない。」行動に意味を持たせ、狙いをつけることで、課題解決に導ける。

それはエンジニアやデザイナーだけではなくて、どんな仕事にも繋がると思う。「何故?どうして?」を繰り返せば、必ず良い方向にいく。
僕はこの書籍を通して、より強く感じることができました。

ここでも、いくつからのテクニックを下記にまとめました。
*オズボーンのチェックリストは長いから読んでください。

アナロジー
アナロジー:物事の類似性のこと。知識や経験から類推出来る事柄を利用する。

仕掛けの組み合わせ方
公平性(Fairness)
誘引生(Attractiveness)
目的の二重性(Duality of purpose)

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冒頭にも書いたように、「5G」「IoT」に関連する本をかなり読み込みました。2020年からブーストが掛かるであろう、この2領域については、メディアでも取り上げられているし、企業もチカラを入れていることもわかるのですが、関連する仕事をしていないと思ったよりも知識が入ってこないので、集中して取り入れました。

入門系の書籍をランキング入りさせているのは、超文系の僕でも理解できたからです。エンジニアとかそれに関わってきた人からしたら、物足りないかもしれませんが、気になる方は是非、手にとって見てください。
これからの時代に向けて一緒に準備をしましょう。

来年からは新しいチャレンジも待っているので、もっともっと沢山インプットとアウトプットに時間を使っていきたいと思います。
もう2020年はすぐそこです。よろしくお願いします。

適当にやっておりますが よろしくお願いします