見出し画像

League of Legendsにハマる人、ハマらない人。

こんにちは。安室有希です。
私が普段遊んでいるLeague of Legends(以下LoL)というゲームの最大の欠点を見つけてしまいました。いや、薄々気が付いてはいたんです。もう私には関係ないし...なんて思って蓋をして来た事を言語化しようと思います。

「実はこのゲームつまらないですよね!!??」

 勘違いしないでください。とても競技性が高く奥が深いゲームですし、私も5000時間以上このゲームに費やしています。本題に入る前に、ここで少しだけ自分語りをさせてください。
 私がLoLを始めたのはシーズン5の前後だったと記憶しています。新しく遊ぶゲームを探して適当に調べていると、検索にヒットしたので「このゲームすごい人気らしいよ」くらいの理由でLoLを始めました。

 最初につまづいたのは特殊な操作性でした。スキル?AA?とか以前にキャラが動かせません。そんなわけないだろ。と思われるかもしれませんが、実際に私がチュートリアルを終わらせるまでに3時間かかりました。これほどまでに時間がかかった原因を挙げると

・英語が読めない。
・操作が特殊で難しい。
・唐突にアイテムを買わされるが、意味がわからない。
・同様に何を買えばいいのか、わからない。
・そもそも何をするゲームなのかわからない。

画像1

これをいきなり渡されて何がわかるっていうんですか。

 何はともあれ、1番の問題点は「わからない」ことでした。今でこそ日本語化されマシになったとはいえ、最初から「このゲーム楽しいね!」なんて言っている人がいたら心配になりませんか。

初心者に立ちはだかる壁(私調べ)
・ルールがよくわからない
・とにかく操作が難しい
・AIが強い
・高頻度で紛れ込んでくる高レートだと思われるサブ垢の人たち。
・蔓延る業者のBOT

 LoLというゲームを人に勧めても、楽しさがわかるまでボコられ続けて、それを耐えて遊んでもらう必要があると私は思っています。(よほど向上心や反骨精神がない限り)このゲームつまらないと思って辞める人も多いのではないでしょうか。

 とはいえ、その複雑さこそがLeague of Legendsの奥深さであり面白さを形作っています。他のゲームと比べてみると、任天堂のマリオブラザーズなんて長くても5分あればゲーム性を理解することができます。複雑なゲームでいうと麻雀や将棋はもっと理解に時間がかかるかもしれませんが、それでも将棋の駒は150種類もないし、麻雀の牌はアイテムを積みません。総評としてLoLというゲームに対して言えるのが、始めるまでのハードルが高すぎる。

 最近では、プロシーンも盛り上がりを見せてきたこともあり、PCでゲームをしている人の大多数が名前だけは知っているのではないでしょうか。しかし現状は、一人で始めてランク戦に行ける30レベルまで根気強く続けられるようなゲームではない(と私は勝手に思っています)。それでも私はLoLの楽しさを色々な人に知って欲しいし、多くの人に遊んで欲しいです。

 そのためにはどうしたらいいのか。やはり競技シーンが入り口として大きな役割を担っていると考えました。少し話は変わりますが、執筆当時ラグビーW杯が日本で異様な盛り上がりを見せています。「アジア初の開催」などのプレミア感や数年前から五郎丸選手を中心にラグビーの注目度が上がりはめた世間に、これでもか!!!ってほどの宣伝を目にするので、この盛り上がりは成るべくして成ったという感じがしますね。ところで、視聴者の何%がラグビーのルールをきちんと知っているのでしょうか、ちなみに私は「前にボールを投げてはいけない」程度の知識しかありませんが、楽しく視聴しています。

 この「よくわからないけど面白い」感覚をLoLのプロシーンでも引き起こすことはできないでしょうか。ちなみに、ラグビーを視聴している際、反則等で試合が止まった時に画面上にテロップが出ます。

スローフォワード
前にパスを出してしまった。相手ボールのスクラムとなる。

みたいな。LoLだったら、

インファーナルドレイク
「物理、魔法攻撃力がめっちゃ上がる。」

のようなテロップが出ると知らなくてもわかりやすいかな。って思ったりします。ざっくりとでもルールを認知して貰うことができれば楽しさが伝わる(...かもしれません)。

 直近でも、日本代表が出るWorld Championship 2019グループリーグの試合が10月2日から始まります。今回、パブリックビューイングを企画させていただいて、皆様のご協力によって沢山の人にLoLのパブリックビューイングの存在を認知していただけました。元よりLoLを知っている人はもちろんですが、その過程でFPSや格闘ゲームなどの界隈に所属する方もきっと目に止めてくれたはずです。足を運んで会場で楽しんでいただけるのが一番嬉しいですが、

「よくわからないけどLoLってゲームが盛り上がってるらしい。」そう思って少しでも興味を持っていただけると心より嬉しく思います。
 また、このゲームは直接遊ばなくても、観戦だけ楽しむこともできます。だからこそきっかけは何であれ、LoLというゲームの「面白さ」の根幹にある戦略性やキャラクターの多様性など、奥深い部分を感じて欲しいのです。




 オチがあるワケではない。加えて、皆んなでLoLの楽しさを広めていこうよ。そんな一心でダラダラと書き綴った文章ですが、残念ながら具体的な案がある訳でもありません。「こうしたら面白いんじゃない?」とか「こんなイベントやって欲しい」などの意見、感想があったら是非メールかtwitterまで送ってください。喜びます。


本を!買います!!