King Gnuさんの『ねっこ』を歌ってみた
先週YouTubeに歌ってみた動画を投稿しました。
その際の所感を少し綴ります。
楽曲は約1年ぶりの新曲
歌ってみたのはKing Gnuさんの『ねっこ』(TBS日曜劇場 ドラマ『海に眠るダイヤモンド』主題歌)。
数日前にYouTubeにMVが公開されました。
ボーカルの井口さんの儚く擦り切れるように切ない歌声が、美しいメロディに溶け込むとても素敵な楽曲です。
歌詞に感じる儚さと力強さ
「ささやかな花でいい 大袈裟でなくていい」と自身を目立たない花に例えながらも、「あなた」と共に強く根を張り生きようとする逞しさが伝わってくる内容です。
個人的には「時の歩幅が大き過ぎるから 今日も倦んざりするほどにこの身の丈を知るの」という部分が秀逸だなと思いました。
時の長さを歩幅で感じることにより一層、身の丈の短さを痛切に感じられるような気がします。
歌ってみた所感ー高音が割れるー
井口さんのように儚く切ない感じの歌い方とは違って、強めの発声で重めの雰囲気になってしまいました。
もう少し胸に力を入れて息多めに、声を絞り出すように歌った方が良かったかもと反省。
一番苦戦したのはユニゾンの高音部分です。
何とか声は出たものの、強く響きすぎて音割れするので困りました。
幾らマイクから距離を置き録音しても音が割れてしまうので、0.8畳の狭い防音室でどうするか考えた結果、マイクに背を向け後ろ向きで録ってみることに。
完成品はMIX師さんが綺麗に仕上げてくださいました。
録音後にボイトレの先生に相談してみところ、後ろ向きで録るのもあながち間違いではないとのこと。
歌にしても楽器にしても、必ずしもマイクを側に置いて録るのが正解ではない様子。
クラッシックな声楽ではマイクからかなり距離を取って録音するのだとか。
声量を考えたら納得です。
楽器でも音の伝わり方がクリアになるからと、ギターアンプを倒してスピーカー部分を天井に向け録音するアーティストがいる等、録音現場では様々な工夫がされているそうです。
歌い方も録音技術についても勉強になった作品でした。