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脂身だらけのサービスはいらない


以前、どこかのお店でスタッフがしゃがみこんで接客してくれるお店があった。
しゃがみこんで接客していいシチュエーションはお子様相手か小上がりにお客様がいる場合だけなんだけどそのお店はそうじゃなかった。
(お客にお叱りを受ける時もあり得るけど今の時代はほとんどあり得ない)

これをやってしまうとお客側が恐縮してしまう。
しゃがむ、というのは
「お客様、あなたは神様です」みたいなことだと思うけどやられる側の気持ちを考えていない。他者目線がない、という時点でサービスとしてはあまりよくない。


例えば、注文したドリンクに髪の毛が入っている、ということは可能性がゼロではない。お店の人のかもしれないないし、お客のかもしれない。
お店の人に伝えたところ謝罪してくれて、新しいものを作って持ってきてくれるかもしれない。さらにお会計も頂かない、と言われた上に、シェフが直々に改めて挨拶しに出てくることもある。
更にその上次回来店時にサービスが受けれるクーポン券までくれたとする。


そのお店にまた行くだろうか、と考えると行かないし、そのクーポンを使った時点で消費者としての威厳も誇りも失うのだ。
もはやマイナスイメージでそうゆうつもりではなく「髪の毛が入っていますよ」と伝えるわけです。
それ以上でも以下でもないのに、まるで面倒なクレーマー扱いで、行き過ぎたサービスは時としてマイナスになる。
普通に謝って作り直せばそれで良い。


引いて引いて引いて引くものが無くなったらそれがいいサービスだと感じる。

取り皿使いますか、も想定するべきだし、ホットかアイスも夏だったらアイスでしょ、とか。レシート使いますかもお財布しまってるんだからいらないよな、と想像するべき。お客様に負荷をかけない=清潔感のあるサービスな気がします。脂身だらけのサービスはいらない。余計な質問や言葉を使ってお客様に張り付かない、そうゆうのいい。

もうこのへんはプロの方それぞれ、信じてるものがあるから、あくまでも個人的なことだけど。

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