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コロナウイルス 対 飲食店

先日、東京は雪が降りました。

3.11の時僕は仙台にいたのですがその時も奇しくも16時くらいから雪が降り出しました。

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今日は飲食店のコロナウイルスとの付き合い方(考え方)について書いてみたいと思います。まだ現状では乗り越えたわけではないのでその付き合い方の答え合わせは終息後、になりますが現段階でのうちの方向性を示しまたいつか「疫病の流行」があった時に今お店をやろうとしている方達が将来同じような事態に遭遇したときのヒントになればいいいなと思います。

コロナウイルスと飲食店

さて。

コロナウイルスが全世界で猛威を振るっていて一向に終息する気配はありません。
特に首都圏の飲食店は甚大な被害を被っています。僕自身1月末くらいの段階では甘く見積もっていましたし、きっと多くの方がそうだったかもしれません。

ここから首都圏、地方問わずコロナウイルスとの持久戦に入っていくわけですが国からの補給は望むべくもありません。
食肉や水産、観光などの代表が国会に送り込まれているのにも関わらず飲食業はそれがないからです。
だから飲食店やイベント会社への営業補償などはないのです。これからもないでしょう。
あっても融資(借り入れ)や税金の減免くらいだし、それが国民が投票した結果なのですね。いいか悪いかは別にして。

補給がないので自分たちで「新たな補給源」を生み出すしかない、というのが今のところ、僕の結論です。
国からの営業補償のようなものが出てくれば一番いいのでしょうがひとまず「なぜ営業補償がないのだ!」と言っている時間が無駄でしかないので他のことを考えてみようと思います。

飲食店はこれまで飲食物を店舗で売ることで生計を立ててきました。ECをやっているところもありますが基本的には現場ありきで、サードプレイスとしてのカフェですらも「時間を売る」と言いながら値札がついているのは現場で販売する飲食物です。この向かい風どころか大嵐の今だからこそ、そこから無理矢理にでも脱却するタイミングなのです。飲食業の働き方改革とも言えます。うちも現段階では店舗の営業を止めてしまえば売上のほとんどは消えてなくなります。

「安定は狂気である」

まだ遅くはありません。


このマガジンはカフェの経営にまつわる話を書いていくマガジンです。
僕自身の仕事や、東京店舗の進捗(普段書くことのない途中経過など)の話も書いていきます。店舗の進展については変化が大きいので1ヶ月後にそれまで書いたことが白紙になる事もあります。ごめんなさい。
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自分の中の矛盾

毎日instagramを更新しています。

東京店舗の完成はまだ先ですので今は仙台にのみ店舗があります。
残念ながら、先日ついにお店の近くの飲み屋さんで感染者が確認されしまいました。


そんなことがあった矢先にインスタグラムのアカウントで
「21時までオープンです」
と書きながら感じたのは、大いなる自己矛盾です。
もう一人の自分が”そんな悠長なことを書いている場合なのか”と問いかけてくるのです。
コロナウイルスを終息させたいのに人が集まる場所を開け続けることは何か間違っているのではないか?と感じるようになったのです。
コロナウイルスとの戦いと店舗の営業は独立したものではなく密接に絡み合っていてひとまずコロナウイルスの対策をしないとそもそも経済活動自体が成立しません。

もちろん従業員の生活を守ることは売上を立てることで達成されるのでそこに経済活動的な矛盾はないのですが生きていれば立て直しは聞くけど死んでしまったらそれはできないよな、と思うのです。
(自宅に3世代で住んでいるスタッフもいる)
感染力の強さはもうデータが証明していますね。稀ですが若くても亡くなってしまう。死に目にも会えず火葬されるなんてあまりにも無念です。

ここで頭に浮かぶのは

①営業する=売上が出る
②営業する=感染を広げる可能性がある
③営業しない=売上が下がる
④営業しない=感染リスクが下がる(お客様もお店も)

ということですが、大概の飲食店はここで①と③が結びつくので営業をするという選択肢を取ります。
補給がないのだからそれは正しいですし、責められるものではありません。

でも考えてみると
⑤営業しない=感染リスクが下がる=売上がある
という全く新しい図式があれば一番いいのでは?ということです。

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お店にも来てくださいね〜〜!!