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3Dプリンタでコーヒーを入れる箱をつくってみた

最近、デカフェならコーヒーが飲めるということが分かりました。胃が痛くならないって素敵!またひとつ嗜好品が増えました。やったぜ。

自分でコーヒーを淹れるなら、一杯立てのドリップコーヒーが好きです。あの、マグカップに引っかけたら、あとはお湯を注ぐだけでできるやつです。味というよりも「ちょっと集中してゆっくりとお湯を注ぐ動作」が私の休息には必要なのです。でも洗い物は極力増やしたくはない。そんな感じの妥協点です。

というわけで、それを収納できるケースを作りました、という備忘録です。

どうせならと透かしの七宝柄にしました。好きなので!


①構想を練る

紙にざっくり書いていきます。アナログの手書きの方が考えがまとまる気がするんですよね。不思議。

今回は私が普段よく飲んでいる個包装のものが入るくらいのサイズにしました。
UCCの一杯立てのカフェインレスコーヒーとルピシアさんのおたよりの紅茶とスイスミスのココアとブレンディのカフェラトリー…くらいかな…?リントンズの紅茶と各種日本茶とハーブティー系は別で保管しているので、たぶんこれくらいでいいはず…しまった、カップスープもだった…!

前回の七宝柄の指輪は、これのサポート材の要不要の判断のためでした。
透かしの七宝柄はサポート材不要でいけるみたいなので、そのまま作成することにしました。


②3Dデータをつくる

Autodesk Fusion360とAdobe Illustratorを使用しています。

箱のサイズのモデルを作成して、七宝柄のDXFでくり抜いて作成します。

押し出しのときに、七宝柄のスケッチ全選択してから残す部分を選択解除すると楽にできます。

今回は上面と外側の角を丸くしました。
あとは仕切り板とそれをはめる出っ張りも作成します。


③3Dプリンタで出力する

QIDI X-One2 を使用しています。今回は白色のPLAで、レイヤーの高さが0.2mmの全て初期設定で出力しました。

出力時間が10時間弱だったので、きちんと出力されるかドキドキしていました。小心者なので。ここ最近は組み立て式でひとつ1~2時間程度だったので余計に。
無事に出力できてよかったです。


おわりに

かわいいですね。いや本当にかわいいな。

サポート材なしでこれは結構綺麗なのでは…!よく見るとガタガタですけれど。よく見なければ綺麗なので、私はこれで良いな。かわいい。

半分で仕切るとコーヒーが一袋分(ぎちぎちに)入って、四分の一のところで仕切るとスティックタイプのものが(若干斜めに)収まる感じにできました。満足です。
四分の一のところでカフェラトリーだと7本くらい入るので、一箱分収まりそうですね。一箱8本入りのものだと一杯飲んだらいいですしね。中身が下に偏っていたら入りにくい感じです。振ってください。

仕切り板が少しゆるいかもしれません。仕様です。

Thingiverseに3Dデータを公開しています。


これは七宝以外に、矢絣とか毘沙門亀甲でも、サポート材不要でできそうですね。気が向いたら作ります。

この白いフィラメントは三つ足で透かしの模様が入った香炉型の入れ物用にと購入したものなのですが、なかなかそちらの作成に手をつけられていないという…頭の中にはずっとあるので、全部作ってしまって早く楽になりたいものです。
ひとつ作るとしばらくぼんやりしてしまう癖は、少しばかり厄介ですな。


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