3Dプリンタで矢絣柄の箱をつくってみた
前回の記事で、気が向いたら作ります、と書いた矢絣柄の箱をつくりました。えぇ、気が向きましたので。
その備忘録です。
Thingiverse でダウンロード数とか見れる解析ページを発見して、思っていたよりダウンロードしてくれた(≒私の作品を現実に出力してくれた)方が多かったので、ウキウキと作りました。作品は私の子供みたいなものなので嬉しいですね。見知らぬ誰かの手元でかわいがられて使い倒されておいで、という気持ちでいっぱいです。
♡とダウンロード数は特に比例しないことも分かったので、本当に解析ページを見つけてよかったなぁと思います。
①構想を練る
箱のサイズは前回の七宝柄と同じです。
今回もサポート材なしで出力できるようにしたかったので、矢絣の斜めのラインは45°にしました。
あとは仕切り板をさしたときにデザインに影響がでないよう、縦のラインと同じ位置にしました。矢絣は縦のラインも特徴的ですので。
前回より仕切り板の厚みを薄くしたので、七宝柄との互換性はありません。
②3Dデータをつくる
Autodesk Fusion360とAdobe Illustratorを使用しています。
前回と同様に、箱のモデルを作成して、イラレで作成した矢絣柄のDXFでくり抜いて柄をつけました。
③3Dプリンタで出力する
QIDI X-One2 を使用しています。
前回と同様に、白色のPLAで、レイヤーの高さが0.2mmの全て初期設定で出力しました。
サポート材なしで大丈夫そうね、と一安心していました。ここまでは。
④途中で出力が止まったのでトレーとして使うことにした
こちらが私の3Dプリンタにおける最初の失敗になりましたね。もじゃではなかった…!
おそらくフィラメントが途中で折れてしまったのだと思います。ちょっと吸湿していたところに、雨の日の湿気がとどめだったのかな、と。
違う部屋で作業していて、異変に気づいたときには数ミリ上を空回りしていましたね。とてもかなしかったです。
ひとまずこれはこれで使うことに。捨てるのももったいないですしね。
そのままだと引っ掛かりがすごかったので、フォロイーさんに教えてもらって、端を丸くするためにライターで軽く炙りました。
えぇ、焦がしましたとも。まぁ、これはこれで味があるというものです。
とりあえず、コピック下のごちゃごちゃしたものを入れるトレーになりましたとさ。めでたしめでたし。
⑤3Dプリンタで再出力する
気を取り直して、晴れの日に再出力しました。
無事に終わってよかったです。出力時間は約11時間でした。
かわいいのでは…!!!!
おわりに
箱の中に飲み物とか入れると、箱の柄が引き立っていいですね~
仕切り板もちょうどいい感じですね~
七宝柄と並べると更にかわいいですね~
失敗した時はどうしたもんかと思いましたが、終わりよければすべてよし、です!
仕切り板が少しゆるいかもしれません。仕様です。
Thingiverseに3Dデータを公開しています。
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