伝えるときは相手のわかる言葉でつたえるよう心がけましょう

人を理解させる、人に理解してもらう
自分でない人に対して行うこととして、一生出てくるアクションだが、
とかく難しいものです。それが他人だろうが、血のつながった子供だろうが、親兄弟だろうが難しさは変わらないと考えます。
身内の場合、血のつながりのあるといった"バイアス"が難易度を下げているだけであって、本質そのものは変わりません。

昨日息子のことで保育園に呼び出され、言われた一言はこれです。
「他の子と比べると言葉の理解が遅いようで、保育園生活が危ないため、
提携している病院へ受診させて、適用障がいの診断書を取ってきてもらえますか?そうすることで、加配保育士をつけられるので。。」
※下記内容は加配とはの参考文献です。

この件をうけて、妻はしばらく眠れないくらい考えこんでしまいました。
うちの子が「障がい・・」まさか。。
結論は加配のための申請を行う方向で進めています。
現状の制度等から多様性を認めるような教育方針(というよりも、見てあげられる余裕がない)ではないからです。
これをきっかけに、多様性を認めるような教育について調べるようになったんですが。

そうなった経緯を聞くと、
・お散歩のときにみんなは手をつないで一緒に歩けるのに、息子はダッシュで自分の行きたいところへ飛んで行ってしまう。
・保育園で先生が指示をしても反応しない。
総合的に見ると言葉の理解が人より遅れているのでは?ということで今回の打診となったようでした。そこで質問をしました。

「私」  ちなみに、息子にどのように注意してるんですか?
「保育園」道路に飛び出たら、トラックに衝突して死んじゃうから飛び出たらダメだよ!
「保育園」みんなとお外に出る時間だから●●君も準備して出ましょうね~!

あ、、、これは伝わらないな。と瞬時に理解しました。
3歳なって間もない子供に、大人の言語を使って話しても入ってくるはずありません。
例えばですが・・・道路に飛び出たら、トラックに衝突して死んじゃうから飛び出たらダメだよ! これは→
「ここから出たらおっきなトラックとゴッツンして、お母さんとバイバイしなくちゃいけなくなるよ~。会えなくなったら悲しいよね?だから先生(お友達)と手をつないで歩こうね。」
といったように、その子の"理解しやすい言葉"に合わせた言語で伝えないと入ってきません。
ご飯の前なんかに、「机片付けて~!」というと全力で無視・・笑
ただ、「おやつ食べるからおもちゃ片づけて~!」というと、
目にもとまらぬ速さで机のおもちゃをとりあえずどけて、
自分専用の椅子を隣の部屋からもってきて準備して座り、
「おやつまだなの~?」と親を煽る始末。
言葉そのものの理解はしっかりなされていて、なぜそれをやらなければいけないのかの目的が理解できれば、ちゃんと実行されるのを生活の中で見てきているので、そのように感じました。
保育園の思惑として、何かあった場合のリスクを減らしたいというところが
最もな理由かなと感じますが、それはそれで園側(リスク回避)と親側(リスク回避)との利害一致しているので良いのですが、少し乱暴な提案ではあるなというのが率直な感想です。身近に起こったことを記載しましたが、

これは3歳の子供だろうが、30歳の大人だろうが、原則は一緒で、大人の方が経験や知識があるため、始末は悪いくらいです。
上司や部下、同僚に理解を求める際に、同じような状況になってることって、ありませんか?自分ではないため、相手の理解しやすいような話の組み立て方になってますでしょうか?
私はよく、身近な例のたとえ話を用います。「●●を習慣化するのは、例えば、家に帰ってきたら風邪をひかないように手洗いとうがいを習慣化するのと一緒で。。」とかですね。
とにかく相手が入ってきやすいような内容に変換して伝えるというのは大切です。
また人によって、得手不得手の分野があります。
チャートに置き換えると各スコアが均一なチャートになるようなものを目指すのではなく、
営業が得意な人材は営業のスコアを徹底的に伸ばす、
事務が得意な人材は事務のスコアを徹底的に伸ばす。
といったように得意な分野の中において「与えられた役割で彼らがか輝けるような環境(配置含め)」を作っていく。そして役割に優劣をつけない。
そうすることで、スタッフ間で不平不満を減らすことも十分に可能かと考えます。



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