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感情の経済学-景気心理説

Yukiです。

消費増税もあり、2019年9~12月期GDP年率換算6.3%減となりました。2020年1~3月期GDPも新型コロナウイルスニュースの感染拡大もあり、日経新聞集計民間予測値平均が平均0.5%増、2019年10~12月期から2四半期連続でのマイナス成長も懸念されるとのこと目にしました。

そんな成長減速の中で、自分は勿論、このところ会社、業界、社会もどことなく暗い気持ちになっているなと感じている今日この頃でしたが、以下面白い記事を見つけました。

RIETI - 復活した景気心理説と新しい経済対策の可能性 RIETI - 復活した景気心理説と新しい経済対策の可能性 https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0261.html

景気心理説の説明として本文を引用させて頂きます。

100年近く前に主張された議論として、景気循環は人間の心理状態によって生じるというものがあった。この主張によれば、好況は、人々が過度に楽観的になってリスク愛好的になり、積極的に投資したり消費したり投機をしたり貸し出しを増やしたりすることによって生じ、不況は、人々が過度に悲観的になってリスク回避的になり、投資が減り消費が減り投機が減り貸し出しが減ることによって生じる。

景気心理説は立証は難しそうですが、直感的にはありそうと思えそうなものですね。ネガティブな感情と同様に、ポジティブな感情は伝染するようです。それによって不安が減少すると、社会全体がリスク愛好的になり、その結果として景気が良くなる、と。

既に超低金利の中、副作用が大きい日銀の追加の金融緩和にも限界があり、財政出動も将来の財政健全化へのハードルをまた上げてしまうことになりかねません。

メディアも危機やリスクを煽りがちな現代、景気減速・後退を乗り越えるために見直されてもいい政策、研究分野なのかなーなんて思います。

自分にできることとして、ネガティブな感情を広げず、ポジティブな感情を広げていき微力ながら自分の周りの環境だけでも経済の押し上げに貢献していきたいですね。


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