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ストレス対処のための「書き出す」技術

この所、世間ではコロナ禍などで混乱した状況が続いており、世の中も混沌とした情勢が続いている。自分では大丈夫のつもりでも、気が付くとよく分からない不具合に悩まされている人も多いであろう。人間の身体というのは、一時的にストレスに耐えられる様には作られているものの、長期間に渡ってストレスに晒されると耐えられなくなって不具合を出すようになっている。

今回は、文章を書くという方法を通じて問題を解決する(ストレスコーピング)のテクニックについて述べて参ろうかと思う。

自分の場合……

twitterとかブログで絡んでくれてる人なら知ってると思うが、僕は過去に仕事のストレスのせいで統合失調症を発症したことがあって、閉鎖病棟に入院していた経験もある。

それ以前でも、仕事で毎日深夜まで残業をした結果、強烈な鬱を発症してベットから起き上がれなくなり、這うようにして病院にたどり着いて鬱と診断された様な経験もある。

この、両方の経験とも、自分がいかにストレスを検知する能力が低いのかという事を後々になって気が付かされた。こうやって無理な働き方をしている最中は、自分がストレスを溜めているという事に気が付かないのである。むしろ、無茶な働き方をしている最中は、テンションが高くなってしまってパフォーマンスまで高まってる気がしていた。こういう高ストレスの環境で追い込まれている人は、自分自身で自分がストレスを溜めていると気が付きにくい。

僕が自分がストレスを溜めても気が付かない体質であると気が付かされたのは、障がい者雇用をする際にハローワークでの就労継続支援を受けて、何度か自分の働き方を見直すコーチングを受けて指摘されたからである。

自分がどういう状況で、何を感じているのか、気が付きにくい人はチェックリストなどを使って客観的に把握できるように仕組みづくりをする必要があるだろう。

人間はストレスに対してどのような反応をするか?

こちらは、以前、参考になるツイートがあったので、そちらを添付しておく。

まずは、自分がストレスを受けるとどのような反応をするのかを把握しておく必要がある。これは簡単に書いてはいるが、気が付きにくい人にはなかなか難しい。日記などのログを付けておき、日々の振り返りを行うようにすると良いかもしれない。日記の効用については下記の過去記事などが参考になるだろう。

ストレスコーピングにはどのような方法があるか?

ストレスコーピングについては、アメリカ心理学会(APA)が発表した、効果のあるストレス解消法と効果のないストレス解消法があるので、そちらを紹介したツイートを張り付けておこう。

ストレスコーピングの方法は人それぞれだけど、それも自分がどのような事でストレス解消できるのか、リストアップしておくといざという時役立つだろう。

後述するが、自分の場合にはブログで日記を書くことがストレスコーピングで一番役立ってる事だったりする。記事を書くこと自体でストレスする事もできるし、読み返してみてこの状況ではどんな風にしたら不調から抜け出せるのか振り返りを行うこともできる。他には睡眠を長く取ってやることがスランプ脱出には効果的な気もする。人間が不調なときには栄養をたっぷりとって沢山寝れば基本的には大丈夫なものだ。

書くことによってストレスコーピングを行うこともできる

僕は2016年ごろは、統合失調症の後遺症により起きている事もつらい状況が続いていたのだけど、ブログを毎日更新することで不具合から脱出する事ができた。ブログを書くことによって、かなり深いストレスのトラブルからも脱出する事が可能である。

かならずしもこれは、文章にして書かなければならないという訳でもなくて、トラブルを抱えている時にリストにして今抱えている問題点を書き出すことも、悩みを解決する問題解決の手段としては有効である。

何か、困った事があるときに思考を全部書き出してしまうダンプリストというやり方もあるので、今回はそれを紹介しておこう。

1.タイマーを用意して15分をセットしておく。PCを立ち上げて何かエディターを用意しておく。

2.15分間、ひたすら手を動かして頭の中に浮かんだ悩み事をすべて箇条書きで書き出す。

3. その書き出したリストを見返して、優先順位を割り振ってやるべきことはTODOリストに落とす。

こうやって、ダンプリストを行って今抱えているトラブルを実際に行動する項目まで落とし込んでおけば、抱えている問題を解消するきっかけをつかむ事が出来る。なにか悩み事がある時は、何もせず悩むのではなくて手を動かして言語化しながら考える習慣を付けることが重要だ。

まとめ

今回はストレスコーピングの方法として、言語化を行い実際の問題解決を行う方法を書いてみた。ストレスコーピングの方法はさまざまあるので、これは僕のやり方というだけで、百人いれば百通りのストレスコーピングの方法がある。もし、ストレスコーピングの方法を知らないというのならば、僕のやり方を参考にしてみるのでも良いだろう。

ストレスコーピングのやり方は自分の方法をリストにまとめて持っておけば、いざという時に非常に役立つはずだ。それをやるためには、普段から何をやってるかログを付けておき、振り返りを行うことが必要になってくる。やはり、日記などを付けておき振り返るためのログを出力しておくことが重要になってくる。

現代社会は情報社会であり、SNSなどで大量の情報に晒される事で、ストレスを溜めこむ事も多いだろう。自分なりのストレスコーピングの方法を見つけ出しておくことは現代社会を生きていくために必要不可欠であろう。色々と試してみて、自分なりの生きやすいストレス対策を見出してもらえれば幸いである。

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