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環境をニュートラルに

心と身体の次は、まわりの環境
前々回は心を、前回は身体をニュートラルに調えることを、そして今回は、環境を調えることを考えました。


■朝活で掃除

毎朝、掃除するようになりました。
家族の花粉症が気になって、花粉が舞う前に、たまに朝、モップをかけたりはしてました。はじめはちょっぴり重荷だった掃除が、やっているうちに気持ちがすっきりすることに氣づきました。

心も身体も調います
朝活のきっかけは、京都での坐禅。
坐禅の前に、坐禅堂を掃除します。最初は無料で体験をさせていただくお礼だと思っていましたが、今は坐禅堂を使わせていただくにあたっての当然の活動、むしろやらせていただけることに感謝しています。
きれいになった空気を感じながら座ると不思議に氣が通る感じがして、心も身体もスッキリします。


お世話になっている坐禅堂

合氣道も稽古が終わったあとに掃除
合氣道も同じ。稽古で使った道場は自分たちで掃除する。やはり、掃除したあとは氣が通る感じで心も身体もスッキリ。

自分の周りから調えていくことで氣を通す
どちらも最初は、当然の義務やお礼という、どちらかというと受動的な理由でした。
しかし、その氣持ちよさがわかると、掃除する動機が受動から能動に変化しました。掃除しない日のほうが氣持ちが悪く感じます。

■能動的に掃除する

前から思っていたこと
京都に来たとき、近所の大好きなお庭を拝見します。
そのお庭はとてもよく手入れされていますが、拝観料が300円ととても良心的。いったいこの庭はどうやって維持しているのか。とても不思議に思っていました。
あるとき、ご住職とお話をさせて頂く機会があり、維持について伺うと近所のボランティアの方が来ていただけるとのこと。庭師にお願いする場所もありますが、掃除などはボランティアだそうです。

大好きな紅葉と苔

庭掃除お手伝いできないか
それなら、私にもできないか。
庭師でもない私がやらせていただけるのか。ご住職にご相談すると快諾して頂きました。
ここの日本庭園が大好きです。
手入れのお手伝ができると思うと心も調います。
そして、早起きして、掃除をやり終えたあとは、身体も調います。そして、庭の保全にも貢献して環境も調います。。朝活の掃除や坐禅体験と同じように。

ご褒美に四季折々、表情を変えて迎えてくれます

■カーボンニュートラルと一如

庭屋一如
庭と建物は一体。物理的には別れていますが、一体的に捉える。だからこそ部屋から見る庭の景色にもこだわる。草花だけでなく、四季折々の光と影、雪景色も生活の一部に取り込む。
日本独自の素敵な文化を誇りに感じます。

家屋から庭園を楽しむ日本の独自文化

そして環境も繋がる
環境も調うと心と身体もニュートラルに調う感覚。
心と身体、そして環境も繋がっているように思えます。
エネルギーというか。合氣道的にいえば「氣」。それぞれが繋がっていて、それで影響し合っている。

本当は環境が先
坐禅で教わったのは、まず掃除。自分の身の周りから調える。調った環境の中で、姿勢をただし、次に呼吸、そうやって心が調っていく感覚。
掃除。調身、調息、調心。
心が充実して、身体が健康でも、環境がととのわなければ生きていけない。これまでそんな当たり前のことに一番鈍感で、犠牲にしてきたのかもしれません。

見えないものは見えにくい。
でも見えないものもあるんだよ。
そして見えないものこそ、大切だったり。

環境も自分も一如
人間が、自然で生きるために、環境を調えるのは当然。
自分ができることから、身近なところから調えたいですが、一人だけやっても意味がない。でも一人から始めらないと始まらない。
禅問答のようですが、まずは自ら始めなければ何も始まりません。

put the world in this
すべてはひとつ。心と身体は自分でコントロールできますが、環境は自分だけ始めてもコントロールしきれない。でも自ら始めることからしか始まらない。
一日の始まり、朝活で掃除する。
座禅の前に掃除をする。
お庭の手入れをして、緑の環境保存に貢献する。
そうやって、心も身体も環境も整う。
心と身体、そして環境を一如にする。すべてはひとつ。

心と身体、そして環境は一如 Put the world in this


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