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ポルトガル菓子エッグタルト「ナタ」に惚れた……リスボンの三大有名店を食べ比べしました!

「外はパリッと、中はとろーり」

そんなグルメやスイーツは山ほどあるけれど、あの丸くて黄色いヤツを君は知っているだろうか。

〜♪

ポルトガルで地元の人から観光客、老若男女問わず愛されるスーパースター。彼(彼女?)が高温で一気に焼き上げられ、アツアツで姿を見せるとき、全世界から愛される最強スイーツが誕生。その名は、、、

「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」!!!(キラーン☆彡)


はい。そんな訳で、ポルトガル旅行に行った人々が口をそろえて「うまい」と言う、エッグタルトこと「パステル・デ・ナタ(略してナタ)」が気になってしまったワタクシ。

ポルトガルの首都・リスボンにある、3つの有名店にてナタを食べ比べてきました!

というわけで、以下その模様をお伝えします。

工場併設型の店舗「Fábrica da Nata」

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まず一軒目はポルトガル語で「ナタの工場」こと「Fábrica da Nata(ファブリカ・ダ・ナタ)」へ。オープンが朝の8時と早いのですが、朝一から開店を待つお客さんもちらほら。

リスボンには全2店舗、ポルトにも1店舗あるみたい。

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扉の両サイドにあるナタの飾りがかわいい!

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店内に入ると、オープンキッチン(ファクトリー)があり、ナタの製作過程が見れる、まさに“ナタの工場”な空間。焼き立てのあま~い香りが漂っています。

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ショーケースには焼き立てのナタがずらり。

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表面のふち、皮の部分が軽く焦げ目がついているナタは、黄金色の輝きを放っていて美しい……。

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ちなみに、ポルトガルのストリートグルメを代表する「パステル・デ・バカリャウ」もあるので、ポルトガル飯が2つも制覇できるのも同店の魅力。

後から知ったけれど、ポートワインのセット(2.5ユーロ:約315円)もあったみたい(めっちゃいいやん)。

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「イートインは奥の座席へ」と言われて歩き進めると、ポルトガルの伝統的な青いタイル「アズレージョ」が貼られた床や壁、おまけにシャンデリアが吊り下がっているではありませんか……!!

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そんな華やかな空間でアツアツの「Pastel de Nata(パステル・デ・ナタ)」(1.1ユーロ:約138円)をいただきます。お好みで粉砂糖やシナモンをかけて食べるのだとか。

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薄い皮の中にはたっぷりのクリームが入っています。

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小ぶりながらずっしりとした重みのあるナタを手に取ってパクリ!うまい!!

クリームの表面はちょっぴり凝固していて、プルンという質感。やさしい甘さなので、何個でもパクパクいけちゃう感じ!そして皮はエッグ“タルト”ならぬ“サクサクのパイ”生地になっていて、絶妙な塩気がたまらない……!

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試しに粉砂糖とシナモンをかけてみました。甘さ控えめが好きなワタクシは、シナモンで“味変”派かな~。シナモンのスパイス感が加わると、香りも味も奥行きが出てまた違ったおいしさに。

ナタ自体の甘さがやさしいので、粉砂糖は甘いもの好きさんにはいいかもです!

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「Rossio(ロシオ)」駅から近い広場「Praça Dom Pedro IV」の目の前に店舗があるので、街歩き途中にも立ち寄りやすい場所ってのもGOOD。

「Fábrica da Nata」
住所:Praça dos Restauradores 62 -68, 1250-110 Lisboa, Portugal
営業時間:8:00~23:00
URL:「Fábrica da Nata 」公式サイト

ナタ一本で勝負!パステル・デ・ナタ専門店「Manteigaria」

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“坂の街”・リスボンを象徴するような急勾配に店を構える「Manteigaria(マンテイガリア)」。こちらの店名は「バター屋さん(Manteigaはバターの意味)」だとか。

今回訪れたお店は、リスボンに3店舗あるうちのciado(シアード)店。

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こちらも開店直後の8時過ぎに行ったのですが、早くもお客さんがいました。椅子がなく立ち食いスタイルなので、お持ち帰りのお客さんも多い様子。現地に住む人、働く人が朝ごはんを買いに来たり。

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オーダーするとひょいとお皿に乗せて出された「Pastel de Nata(パステル・デ・ナタ)」(1.1ユーロ:約138円)。ほんのりアツアツ。

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こちらの「Manteigaria」の方が「Fábrica da Nata」のナタより皮が薄い感じ!

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こちらの店内にも、粉砂糖とシナモンのディスペンサーがあります。白と黒のラベルがおしゃれ~。

てことでひと口パクリ!う、うまい!!
クリームは卵のコクとうまみをしっかり感じる濃厚な味。皮はサクッてよりもパリッって感じで、程よい甘さ。シナモンをかけるとほろ苦さも加わり、逆に甘さが引き立っていい感じです。

「Manteigaria」
住所:Rua do Loreto 2, 1200-108 Lisboa, Portugal
営業時間:8:00〜24:00
URL:「Manteigaria」公式HP

門外不出のレシピで作る「Pasteis de Belem(パステイス・デ・ベレン)」

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リスボン西部に位置するベレン地区へ。世界遺産「ジェロニモス修道院」近くにある、1837年創業の老舗のエッグタルト店「Pasteis de Belem」。

修道院の秘伝のレシピで作る「Pastel de Nata」……でなく店名の「Pasteis de Belem(パステイス・デ・ベレン)」を求めて、昼夜問わず多くのお客さんが列を成します。夕方16時過ぎに行ったのにこんな行列……!

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こちらが「ジェロニモス修道院」にある「ベレンの塔」。こっちも観光客でわいわいと賑わってます。

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イートインだけでなく、お持ち帰りもOK。リスボン中心街から少し外れにあるが故に、「せっかく来たからここは並ぶか……」と長い行列に並びました。が、店内が広くて座席もたくさんあるので、思った以上にすぐ席に座れました。

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「パステイス・デ・ベレン」(1.1ユーロ:約138円)が食べられるのはここだけだ!!と意気込んで1羽で3個オーダー。横にはシナモン缶をスタンバイ。お客さんの回転が早いので、いつでも焼きたてってのも超人気店ならではのメリット。

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表面はこれまで紹介した2店舗よりも焦げ目がしっかり。

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裏返すとこんな風にパイ生地によって何重にも渦を巻かれています。この渦巻きは熟練の技によるものらしい。

さてアツアツのうちにいただきます!パリパリッ!……う、うまい!!!

パリッパリの薄い皮の中から、濃厚なクリームがとろーり。先の2店舗よりも卵の味がしっかり。クリームの卵の味とマーガリンと小麦の香ばしさが合わさって、どこか懐かしい甘さ。シナモンをかけると少し味がキリっとして上品な味わいになります。

「Pasteis de Belem」
住所:R. de Belém 84 92, 1300-085 Lisboa, Portugal
営業時間:8:00~20:00
URL:「Pasteis de Belem」公式サイト

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という感じで、ごちそうさまでしたー!

「外はパリッと、中はとろーり」なスイーツ「パステル・デ・ナタ」は、甘さ控えめで小ぶりだから、何個でも食べられそう!

そして個人的にお気に入りだったのが、クリームの水分がちょっとしみて、ややしっとりしたナタの底の部分。サイドのパイ生地とは表情が違い、生地に練り込まれたマーガリンのコクと塩気、クリームの甘さが一緒になって最高でした。

こうしたおいしさを発見できたのも、食べ歩いたからこそ。「食べ比べ=どこがおいしいか勝負!ランキング!」じゃなくて、それぞれのお店の個性に気づき、味わうための手段であり、相対評価より絶対評価なんだろうな。

だから、あるはじめましてのモノを1つ触れて試してみておしまい、じゃなくて、「他はどんな感じだろう?」「もっと知ってみたい!」と比べる習慣は身につけたいよね。それは異国に限らず、日本でも。

ってことで、まだまだ食べ比べたいナタの宝庫・ポルトガルに再訪できる日を信じて。ごちそうさまでしたー!

※2019年12月の旅での情報です。












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