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【2022年】読んで良かった本3選!

こんにちは、Yukiです。
今回の記事では、今年読んで良かった本を3冊紹介します。

データ分析の力 因果関係に迫る思考法

まずは、伊藤公一朗さんの『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』です。

本書は、データ分析の入門書です。データ分析の方法ではなく、データ分析の考え方を解説しています。特に、因果関係を明らかにしたい場合、データ分析でどのように考えたら良いのかを、具体例を用いて説明しています。

この本の特徴は数式を省いている点です。本当にデータ分析を習得したい場合、数学は避けて通れません。そのため、数学が苦手な人にとってデータ分析はハードルが高いと思います。しかし、本書では数式を使わずに平易な言葉で説明されています。それによって、数学が得意でなくとも読み進めることが出来ます。また、難しい言い回しを避けているため、データ分析を学ぶ最初の1冊として最適です。

ここまで易しくかつコンパクトにデータ分析を解説した本は、おそらく無いと思われます。是非とも読んでいただきたい1冊です。

成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法


2冊目は、加藤洋平さんの『成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法』です。

昨今では、様々な場面でスキルアップが求められています。それに伴い、特にビジネス書では、スキルを高めるための本がたくさん出版されています。

本書は、スキルがどうやって高まるのか、個人の能力はどのようにして高まるのかを解説しています。ただ解説しているだけではありません。発達心理学におけるスキルアップの理論を解説しています。

スキルアップは、個人の経験を根拠に語られることが多いように感じます。個人の経験ということは、その人はそれで上手くいったかもしれないけど、必ずしも他の人に当てはまるわけではありません。一人一人を構成する要素は大きく異なるからです。その点、理論はそうした個々の事例を統一的に説明するものです。従って、個人の経験を元にしたものより、土台がしっかりしており、適用することが可能です。

理論と聞くと難しそうに思えます。しかし、本書は丁寧に解説してくれます。加えて、随所にエクササイズがあり、実践しながら読み進めることが出来ます。

自身の能力を高めたいと思っている人に是非読んで欲しい1冊です。

愛の本

最後は、菅野仁さんの『愛の本 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ』です。

この本は、以前記事にしてご紹介したので、詳しくはそちらをご覧ください。

簡単に概要を説明すると、本書は、他者との関わり方を考える本です。無人島に行かないかぎり、僕たちは他者との関係を断ち切ることは出来ません。生きていくかぎり関わらなければいけない存在、それが他者です。

他者との関係を巡って、僕たちは大なり小なり悩みを抱えています。そもそも他者とはどんな存在なのか、こうした問いを立てながら他者との関わり方について考えていきます。

『友だち幻想』がとても有名である一方、この本はあまり知られていないような気がします。負けず劣らず良い本なので、この機会に読んで欲しい1冊です。


終りに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
本記事が今年最後のため、少しだけ振り返ってみようと思います。

皆さんにとって、今年はどのような年だったでしょうか。
僕にとっては激動の1年でした。大学院に入学し、授業と研究をしつつ就活も行う。常にマルチタスクで正直かなり大変でした。

本当は大学院に関する記事をもう少し書きたかったのですが、忙しさに負けて先送りにしていました(書きたいトピックはいくつかあります)。来年こそは、完成させますので、もうしばらくお待ちください。

大変な1年でしたが、なんとか乗り越えてきたと思います。noteにはあまり投稿できませんでしたが、それでも読んでくださる方がいて、励みになりました。1年間ありがとうございました。

来年も僕なりに執筆を続けたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、良いお年をお過ごしください。

読んでいただきありがとうございます! 他の記事も読んでいただけたり、コメントしてくださると嬉しいです