90%の幸せはカネで買える
はじめに
信じたくない。でも、間違ってはいない。ナニワ金融道や闇金ウシジマくんはフィクションだけれど、お金の真実が混ざっている。幸せはカネでは買えないが不幸を防ぐことはできる、と言えばもう少し多くの人が同意してくれるだろうか。
豊かではないが、幸せな日々
映画や小説のコピーで聞き慣れた言葉は”ある程度はお金があるのでお金で買えない幸せに目を向けることができる”と聞こえてしまう。きっとひねくれているのだろう。子どもの頃住んでいた家賃4,000円のアパートは、夏になると必ずムカデに刺されるし、汲み取り式の便所からは蟲が湧き出していた。腹の底から湧き上がる怒りと無力感。海辺の町のアパートから見える竹林と僅かに見える岩瀬は今でも僕の静かな悲しみを煽り立てる。
お金では手にいれられないもの
私たちはいつも”カネでは手に入れられないモノの尊さ”を教わってきた。学校や社会ではそれが美徳される。人と人との信頼、友だち、愛、人間性。どれも大切だ。しかし、お金があれば僕らはもっとうまくやれただろう。身なりの整っていない人や社交を学んでいない人と信頼関係を築くのは難しい。暮らしのステージが違えば、友情を育むことは簡単ではない。格差婚がメディアで取り上げられるのは”ロミオとジュリエット”がほとんど起こりえないからで、人間性に至っては金持ちは性格が良い(≒金持ち喧嘩せず)と言われる。
あなたがカネで手に入れられないものを大切にするには、カネで解決できることを増やす必要がある。90%の幸せをカネで手に入れらるのであれば、躊躇なく強欲になろう。そして、あなたの大切な時間の90%を本当にカネでは手に入らない10%のために注ぎ込もう。家族や大切な人と過ごすその一瞬を噛みしめるように楽しんで欲しい。
日の当たる仕事をしよう
"Greed is good"(強欲は善)。欲望を剥き出しにするのは決して悪いことではない。ただし、欲望と悪意は別のもの。悪銭は身につかないし、誰かの家族や財産を傷つけるつもりで悪意を振りかざすのは辞めよう。貧しさには誘惑が多い。あなたが大切な時間を家族や安らぎに振り向けている時に暗さや後悔をそばに置いてはいけない。
まとめ
90%の幸せはお金で買える。美しさも、立ち振る舞いも、欲しいものも、羨望の眼差しもあなたは手に入れることができるだろう。ただ、もっと大切なことは10%のお金では手に入らないもののために、あなたの大切な時間を集中させられることだろう。そしてお金持ちになることは、頭が良くなることよりも、特性と付き合うことよりもはるかに易しい。
どうか、このNoteが少しでも困っている人に届きますように。次回より、貧乏や普通の人がお金持ちになるための方法を書いていこうと思う。
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