一番は目指さない

語学の勉強を続けると、同じような語学好きに出会う。
そして、自分よりももっとできる語学好きにも出会う。

人間だからこそ、ついそういう人に会うと、

嫉妬してしまう。比べてしまう。勝とうと頑張ってしまう。

でも、結局それに疲れて、勉強することを放り投げてしまう。



私も自分よりできている人に出会うたび、落ち込んだり、嫉妬したり、比較したりした。心がジェットコースターに乗ったかのように急上昇や急下降して、よく疲れていた。

そうするな、と強制すると、逆にそれもストレス。結局相手のことを気にしてしまうから。

だから、最近はそんなすごい人に出会った時は、その人にもできるなら、自分にもできるじゃんって思うようにしています。

その人がやってることを真似してみよう。
それに今続けることを諦めず継続しよう。

落ち込んだり、比較してしまったあとは冷静に「過去の自分」と「今の自分」を比べてみる。

2ヶ月前に勘に頼っていた問題を文法的に理解して回答できるようになった。
リスニングしまくっていたから、単語が聞き取れるようになった。

誰かと比較してしまうと、やっていることは別なんだから同じ結果は出ない。
でも、自分の過去と現在を比較すれば、自然とできていることがわかる。

自分ができるって感じると、不思議なことに気持ちが上がる。

聞いたところによると、人の脳って、あまり賢くない。

というのも、例えば、部屋のすみにホコリが溜まっていて「部屋汚いな」って考えると「汚い」の部分だけ、頭にインプットされてしまうのだ。「部屋」という情報はないものとされる。

だから、ネガティブなことを考えるほど、ネガティブなことだけ脳は溜めこんでしまう。
誰かと比較し続けて、自分がダメだと思えば思うほど、脳が「ダメなんだ」という情報をインプットして、より気持ちを萎えさせてしまう。

だからこそ、「できる」という印象を脳にインプットさせてあげるのが大事。

無理やりにではなく、私みたいに過去と現在の自分の差をみることで、確実にできていることを把握するといい。

私もこういう風に考えるようにしたら、気持ちも前向きになるし、勉強したい気持ちが強まった。

誰かと競って一番になるより、昨日の自分よりも少しでも成長した自分になりたい。

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