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「夢と狂気の王国」鈴木敏夫さんの凄さ

「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」を制作中のスタジオジブリを取材したドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」を見た(今さらですが!)

スタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんは自分が今の進路を決めた理由の半分を占める人物だ。(もう半分は「スターウォーズ エピソードIV」)

鈴木さんはジブリの映画作りの中心にいるようで常に俯瞰した目を持っている。
プロジェクトの進行状況を気にしながら宣伝・商品・次の世代の育成を考えている。

映画の中でも印象的だったのが「かぐや姫の物語」プロデューサーの西村さんが語った「鈴木さんは打ち合わせひとつとっても、会議室でやるのかレストランでやるのか、食べながらなのか食べ終わってからなのか、お弁当なのかカツサンドなのか、そうすることで人の心がどう動くのか常に考えている」と発言していた部分だ。

映画プロデューサーといえど映画のことだけ考えるのではない。その周りで起こる事務的なことや、今後会社がどうなるのかを見越して行動しなければならない。

鈴木さんは「風立ちぬ」と「かぐや姫の物語」製作中でもそういった面もこぼすことなく立ち回っているように見えました。

自分が目標とする人物のひとりです。

※ちなみにこの西村さんは当時若手のプロデューサーで、その後スタジオポノックを立ち上げる方なのですが、なかなか完成しない「かぐや姫の物語」に対して鈴木さんが西村さんに出した2択の選択肢がなかなかエゲツないので見てほしい。

最後に、鈴木さんとは関係ないですが、宮崎駿監督が劇中「いつか畑を耕す映画をやりたい」的な発言をしていました。たまたまだと思いますが、「シン・エヴァンゲリオン」の第3村のあのシーンとの繋がりを感じて嬉しくなりました。

まだ見てない方は是非。♨︎

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