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贅沢旅vol.2 星のや界 ポロト@白老町
少しご無沙汰しました、嬉野湯香です。旅好きです。
前回から少し間が空きましたが、ちゃんと元気に旅しております。
今回は、北海道白老町にある、星のや界ポロト。
ワタクシ、毎年一回、星のやの界ブランドに泊まっているんですよ。
仲良し女友達との高齢旅行、じゃなかった恒例旅行でして。
毎回、違う「界」を選んでおります。
星のやメインブランドよりも若干お値打ちながら、星のやクオリティが楽しめるので、友達との旅行にはうってつけの場所なんですよね。
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早速レポートを開始しますが、前回記事の思い出し。
コチラで、
ワタクシがお宿を選ぶ&楽しむ観点は3つ。
①お部屋と施設=どれだけのんびり&ゆったり過ごせるかがポイント
②お料理=美味しいのがいいに決まってる。けど、味は好みがありますからねえ。ワタクシ、好き嫌いが多いので、その対応も気になるかな
③接客・サービス=程よい距離感、丁寧さの中にフレンドリーさがあるなど、これからの時代、ますます「人間だから」のサービスが気になるところ
と書きまして。それにそってのお話もさせてもらったわけですが。
今回とくに、ポロトで伝えたいのはこんなところかな。
【星のや界ポロトの贅沢ポイント】
①景色が贅沢
②温泉が贅沢
③若く熱心なスタッフ陣が贅沢
番外贅沢:増える風呂敷
では、まいりましょう!
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<お部屋と施設、そして景色>
界ブランドは地域密着の温泉宿、がコンセプト。
初期の頃はだいたいが地元の古い旅館を買い取るだかしてリノベーションしたものばかりだったけれど、最近は建物をイチから建てているところにも出くわします。ポロトもそのひとつでした。
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(近くにアイヌ国立博物館が建つウポポイがあるのだ。ココも超おススメ)
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<温泉>
界は、どこでもお料理が美味しいし、「宝楽盛」が名物でバエるのだけど。
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別の界だと背の高い凝った器を使ったものや、演出が華やかだったりする。お味はどこも◎
今回は、温泉の話がしたい。
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ネガティブなことはあまり言いたくないのだけど、実は界のとある宿に行った際、お風呂まで建物内で移動できず、寒空の下、屋外を歩いてお風呂棟まで行かねばならず………
(こりゃあ、買い取ったところが元々こういう造りだったのね)と思っていたのだが、聞けば新築だという。
なんだとー!
冬の、お風呂後に、外を歩くのは、
さーむーいーがーなー!!!!
湯冷めするでしょ……
新築したなら、室内移動にして欲しかった……(涙)
という苦い記憶があるのだ。
かくいう界ポロトは、建物内と外の二箇所にお風呂があって、夜は中のお風呂、朝は外のに入った。
で。
ハッキリ言って、外のお風呂、良き!!!!
先の苦い記憶のお風呂より、まず本館との距離が近いので(40歩くらいだろうか。すまぬ、忘れた)、そこまで湯冷めを気にしなくていい。
何より、絶景だ。
お風呂内では写真が撮れないのが悔やまれる。というくらい、とんがり屋根の向こうは湖がバーンと広がる。
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私が行ったときは氷がはっていて、ワカサギ釣りのテントが出ていた。
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冬は冬でいい景色だけど、夏もたまらんだろうなぁ〜。
お湯を楽しみながら、どれだけでもぼーっとしていられるわホント。
と、帰ってから思い起こせば、星のや軽井沢も、外のお風呂だ。
湯上がりに外を歩かせたいのか、星のやよ。
そうそう。 さらにいうなら、湯が良き!!!
その名も珍しい「モール泉」。
●温泉名=星野リゾート 界 ポロト
●泉質=単純温泉(低張性・弱アルカリ性温泉)
●温泉の温度=源泉37.2℃
温泉の成分分析表には「モール泉」なる言葉はない。
というのも、温泉をつかさどる「温泉法」や「鉱泉分析法指針」にはその記載がないため、公に認められた「モール泉」の定義がないのだ。
一般的に「モール泉」は、植物由来の有機物を含有しており、透明の褐色が特徴。
「モール」はドイツ語で「泥炭」の意味で、このモール泉は泥炭や亜炭層からくみ上げられているからこの名がついた。ちなみに、高級温泉地として有名なバーデン=バーデン@ドイツのお湯は、モール泉。
成分がアルカリ性に偏りやすいため、お肌つるつる系のお湯。
北海道にはほかにもモール泉の湧く地があり、北海道遺産に登録されていたりする。
そういえば、こちらは館内のお風呂を立ち寄り湯で開放している。 聞くと、もともとここのお湯は、周辺に住む方々が日常楽しまれていた公衆浴場だったそうな。
星のやが入って開発する際に、町と、「地元の方もお湯に気軽に入れるように」という約束をしたそうで。
なるほど。 地元が愛するものを汚さないこと、大事よね。
<スタッフ>
界の宿には必ず「ご当地楽」という体験モノやイベントがあって、ポロトではアイヌの魔除けづくり。
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とがっている部分に魔除けの意味があるという
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イケマは「生き馬」の意味で、ウマが腹のなかにガスがたまる病気になったとき、根をすり下ろして、水と一緒に飲ませると、ウマは大きなおならをして、腹の中の悪い便を出し、生き返るという。
明治のころの本には、これはまちがった説として紹介されているが、富士山麓のある村では、ウマを飼っていた村人がじっさいにウマをこの方法で助けたことが伝えられている。
別説では、イケマの名は北海道のアイヌ語で、長くのびた太い杖のような根は、神様の足であるという考えからついた。
イは神様、ケマは足の意味である。アイヌ族には、根を食物として、焼いて食べる習慣があったが、根には毒があり、ときとして、中毒することがあった。つまり、神様の足であるイケマを食べると、ときによっては、神様のバチがあたるというのである。
また、アイヌ族には、根には、男の性器をだめにする力があると信じられ、根を干して、若い女が旅のお守りに携帯すると、悪い男から逃れられるという。
界では、イケマの根を小さく切ったものをこの魔除けに入れられるようになっているのだけれど、イケマを採ってくる(!)こともスタッフの仕事。
専門家とともに山林の中に入って、収穫するらしい。
ほかの界でもそうだけど、ご当地楽を担当するのは若いスタッフたち(界は全般にスタッフが若い)。
みんなよーく勉強しているし、演出上手。教育体系が気になってならない。
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<番外編・増える風呂敷>
ところで界に泊まるともれなくもらえる風呂敷がある。
柄は同じで、宿により色が違う すでに6枚ほどたまっているのだけど、便利なのでジムとかに置いたままにしておく荷物を包みすぎて、手元にはこれしかない。
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毎年行くからコンプリートするか?と思うけど、新しい界ができるスピードに追いつく気がしないので、きっとコンプリートは無理。
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