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嬉しい気持ち【感謝の記録】

寒さが深まるばかりで、そうこうしていたらオミクロン株の爆発的感染で都内だけでも感染者が1万人越えとなりまん防が出されてしまいましたね。
皆さんはコロナはもちろん風邪など体調不良などと無縁であります様に。

今週は嬉しいことが矢継ぎ早に3つあったので備忘録的にメモ。

退職される方からのメール

所属している企業で他部署であったらご挨拶はするけれど仕事では絡んだことのない方が退職されることになった。一度だけオフィス近くの花屋さんで花を見ていたら会計していた時に初めてプライベートに話して、
『チューリップの球根が1個¥100で安かったんですよ』
『植物はバジルとかハーブが多いですね』
『バジルは毎年種が取れてそれを次の年に植えて育てては食べてます。』
なんて、植物に関して教えてくれてガーデニング仲間でできた様なほっこりとした嬉しくなっていました。その後お互いになんやかんやバタついてオフィスで見かける事すらなくなっていた中で彼が辞めると直接ご挨拶のメールをいただいた。しかも僕個人宛に。その中で、彼も花屋での会話で僕が感じていた様な親しみを僕に対して同様に感じてくれていたこと、そして自分は辞めるがせっかく知り合えたので今後も何かしら繋がれたらと個人の連絡先がしたためてあった。もちろんすぐに、労いと感謝の言葉と共に自分も同様に思っていたことと自分の連絡先を添えて返信して繋がることができた。
言葉やコミュニケーションが多くなくとも互いに分かり合える人がいてくれること、そしてそれを退社される際にメールでいただけたことがとても有り難く嬉しかった。

3年半ぶりの再会

土曜日に久しぶりの先輩夫婦と(万全の対策が取られたレストランで)ランチを。学生時代の先輩で学生時代はほぼ毎日、20代でも毎月何度も会っていた仲の良い仲間内の先輩、先輩がご結婚されてからも国内にいる時は数ヶ月に一度は会っていた。2018年にロンドンに行かれた時もロンドンに会いに行く程仲良くしてもらっていたけれど、コロナで2020年の直前に帰国されたもののずっと会えずにいた。年賀状をいただいたのを機に連絡を取って『1月中にランチを』ということで、実現の運びに。(後乗せでまん防が出てしまったけれど…。)
こんなに間が空いたことがない再会で、ベビーカーに乗っていたお子さんが走り回ってコミュニケーションが取れる様になっているのを見てその長さを感じる。しかしもはや知り合ってから人生の半分を過ごし最初からかなり濃密な時間を過ごしてきた仲間は、やはり空いていた時間など気にならないほどあっという間に昔の様な感覚に戻って話ができる。
確実に時が経ち歳を重ねても昔共有した感覚をベースに、重ねた経験値を踏まえてより深い話もできる様になっている。その感覚をシェアできる仲間が今も一緒にいてくれると実感できて本当に嬉しい。

バッグ2点のオーダー

昨年末にバッグ2点のオーダーをいただいた。僕のバッグを使っている友人の知人の方で、友人のバッグを見てご興味を持ってくださって年末にバッグやレザーのサンプルを見ていただいて、ご希望のバッグと色を選んでいただいた。年末年始にひとつを、もう片方のレザーのストックがバッグに足りなかったため年始に発注して製作、その他諸々の準備を整えて今週お届けする準備が整った次第。お客様にお届けできる旨をお伝えするとこの時節柄もあり発送で受け取られたいとのこと。二つのバッグを重ねてひとつの箱に納める。気持ちよく受け取ってもらえる様に綺麗に梱包まで整える、その箱が冒頭の白い箱だ。
この箱を持って郵便局へ持って行く、その道すがら感じたこと。それは『このバッグが入った箱がとても愛おしい』という感情だった。オーダーしてくださった方に直接手渡しせずにお届けするのは初めてのこと。だから、この世の中にごまんとあるバッグの中から僕のバッグを選んでくださった事への感謝、そしてそれを今日やるだけやってお届けできる喜び、お客様が実物を見た時の反応が見えない不安(とちょっとした残念さ)、さまざまな感情と共に、自分の作った作品であり分身のようなバッグ達自体が手の中にあると思うと愛しくて堪らないと感じる。全体的にはポジティブな感情が複雑に絡まった、心が温まる10分ほどだけどとても満たされた時間だった。自分の好きでバッグを提供してこんな感情を与えてもらえるなんて本当に贅沢で有り難い、そう実感できるひとときだった。

皆さんの、明日から始まる一週間が、生きて行く中で『有り難いなぁ』と感じて今回僕が感じた様に生きている意味をちょっとずつでも実感できる、そんな一週間になります様に。

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