2028

おはようございます。
今日もオレンジ色の朝陽を浴びて穏やかな朝、休日ということで、よりリラックスした気分。

昨日久しぶりに日本に帰国している友人と、セッティングしてくれた共通の友人とでランチをした。
彼女の前回の帰国時には会えなかったので、最後に会ったのを遡ってみると彼女が住んでいるNYを訪れた2012年の年末。もう11年ぶり、自分が31の時だ。当時弟がNYに赴任していたこともあって、宿代がかからないからからと年末にNY入りして年越しした直後の1/1の朝のフライトで帰国するというスケジュールの中で、当時NYに住んでいた彼女にも会ってご飯をして以来の再会だった。

彼女は元々大学時代のサークル活動の仲間で、兄貴が所属するアイスホッケーチームのマネージャー。自分もよくそのチームの練習にも参加していたこともあり、サークル活動以外でもよく遊んでいた仲間だ。今回ランチをアレンジしてくれた友人は当時の彼女の彼氏だった僕の親友だ。
3人とも実家が近く大学4年で免許取消となった僕はいつも彼に車で迎えに来てもらってアイスホッケーの練習に行っていたので、自然3人でドライブする事も多かった(免許取消の件はまた別の話)。特に大学4年の夏に御来光を見に富士山に初めて登ったのもこの2人+数人の友人という、要所要所の思い出を共有している。それこそ下山して疲弊しきった中なぜか早く帰らなきゃいけない理由があって、「ねぇすごく眠いよ!」と言いながら助手席と後部座席で半分寝てる甲斐性も根性もない僕ら2人を東京まで安全に連れて帰ってきてくれた感謝に絶えない彼女でもある。

そんな思いもよらない彼女の馬力が本領発揮されたのが働き出して数年目、だと思っていたけど時系列で考えるとそれなりに働いてからの様だ。突然当てもないのにNYに行くと言い出したのだ(もちろん彼女の中でずっと温めていたことだろうけど)。旅行かと思ったら暮らすということで、なかなか思い切ったことをするなとは思いつつそれでもなんとなく彼女らしいと思ったのを覚えている。でも、まさかそこからforever、ずっと向こうにいるなんて振り返ってもびっくりだ。
僕がNYで会った時は、とりあえずローカルガイド誌の編集という仕事を得てブルックリンに部屋を借りて暮らしていた。どうやったらあてもないのにNYに来て、マンハッタンは家賃がバカみたい高いからもちろんブルックリンになるのはわかるけど部屋を見つけて仕事を探して生活を回せる様になるのか、未だに僕にはわからない。でも彼女はそれをやってのけて、時折上がるfacebookのポストではNBAやNHLの試合を観戦したりしてあちらでの生活を楽しんでいた。今は日本系金融機関の現地採用の正社員として働いていて、ビザ更新のために5年振りに帰国した、という訳だ。

10年振り以上で会っても昔と変わらないテンションで会えるし、言葉や行動ひとつ一つに彼女らしさを感じて懐かしくて嬉しくなる。僕らのコミュニケーションの仕方で互いにアップデートしながら、隔てた時間を感じながら同時に変わらないものも感じられる。
昔の仲間との時間とは何とも有難いものだ。この価値に気付けるのは自分がそれなりの歳月を重ねてきた結果だろう。そして人はさまざまな経験を経て余計なものが削ぎ落とされてその人の芯(真)がよりクリアに、純度が高まっていく様に思う。

先日亡くなった先輩のことを彼女も知っているし、会える時に会える人には会っておきたい。同じように思って今回ランチをアレンジしてくれた元彼くんにも感謝している。

次の彼女の帰国は次のビザ更新の5年後らしい。5年と言えば長い様に思えるけれどきっと気がつけばその時がすぐ来る、そんな時間感覚がより加速していくのだろう。
2028年の予定は初めて入ったけど、その頃に彼女はどうなっていて自分はどうなっているだろう。
社会的な変化もAIやら自動運転の自動車だったり大きく変わっていそうだなと未来に思いを馳せながら少し長い週末を過ごしたい。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い週末を。

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