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with Coronaとお勧めのアーティスト 【プロダクト】

最近、(マスクはつけているものの)以前の生活に戻りつつあるのかな、と思うことも少しずつ出てきたものの、残念ながらそうはいかないみたいで。
欧米では一足早く冬が訪れたこともあり、予想されていた第二波が不可避となり、各国再度外出制限に踏み切っている。

暮らしの変化

毎年忘年会をやっている仲間からも、『今年どうする、外に出るのに抵抗ある?』って言う確認から入るのも、とてもwith Corona感がある。
Go to travelや各自治体が経済活動を促す取組みとその利用がクローズアップされていることで、まるで社会全体がこの状況を無理やり乗り越え、受け入れたかと錯覚してしまう。しかし地域や世代、人に依って『まだ人との接触が怖い』『不特定多数の人がいるところは危険』『高齢者は致死率が高い』と、不安を強く感じている人もまだまだ多い。
この未知なウイルスと共に、その受け入れ方の違いもケアしながら暮らしていくことが大切になってきそう。

アーティスト達の変化

アーティスト達も様々な活動の変更を迫られている。
歌手はライブができなくなり、役者は舞台に立てなくなった。モノづくりの人々は個展が出来なくなり、百貨店も企画を軒並み延期や中止した。

みんな、今までとは違う形でやれることを探してやれる事をとりあえずやってみると言う探り探りの状態が続いている。これ自体はとてもクリエイティブなアクションだと思う。メインステージはネットだ。新たな訴求の仕方で新たなYoutuberが生まれているのも、とてもwith Corona的だ。『自宅からいつでもアーティストに繋がれる』、それ自体はとても革新的で魅力的だと思う。
ただクオリティで言えば、文字情報に毛が生えたレベルのモノしか伝えきれない。ネットでは音の振動も匂いも光も味も手触りも、そしてもちろん身体全身で感じる空気感も微塵も得られない。

きっかけと実体験、頭の理解と肌での納得

あくまでネットは物事を知る『きっかけ』でしかない。だからこそ、実際に実物に見聴き嗅ぎ味わい手に触れる体験してモノを吟味する経験値が、今まで感性を豊かにしてきた様に重要である事を認識する必要がある。知ったかぶりやわかったふりになってそこで終わってしまう事は頭でわかっていて感覚として掴めていないとても空虚でとても恐ろしいことだから。肌感覚で学んだ経験がある世代はこの感覚を理解できても、特に物心ついて人やものとのコミュニケーションを減らす様に育てられた世代へのこの意識のシェアは、実体験がないだけにとても難しい様に思う。好奇心という人間の本質的な部分を掘り下げていくことが人生を豊かにするからこそ、生まれた瞬間にスマートフォンとネットが望むモノ全てを与えてくれていると思っている幼い世代への教育はアプローチを変えていく必要があるんだろうな、と思ったりもしつつ。

なぜこんな話を今回したかと言うと、以前お話しした前から好きだった陶芸家の方の個展へお邪魔して本物の魅力を実感したから。初めて作品をフルラインナップで見ることができた上にご本人に作品に関して説明していただきながら一つひとつ作品の模様に関して話ができる楽しさったらなくて、本当に贅沢なひとときでした。結果的に、自分では思いもよらない作品を譲っていただくことができてとても満たされたのでした笑

青木良太さん公式HP

今回購入させていただいた表面に金色が出る釉薬を薄く塗されて光の当たり方で全く異なる表情を見せてくれる器。

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因みに『お皿は使ってもらうのが製作者としては本望で、器達もそれが1番嬉しいと思う』とのことでしたので、大事にしながら使っていきたいと思います。


皆さまの、明日から始まる新しい一週間が、一つでも多くリアルな体験に満ちたものになります様に。



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