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コンセプトの教科書

おはようございます。
今日も朝からいい天気、そして気温も朝から高くて暑い一日になりそう。

今日は、昨日買って読んだ本の話。
その本の名前は『コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた』
著者は細田高広さん。

購入した理由

この本を購入した理由は2つ。
一つは細田さんが大学時代(ほぼ卒業間際だったけど)からの友人でこの発売をSNSで知ったから。
そしてもう一つの理由は、自分のブランディングのコンセプトを見直したかったから。
細田さんの本を選んだ理由は、単に知り合いだから、というよりも彼の実績に説得力がありすぎて『コンセプトを学ぶなら彼しかいない』と思えたから。

細田高広さんについて

下手に説明するよりも、端的にまとまっている本著の著者紹介を読んでいただく方が正確で漏れがないので以下抜粋。

一橋大学卒業後、博報堂に入社。米国のクリエイティブエージェンシーTBWA/CHIAT/DAY を経てTBWA/HAKUHODOに所属。これまでコピーライター出身のクリエイティブディレクターとして数多くの企業ブランディングやコミュニケーション開発を担う一方、商品やサービスのコンセプト開発から、ビジョンやパーパスなど経営コンセプトまで広く手がけてきた。2015年と2018年にCampaign Asia-Pasific誌のジャパン/コリア クリエイティブパーソン・オブ・ザ・イヤーに選出。マーケティングコミュニケーション業界の傑出したリーダーを選出する「40UNDER40」やAdAge による「注目すべき世界のクリエイター」のひとりに選ばれて特集が組まれるなど、国内外で注目されてきた。カンヌライオンズ金賞ほか国内外で受賞多数。カンヌライオンズをはじめ、世界的な広告祭で審査員を務めている。

ゴリゴリの広告業界でクライアントの商品を、なんなら商品作りのところから入り込んで広告を打ち出すところまでフォローしてきたプロフェッショナル。そして、コンセプト作りの研修を10年以上行なってきているコンセプト作りの伝道師とも言える。

充実の内容

「教科書」と銘打られたこの本は本当に読みやすくわかりやすい、というのが一番の感想。彼が行っている研修をそのまま体験できるものになっていると感じられる。

これだけ「コンセプト」という言葉が多用されている中にあって、じゃあ「コンセプトってそもそも何?」という始まりのところから具体的な企業の例を出して解説してくれる。(1章)
コンセプトはどういう役割を持ち、働くべきものなのか、アイディアやテーマとはどう違うのか。そして、どうやってコンセプトに至るべきかを具体的に問う質問の作り方(2章)から、縦(インサイト)と横(ビジョン)の関係性をもって分かりやすく図解を用いながら説明をしてくれている(3,4章)。加えて、実際に具体例と共にどういう風にワークすべきかも盛り込まれている。
そして終盤ではぼんやりと見えてきたコンセプトを具体的・効果的な表現にシェイプアップするための方法(5章)、さらにシチュエーション別でどのように考えて調整していくか(6章)、を実践を交えて細かくまとめてくれている。

細田さん自身は物腰の柔らかく真面目なカッコいい人で、文章から見えてくる彼の真摯な姿勢がそれに重なる。そして優しい彼が時として「ダメ」と言い切るあたりに彼のプロフェッショナルとしての一面も感じられた。

皆に尊敬されて愛される同級生がこんな素晴らしい本を出版しているという誇らしい気持ちと、少しでも彼のように自分の専門分野を明確にして深掘りしていけるように頑張らなければという気持ちにさせてもらった本だった。
とりあえず一度全体を読んだので、再度読み直しながら自分のブランドのコンセプトを定めていきたい。

僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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