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エスカルゴ【グルメ:表参道/外苑前】

朝晩の冷え込みはそれっぽくなってきて昼間の日差しのありがたみが増してきた11/12、新しいビストロがオープンしました。
その名はエスカルゴ。

まだ誰にも聞いたことも馴染みもないお店だと思います笑
でも、もしかしたら表参道のNID CAFEと聞いたら、わかる方もいるかもしれませんね。広場にコンテナやしっかりとしたプレハブなどが建っていたComune 246やそこの横の駐輪場に隣接した、一階にお花屋さんがある青山パティオビルの3階にあったビストロ。
独特のレトロな雰囲気と手の込んだプレートと、ボリュームのあるサラダランチやパスタ、カレーの4品が毎日日替わりで楽しめて、1度目の非常事態宣言明け後はランチの時はよく列ができていました。

オフィスが近いこともあって2006年から毎週欠かさず(週2,3回なんて事もザラで)ランチに通っていたNID CAFEがビルの建て替えによる閉店に伴い残念ながら4月に閉店(その時の記事はこちら)となってしまってから早半年。

非常事態宣言下でのお店の場所探しから始まり、同じ青山界隈で色んな物件を探しながら、お店のコンセプトの見直し、それに合わせたスタッフさん達自身も積極的に関わった内装工事を経てのリスタート。

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そこは、表参道と外苑前との間位な場所。
昔ベルコモンズがあった交差点から外苑西通りで六本木の方へ降ってすぐのところ、の3階。

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階段をテクテク登っていくと…。
こっそり明けた割にちゃんと開店初日のお祝いが玄関先に並んでいて。

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以前のレトロなビルとは打って変わって、打ちっぱなしのコンクリートでモダンな印象を受けつつも中に入ってみると、この店舗で特にこだわったと言う長いカウンターとその向こう側にキッチンが見える奥行きのある作り。そのカウンター含めブラウンベースのウッドのファニチャーが懐かしさを、そして真っ白な壁が新たな出発を感じさせてくれる。

ご挨拶もそこそこに、出来立てのカウンターで初めてとなるランチをいただく。

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セットのサラダは前よりも、品揃えもぼりゅーむも増えている。オープニングサービスかな。パンもフランスパンからぎゅっと詰まったもちもち感が特徴のパンに変わっていて、ソースをつけて食べても小麦の味がしっかりする。
そしてメイン。

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すみません。メニュー名、失念しました。
NIDでもよく食べていた豚肩肉にちょうど良い火の通し方でフォークだけでも切れるくらい柔らかく、そしてソースが無くても美味しく食べられる塩味が染み込んだ優しいけど食べ応えのあるメイン。噛むとジュワッとした瑞々しさのある蕪やトロッとした食感が滑らかなマッシュドポテトの付け合わせと共に、前と変わらず美味しくいただきました。
エスプレッソマシーンが上手く作動せずカフェ・ラテが作れないという初日っぽいアクシデントもありながら、カフェ・オレを飲みながら『馴染みのある新しい居場所ができて嬉しいなぁ』としみじみ思いました。

『エスカルゴ』?

なぜ、20年間も使っていたNID CAFEという名前を使わず、『エスカルゴ』という店名に変えたのか。みんな不思議に思いましたよね?
そう思って聞いてみたら、思いの外ストレートな返事が返ってきた。

『店長がエスカルゴが好きだから』

そうか、そうそう、そのシンプルさがこのメンバーが作り出すお店の心地よさだったんだよね。
思いの外自分の中で納得できた。

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いろいろ悩んだり困ったり疲れたり、そんな時もあるけれど美味しいものを食べれば人は間違いなく元気になれる。
難しく考えずにリラックスできる雰囲気で迎えてくれるこのお店が、Nidに勝るとも劣らない多くの人たちを幸せにして、愛されるお店になります様に。

表参道・外苑前エリアでお食事をされる事があれば是非一度お試しくださいね。
港区南青山4-9-3 VIVRE AOYAMA3F
TEL 03-4362-5633
エスカルゴ Instagram

皆さんの、明日から始まる一週間が、毎日人と繋がりながら美味しいご飯を楽しめる、そんな一週間になります様に。

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