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陶器アカウント2【ライフワーク】

おはようございます。
天気予報見たら途方もなく止めどなくしばらくずーっと雨なんですね。しとしと雨なので梅雨よりもしっとりするような柔らかい感じ。

ライフワークへの第一歩

昨日ライフワークの第一歩として、まずは自分のテイストを知ってもらい「いいじゃない」と思ってもらえる理解者を増やすため、新しいInstagramのアカウントを作りました。
その名はmist_pottery。
mistに関しては昨日ご説明しましたので、今日はPotteryの方を。

ミッドセンチュリーの焼き物といえば、FAT LAVA

1950~80年代のいわゆるミッドセンチュリー期を代表する西ドイツの焼き物といえばFAT LAVAが有名。直訳すると【肥えた溶岩】という名が表す通り、まるで溶岩がふつふつと、もりもりと沸き上がり流れるような質感が特徴。流れる釉薬が焼き付けられる過程で混ざり合い、えも言われぬ色合いが有機的な曲線で型取られたシェイプを覆っている。ツヤツヤとドロドロ、テカテカとザラザラ、色合いのグラデーションとは対照的なメリハリの効いた質感で世界中にファンがいる。そして、そのメーカーとしてScheurichやRuscha、Duemler & Breidenといった有名なファクトリーもいくつか存在する。
これらの名前を入れればもっとわかりやすいアカウントにできたのも確か。でもそれらをアカウント名に入れなかったのにはちゃんと訳がある。

『Pottery』というフラットな名前にした理由

FAT LAVAはあくまで西ドイツで作られたアートポタリーの種類の一つにすぎない。その名前を使うことで、同じ時期に作られていた、それ以外の素晴らしい作品の紹介ができなくなること、紹介する作品の幅を狭めることをしたくなかった。
こういうアカウントでは何かに特化することが大切、特にコアなファンに気付いてもらって興味を持ってもらうためにはより狭く深く。そうわかっていながら、将来的に(今ではなく将来的に、というのがポイント)一つの切り口(FAT LAVA)から僕なりの切り口で半歩踏み出して新たな世界(WEST GERMAN POTTERY全体、ひいては世界の焼き物)を紹介できる、そんなアカウントにしたかった。
だから、FAT LAVAという名前を使わず、カテゴリーを必要以上に限定せず自由に焼き物を紹介できるフラットな名前にした。

そして、同時にブランドに依らず自分のセレクトにのみ依るアカウントにしたかった。
「FAT LAVAが好きです」ならそれで検索すればいくらでも出てくるし、好きなファクトリーがあるならそこの名前を検索すればいい。そういう縦なり横なりに展開していくのは、ちょっと齧ってKeywordをピックアップできるようになれば比較的簡単に誰でもできる。
わざわざ僕のアカウントに来てもらってそこで提供したい付加価値は、見に来てくれた方々に「僕のテイスト」という斜めに展開していく軸でブランドに依らず無名であっても素晴らしい作品やテイストをご紹介すること。そして『ここにくればいつも何か新しくて楽しいものがある』と思ってもらえる品揃えにしていくこと、それに尽きる。

カテゴリーもブランドも、どちらも絞りきれていないと言われればその通り。
でも、ファンの方が着いてコミュニケーションが取れるようになった暁には。
『もっといろんな世界をご紹介させてください』と言って楽しんでもらえるように頑張ります。

僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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