【発音矯正】複数形の "s" って発音難しくないですか？
8月に入り、本格的な夏休みシーズンですね！
みなさんはどんな夏を過ごしますか？
パリオリンピックも始まり、私は毎日オリンピックのニュースを追いかけています（笑）個人的には学生時代にテニスを長くやっていたのでテニスに興味があり、同年代の選手でもある錦織選手を応援していたのですが、早々とシングルスもダブルスも敗れてしまって残念です。
他の競技も気になるのでテレビ中継やニュースを見ることが多いですが、それゆえに夜更かししてしまうのが、最近の悩みです…。日本チームは応援したいですが、夜更かしはほどほどにしたいですね。。。
さて、今回はSpeakNowで音読の練習をしました。
過去にもSpeakNowでフィードバックをもらったような気がしますが、三単現、もしくは複数形の "s" の発音について指摘をもらいました。
毎回、自分では発音しているつもりなんですが、どうもネイティブには聞き取ってもらえないことが多いですね...。
そして今回はその語尾の "s" の発音について、自分が苦手とするパターンが分かりました。
医療系の文章で音読練習
録音内容
※最初にお手本が流れます。
The collection of Records begins from the patient's bedroom nurses pass on information straight to the servers such as blood pressure, heartbeat, body temperature, clinical tests, and treatments.
記録の収集は病室から始まります。看護師は、血圧、心拍数、体温、臨床検査、そして治療法などの情報を直接サーバーに送信します。
ネイティブ講師による添削
Hello Yuka, 録音をありがとうございます。そしてこのセンテンスの練習、よくできています。この録音では、"pass" と "on" のリンキングについてアドバイスをしたいと思います。それから、語尾の "s" の音について繰り返し同じような間違いがありました。
①まず、"pass" と "on" のリンキングについて。"son" の "s" の音を "on" とつなげて "son" と発音します。"pass on", "pass on", "pass on" です。
②次に、語尾の "s" について。"records", "tests", "treatments" の単語の語尾です。語尾の "s" の音をしっかり発音する必要があります。この "s" が抜けてしまうと、文法としておかしくなってしまいます。"records", "tests, "treatments" と発音します。
その他は良くできています。
フィードバックからの学び
Pass on はつなげて言う！
まず、"Pass on" の発音について、リンキングのアドバイスをもらいました。
自分の発音をもう一度聞き直してみると、"Pass" と "on" をそれぞれの単語として分離して発音していることが分かります。
"Pass on" は2語ですが、2語でひとつの動詞となりますね。そのため、ひとつの単語として発音してしまった方がよいのかもしれません。
Pass on：パスする、通り過ぎる、見送る、遠慮する、次へ回す、伝える
講師のお手本を聞くと、もはや2語が1語の単語として聞こえませんか・・・？ ネイティブが話すスピードの中だと、"Passon" という単語があるのか？と聞き間違えてしまいそうです。
それぐらい、つなげて発音できる単語ということですね！
"Pass on" のリンキングに注意しながら改めて文章を読んでみますが、なんだか違和感があり、まだ1語1語の単語を意識してしまいます。
音をつなげられるところはつなげて、よりナチュラルに発音できるように慣れていきたいですね。
t/d の後につづく語尾 s の音
そして、語尾の "s" の音が抜けているという指摘がありました。特に、"records", "tests, "treatments" の "s" が抜けているとのこと。
私としては発音していたつもりだったのですが、ネイティブからすると発音できていなかったようです。
逆に "begins" の "s" は指摘されなかったので、この単語の "s" は発音できていたということですね。
何が違うのか・・・？
講師のお手本をよくよく聞いて、自分の発音と比べてみました。すると、ネイティブ講師の発音では、語尾の "s" が「ツ」と発音しているように聞こえます。一方で私の発音は「トゥ」"t" の音に聞こえました。
指摘のあった3つの単語、"records", "tests, "treatments" は原型の単語にすると、"d" または "t" で終わる単語です。"d" または "t" で終わる単語に "s" をつけたときの発音が、私にとって苦手であることが分かりました。
複数形の "s" の発音について調べてみると、主に5種類の発音に分けられるそうです。
三単現・複数形の”s”の発音5種
① /p/k/f/ で終わる単語→/s/
② /b/v/g/l/m/n/r/ŋ/ð/ もしくは母音で終わる単語→/z/
③ /s/z/ʃ/tʃ/dʒ/ʒ/ で終わる単語→/əz/
④/t/で終わる単語→/ts/
⑤/d/で終わる単語→/dz/
私はこの④⑤の場合の "s" の発音が苦手、ということですね。"s" というひとつのアルファベットでも、こんなに違いがあるなんて。
d/t につづく "s" は発音がしづらく、これまでなんとなく発音したりしなかったり、うやむやにしていたところがあります。
今回のフィードバックをもとに、これからは原型が "d" や "t" で終わる単語の場合、語尾の "s" は強めに「ツ（ts/dz）」と発音してみたいと思います。
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