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"Record" には 2 通りの発音があった!【発音添削】

先日、沖縄では全国で一番早い梅雨入りが発表されました。ジメジメとした季節がやってきましたね.…。ちょっと憂鬱です。

だいたい毎年、ゴールデンウイークが明けた頃から沖縄では梅雨に入るのですが、今年は例年より11日も遅い梅雨入りだそうです。なかなか雨が降らず、ダムの貯水量が十分でないので節水を!と呼びかける地元ニュースも目にしていました。

雨が降って、ダムの水不足も解消されてほしいと願うばかりです。

さて、今回はSpeakNowの題材を使って音読練習をしたいと思います。

最近は簡単な単語ほど発音のフィードバックをもらうことが多く、意外なところに盲点があるんだなぁ、と気づかされます。そして今回も、新しい学びがありました。"record" は「レコード」と発音するだけではないんですね。 


ハーバード卒業生へ向けたスピーチ

録音内容

※最初にお手本が流れます。
You're the generation that rejected predictions about your detachment and your disengagement by showing up to vote in record numbers in 2008.

2008年の記録的な投票数に現れているように、あなた達は、「無関心で関わりを持たない」といった予測を否定した世代です。

この引用文は、「20世紀以降、最も成功したアフリカ系アメリカ人」と呼ばれる「オプラ・ウィンフリー」という米国の俳優兼テレビ司会者である女性が、ハーバード大学の卒業式で行ったスピーチからの抜粋のようです。

実際のスピーチ動画をYouTubeで見つけました。スピーチ全体を見ると、この引用文の意味を理解するのに役立ちます。19:05 ~該当の引用部分です。

ネイティブ講師からの返信

Hello Yuka, 全体的にとっても良いスピーキングでした。かなりナチュラルに聞こえます。ひとつだけアドバイスがあります。"record" という単語を発音するとき、"record (rikɔ́ːrd)" と聞こえます。スペルは "c, o, r, d" なんですが、この単語は "record (rékərd) " と発音します。"record (rékərd)", "record numbers" です。

フィードバックからの学び

"record" は名詞と動詞で発音が違う!

"record" の発音についてフィードバックをもらいました。

我ながら今回の "record" の発音はうまくできたと思っていたのですが、この "record" は "C" の音をあまり出さないんですね。今まで思っていた "record" の発音は勘違いしていたのか?と改めて辞書を調べてみると、興味深い新たな発見がありました。

なんと、record という単語を「名詞」として使うときと「動詞」として使うときと、発音が違っていたのです!これは全く知りませんでした。

record の発音記号を見てみると、名詞の場合は "rékərd"、 動詞の場合は "rikɔ́ːrd" と発音するようです。

若干ですが、発音が違っています。
名詞のときは「レコード」よりもどちらかというと「カード」に近い発音で、最初にアクセントが付いています。一方、動詞のときは日本語の「レコード」に近い発音で、アクセントも後ろの方に付いています。

《名》rékərd(レカード)《動》rikɔ́ːrd(リコード)

この見解について、SpeakNowのリプライ機能を使ってネイティブ講師に返信してみました。すると、やはり "rékərd" と "rikɔ́ːrd" で record の単語の使い方が異なることが分かりました。

録音内容:
Hi Sabrina, フィードバックをありがとうございます。"record" の単語の発音を練習したいので、もう一度チェックしてもらえますか?"record", "record numbers", "record numbers". それから、この単語を辞書で調べてみると気づいたことがあります。この単語を動詞として使うときは、より "C" に近い音で "record (rikɔ́ːrd)" と発音しますが、名詞として使うときはより "K" に近い音で  "record (rékərd)" と発音するんですね。知りませんでした。

ネイティブ講師からの返信:
こんにちは。見解と練習をしてくれてありがとうございます。
そうです、"record (rikɔ́ːrd)" と "record (rékərd)" は少し意味が異なる2つの単語です。例えば、"record numbers (記録的な数字)" として使うとき、"This is going to be the hottest summer in record (記録的に暑い夏となりそうです)". のように使います。これが "record (rékərd)" の使い方。一方、"I have a recording to do (録音しなくてはいけないものがあります)". "Listen to my recording (私の録音を聞いてください)" のように言うとき、この単語は "recording (rikɔ́rdiŋ)" と発音されます。ですので、"record (rékərd)" と "recording (rikɔ́rdiŋ)" 、どっちがどっちか覚えておくことが大事ですね。返信ありがとうございます。よくできました。

講師からのこのコメントだと、"record" を「記録的な」という意味で使うときと、「録音」という意味で使うときで発音が異なってくる、ということでした。

ちょっと混乱してきそうですが・・・。
まずは、"record" には2通りの発音があって、使われる意味によって発音が変わってくる、ということを頭に入れておきたいと思います。


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