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い ろのじゅぎょう。

雨ですね。
雨の日は頭が痛くなります。

へんずつうって調べたら偏頭痛か片頭痛か2つ出てくるけど、正解は片頭痛らしい。

頭の片方が(ときに両方)が痛くなるから。
だって。

(ここの部分があることで語源崩壊してる)と思いながら今日も天気から来るモヤモヤした頭痛に悩まされています。

あ、でも甘味処(ときにしょっぱいものも出す)って言われたらこれはもう入り浸るわ。

名前って大事だよね。

小学校二年生のときに初めて水性絵の具を使う授業があって、しかもそれが参観日だったの。

学校で親に見られながらの筆下ろし...。
アダルティーな表現だなこれ。

またか。
癖なのかな。漫才とか書いたときに、3分ネタのはずが6分もあって、どこを削るか悩んで、蛇に足生えてないか探して回るけど、見つけた足が可愛くて可愛くて全く削れない。
無駄毛ボーボーの文章のまま抱いて欲しいです。

そうそう。
参観日で、親が見てる前。
初めて使う水彩絵の具。

テーマは「オリジナルの色を作って、名前をつけよう!」

先生...絵描かなくていんすか?...あざす!!!
これならなんかわからんけど根拠のない自信!!
あります!!!!


青と黄色で、緑。
赤と青で、紫。
えなりとかずきで、そんなこといったってしょうがないじゃないか。

まあ色々な組合せがあるんだけど、とにかくここでめちゃくちゃキレイな色を作ればそりゃもう!親も得意げ!みんなからキャーキャー!好きな子の目もハート!掲示板に貼られる!
やるっきゃない!!!!ハートをみがくっきゃない!

まーしかしアイディアだけある状態で形にする力がない。
形にできる人がこれ才能ある人なんだけどね。

でも僕の頭の中には、金色に輝く虹色「命名 ゴールデンレインボー」の画がはっきりと想像出来ているんですよ!(なにこのゴテゴテした名前。カツカレーみたいな)
これさえ作れればヒーローなんですよ!

隣の席の奴の、赤と青に紫を足した濃い紫色「命名 むらむらさき」を超えるヒーローになれるんですよ!

虹は...七色か。うん。
とりあえず七色出してみよう。
ここで一色ずつやってみようって気持ちがないのが自分らしくてスゴくいとおしい。

混ぜる。
混ぜる。
混ぜる。
イッヒッヒ
練れば練るほど...色が変わって...テーレッテレー♪


黒いっっっっ!!!!!!!!!

すーーーーごい!黒い!!!
もう取り返しつかない!!!
汗が止まんない。どうしよう。
このあと1人ずつ発表あるのに。
親も見てるのに!


いや待て待て!がっちゃん←小学校の時のあだ名
まだ金色を入れてないじゃないか。
とっておきの金色、本来使わずに大切にとっておきたい金色をここで使っちゃうよ!

ははーん...

なるほど。


もう取り返しつかないですな。


もう真っっっっ黒やで。


なーーーーに入れても真っ黒や。
入れたはずの綺麗な色はどこ行ったんや。


あかんでほんま。(道民から馴染みのない関西弁が出たときは本当にアウトのとき)


しかし人の脳ミソは追い込まれた時に素晴らしい発想をするもんですね!


いや!!!!
待て!!!!がっちゃん!!
水彩だぞ!!
水を入れれば色が薄くなって、中に綺麗なゴールデンレインボーが見えてくるはず!!!



ほほーう



なんやこいつ


滲みおったで。
真っっっっ黒のまま滲みおった。

虹じゃなく滲みおったで。


うまいこと言わんでええがな。(道民から馴染みのない関西弁が出たときは本当にアウトのとき)


出来てしまった...

「漆黒のにじみダーク黒ブラック」


色を作る前、すでに出来ると思い書いてしまった「ゴールデンレインボー」の名と共に。
昔言われたよ。
カガタクって呼ぼうかなー?キムタクみたいに!
でもキムタクと同じ名前なのにブスだね。
いや、カガタクって呼ぼうかなー?キムタクみたいに!って思った自分のセンスのなさを人の見た目のせいにすんな!

そう!こいつはなんも悪くない。
俺が形にしてやれなかったんだよ。
ごめんな「ゴールデンレインボー」(漆黒のにじみダーク黒ブラック)


このあとがっちゃんが涙ながらに発表することになるのを分かってるかのように
滲みながらその時を待っていた。

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