三遊亭遊かり

落語芸術協会所属・三遊亭遊かりでございます。2012年6月三遊亭遊雀門下に入門、201…

三遊亭遊かり

落語芸術協会所属・三遊亭遊かりでございます。2012年6月三遊亭遊雀門下に入門、2016年二ツ目昇進。趣味:歌舞伎、日本酒(飲むのも語るのも)、カラオケ、水泳、読書、料理、散歩、ダイエット 特技は日本酒の説明、住吉踊り。アメーバブログ「遊かりの花咲くころ」

最近の記事

好きなものたち。「リア王」のこと

ずいぶんご無沙汰しています。 伊勢ワーケーション用に作ったこのアカウントをどう動かしていいかわからず、ずっと放っておいていました。 基本的にはTwitter(私にとってはずうっとそう)の住人で、告知や御礼はブログ、Facebookはたまに、という感じですが、 近頃とみに増えてきた“好きなもの”を書くには140字では足りないので、こちらを使う事にしました。 お付き合い頂けましたら幸いです。  昨年、カクシンハンプロデュース「シン・タイタスREBORN」に出演させて頂いた事をき

    • 伊勢ワーケーションから一年〜三遊亭遊かりの歩いた伊勢

      伊勢クリエイターズワーケーションから帰ってきて、気がついたらもう一年。 あの恵まれた一週間が懐かしい。6泊7日、仕事以外に一つの土地に滞在したのは初めてでした(ご縁を繋いで頂き、落語会を一度やらせて頂きました)。 澄んだ空気。どこまでも広がる空に明るい日差し。 11月でも暖かく、のんびりとして。 神様がこの土地を選んだ理由がわかるような気がしました。 このカエルは、夫婦岩の「大洋堂」という土産物屋で出会った物。 「無事カエル」等の縁起を担ぐお土産です。 『鉢植えの脇に置

      • 伊勢市クリエイターズワーケーション二日目(11/13) ①

        外宮~山口屋「伊勢うどん」 ~伊勢古市参道資料館~麻吉旅館~カレーうどん~一月屋日の光で目覚めた。六時半。 あぁ、そうか。昨夜万歩計の数字は20,000を超えていて、ほろ酔いでホテルに戻り、カーテンを開けて伊勢市駅をちょっと見下ろし、そのまま寝たんだった…。 空が澄みわたる青さだ。雲一つない。 外宮へ行こう。 早朝参拝は5時からだという。 参道は人気がなく、広く、石畳みがきれいで歩きやすい。 空いてる店がないのは、朝は仕方ないのだろう。 朝粥をやっている老舗が一軒。素敵

        • 伊勢市クリエイターズワーケーション一日目 ~元伊勢・三輪山より伊勢へ

          伊勢から帰ってきてから二ヶ月。 いつの間にか年が明けてしまった。 緊急事態宣言下、伊勢が遠い。 どこまでも広い空が、明るい日差しが恋しい。 「伊勢どうだった?」 「伊勢クリエイターズワーケーションって、どうだった?」と聞かれると、 「いや、もう本当に、すごく良かったです」と秒で答える。 ただ 「どう良かった? どこが良かった?」と聞かれると、 「いやだから… すごくいいところで…」という返事になり、 「だから、どこが?」という問いには、正直すぐに答えが見つけられなかった

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        記事

          伊勢の日々~ワーケーションは明日まで

          めくるめく伊勢の日々。 note更新しなければな…と思いながら毎日気がつくと気を失ったように眠りに落ちていた。 毎晩飲んだくれているから…だけではありません。 何しろ毎日6時半には起きていたのだ。 とても噺家の所業ではない。 何で早起きしているかって? それは、朝、伊勢が綺麗だから。 空が広く、日の光がまっすぐにこちらへむかってくる。 湧きあがる多幸感。 今までの行程を、忘れないうちに。 一日目(11/12) 東京発~大神神社~伊勢市 二日目(11/13) 外宮~山

          伊勢の日々~ワーケーションは明日まで

          食べ物のこと~伊勢ワーケーション下調べ

          食べることが好きだ。 正確に言うと、美味しいものを食べることが好きだ。 そして、もっと正確に言うと、次のご飯がいつも気になって仕方がない。 母の名誉の為に言っておくけれど、決して食べ物に困る家に生まれたわけじゃない。むしろ、母はとても料理の上手いひとで、大抵のもの(彼女が嫌いなものでなければ)は、家庭で食べさせてもらったように思う。 けれど、子供の頃からいつも私は「次のご飯」が心配で仕方がなかった。 何故かはわからないが、昔からいつも“お腹が空いたな!”と感じた瞬間に

          食べ物のこと~伊勢ワーケーション下調べ

          伊勢市ワーケーションに参加致します!

          始まりは一本の電話だった。 「遊かりさん、伊勢に興味ある?」 伊勢….? 連雀亭昼席が終わってへとへとで、神田須田町の路上、9月の残暑の中ぼーっとした頭に、伊勢は遠かった。 「え~っと、それは、日本料理屋さんかなんかの落語会ですか?」 いや違う違うよ…。あの伊勢、三重県の伊勢だよ…と電話の向こうで説明が続く。 コロナ禍で旅の仕事にもずいぶん行っていない。「伊勢」の響きはあまりに甘美だった。第一、伊勢‼ あまり喋ってないけど、小学生の頃父の転勤の都合で四日市に四年住ん

          伊勢市ワーケーションに参加致します!