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「どうしたらいい?」の前と、「だからなに?」の前。

たまにネット上で、「他人に聞く前にググれよ!」みたいなコメントを見ることがあります。これ、個人的には大賛成です。

統計とか確認していないですが、恐らくはスマホか携帯電話を持っている人がほとんどだと思います。こういったガジェット類を持っていない人は、そもそもネットに「教えてください!」とは投稿しないはずです。
だからこそ、ツッコミたくなりますよね。
いろいろ試したり、調べたりして、それでも分からなくて質問してくる人もいるので、そういう場合は除きますが。

それでもたまに「誰かに教えて欲しい星人」を見つけると、勝手にいろいろ想像してしまうのです。


それから、何か発言した時、「それってどういうこと?」と聞かれてしまう人がいます。言葉が足りないか、言葉のチョイスがイマイチなタイプです。




「どうしたらいい?」の前と、「だからなに?」の前。

一つ考えられるのが、精神的に追い詰められているのかもしれないということ。何らかの強いプレッシャーを受けて、とにかく誰かにすがりたい思考になっている状態。もしくは言葉が浮かんでこない状態。


もう一つは、着想力が低いということ。着想力とは、思いつきやアイデアを生み出す力です。

例えば会議の最中に、「これに関して何か案はあるかな?」なんて声かけがあったとします。
そうすると、スルッと案を口にする人と、「えっ、そんなこと急に言われてもよくわからないな」という人に別れることがあります。
もちろん、見た目ではわかりませんけどね。

「着想力が低い」と書くと、ちょっと冷たい感じがしますが、そういう人を否定しているのではありません。既にある情報を集めるのが得意なタイプは、新しいアイデアを生み出すことが苦手な人もいるからです。
どちらも魅力的な力です。

着想力が低いと感じるならば、対処方法はシンプルです。

「どうしたらいい?」と聞く前に、まずは自分なりに考える
「だからなに?」と言われる前に、まずは自分なりに考える

とはいえ、これができないから苦労をしているわけで。
何とかしたいのであれば、日頃から「想像・空想・妄想」を楽しむことを習慣にすることで、着想力を鍛えることができます。

テレビドラマを観るのが好きならば、次回のストーリーを自分なりに想像してみる。
SNSに触れる機会があるのなら、フォローはしているけれど、実際には会ったことのない人について「こんな人かなぁ」と想像してみる。

これを習慣づけることで、「まずは自分なりに考える」ということがしやすくなります。

ポイントは、「自分の日常に直接関係ないところで想像する」ことです。自分の日常に直接関係あるような場面で空想なんかしたら、疲れてしまいますから。
「◯◯さんって、本当は私のこと嫌いなのかもれ知れない」とか。これ、意味ないですよね。笑


自主性だけではなく、主体性も求められる時代です。
自分の意見は持っているべきだけれど、うまく表現できない。そんな人は多いはずです。
着想力が低いことで、自己肯定感が低くなっている方もいるかもしれませんね。


実際は言葉を持っていても、
頭の中にある引き出しとその中身を使い慣れていないだけ。
着想力は、簡単に鍛えられます。

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