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#その先が見たい

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変化する自分を、記録するところ。
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2020年2月の記事一覧

「不要不急の外出は控えて」からの転換。

娘の通う大学の卒業式と卒業パーティーが、中止となったお知らせがありました。我が家は学年が違うので直接は関係ありませんが、対象となった学生のことを思うと残念に思います。 息子の学校も3月中旬くらいまで休校が決まりました。 定期テストや外部模試も中止になり、少々気合を入れていたのが空振りになり肩を落としています。 ちなみに、月謝は通常通りの支払いとなるとのこと。それが直接関係あるかは分かりませんが、非常勤の先生方にもお給料が支払われるという情報まで持ち帰ってきました。彼なりに、

情報アンテナのシフトチェンジ。

毎日、新型コロナウィルスの話題で持ちきりだ。当然のことだし、ワタシ自身もニュースを逐一チェックしている。 とはいえ、結局のところ個人レベルでできる対策と、不要不急の外出を控えるしかなく、悶々とした状態だ。多くの人がそうであるように。 今いちばんの関心事であるが故に、そこから離れられなくなっていることを強く感じて、少し怖くなってきた。 情報アンテナのシフトチェンジ。 とりあえず、Twitterのフォロー先を今までとは全く観点の違うユーザーにかえてみた。それから、情報取集

自分らしくないことを、することの意味。

向き不向きとか、興味のあるなしとか、人にはそれぞれ趣味嗜好のようなものがある。 だからいろいろな人がいて、だから面白い。 この部分が皆同じであれば、エンターテイメントなんて世界には存在しないだろう。 自分の生活の中で、それを苦と感じることなく行動していることが「強み」だという説がある。「強み」についての考え方として、頷けるものだ。 ここからは私見となる。 たまに、「子供の頃から、その子の才能を伸ばすための教育をすべきであり、○○を皆んなと一緒にさせるのような一律の指

明日をちゃんと、生きるために。

今日は穏やかではない一日だった。 忙しいとかではなくて、心が乱れがちだったということ。 じゃあ、良くない一日だったのかというと、そうでもないと思っている。 心が乱れる原因はいくつもあって、膨れ上がる不安と、次々に湧き上がる着想の中、思考がフル回転していたのを感じていた。 混乱していそうで冷静な時は、何かを変えるチャンスだと思っているからだ。 明日をちゃんと、生きるために。 世の中、新たな不安が押し寄せている。 新型コロナウィルス。 どう防いでいいものか、まったく分か

いつか、社会に出る貴方へ。

うちの娘は大学生だ。 大学生というのはワタシの中で「社会人だけれど、学生」というスタンスだ。 一人の社会人として生きるための能力を持ちながらも、あえて「学生」をしているということ。 親元で、なおかつ学費を全額親に出してもらっているような大学生は、この意識を常に持つべきだと思っている。 大学生とは、 一人の社会人として生きるための能力を持ちながらも、 あえて「学生」をしている人のこと。 当たり前に大学に通い、当たり前にアルバイトをし、当たり前に好きなことにお金と時間を費や

目線の違いに感じること。

Twitterをやっています。Twitter大好きです。 前まではTwitterなんてやったって、つぶやくことなんて何もないと思ってました。 今では自分のアウトプットの場にもなっているし、いろんな人と繋がることができて、日々の刺激の一つとなっています。 そして何より、私がフォローしている皆さんが「意識高い系?笑」なのか分かりませんが、とても良質なツイートを挙げてくださるので前向きになるんですね。 始めは特に意識せずに、本当に適当にフォローさせていただいていたのですが、ある

どこに行くかを決めないといけない時代。

2年前らしいが、米津玄師の曲の歌詞に「どこにも行けない」という言葉がたくさんありすぎるという話題になったことがある。 「米津玄師の歌詞に『どこにも行けない』というフレーズ入りすぎ問題」というツイートがあり、それに対し米津玄師自身が「あはは」というツイートで反応したということ。 この話題を知った時、ちゃんと反応した彼が素晴らしいと思ったのと、繰り返し使ってしまう言葉にはそれなりに理由があると思っているので、証明された気がして嬉しかったのを覚えている。 どこに行くかを決めな

何もないわけがないのに、何もないという彼女のこと。

子供にとって母親の存在は大きいが、子供が大きくなると徐々に変化してくる。母親にとっての子供の存在の大きさの方が、上回ってくるように思えてくるのだ。 母親の保護なしでは生きていけない乳児期・幼児期から、心の自立が始まり学童期・思春期を超えて青年になる。 生命維持を支えていた頃は振り返ると一瞬で、以降は子供自身の成長を見守る位置になる。 何もないわけがないのに、何もないという彼女のこと。 久しぶりに会った彼女は言う。 「子供たちが成長してしまったら、自分には何もすることが

知らない誰かからもらう、勇気のこと。

今日、電車の乗り換えで長い階段を降りたところで、白状を持った女性とすれ違った。 すれ違った時の表情が、目が半開きのようだったので、うっすらと見えているのかもしれないと感じたのだが、何となく気になって戻り、正面から声をかけてみた。 「大丈夫です」と仰ったので「お気をつけて」とその場を離れた。 少し気になりつつも再び歩き始めた私は、徐々に得体の知れない「勇気」に似たものが自分の中にこみ上げてくるのを感じていた。 すれ違った女性が、弱視だったのか全盲だったのか、はたまた私の

ゆきぎえづき 『雪消月』  の始まり。

「2月」の異名で、「雪消月」という言葉がある。 なんて美しい日本語だろう。 今日から2月が始まったが、1月の速さたるや過ぎてしまってから驚くくらいだ。 今年、ワタシの住んでいる場所で雪が降ったのは1月の半ばだった。雨と霙と雪が、まるで迷うように時間を経て順番に降っていた日だった。 降り積もるような地域ではないから、雪は地面に着く時にはすぐに消えてしまう。地上に吸い込まれるようだった。 ちゃんと「冬」という季節の役割を果たすかのように、少し灰色がかった白い空から降る様は