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ゆきぎえづき 『雪消月』 の始まり。
「2月」の異名で、「雪消月」という言葉がある。
なんて美しい日本語だろう。
今日から2月が始まったが、1月の速さたるや過ぎてしまってから驚くくらいだ。
今年、ワタシの住んでいる場所で雪が降ったのは1月の半ばだった。雨と霙と雪が、まるで迷うように時間を経て順番に降っていた日だった。
降り積もるような地域ではないから、雪は地面に着く時にはすぐに消えてしまう。地上に吸い込まれるようだった。
ちゃんと「冬」という季節の役割を果たすかのように、少し灰色がかった白い空から降る様は、春へ向けて咲こうとする芽という芽にそれを知らせているように見えた。
ゆきぎえづき『雪消月』 の始まり。
雪消月とは、その名の通り「雪が消える月」という意味だ。
冬は身を縮めて何かを守り温め
春の近づきを感じながら
芽吹くまでの支度をする。
ワタシにとってこの言葉はそんなイメージだ。
少し前進して、また一つ前進する
そんな時間が過ごせるようにと思いを巡らせる。
新しい目標を見つけた、ワタシの決意だ。
この時間を振り返った時に、
よくがんばったと言える自分になりますように。
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