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わたしの目線。

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大切だと思うことを、「わたし目線」で記したもの。
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#教育

ここに、あの頃の君たちがいたら、どうしていただろうか。

外出自粛、緊急事態宣言。言い方は良くないけれど、ここまではある意味、簡単だったのかもしれない。 危険なものから逃げるために、できるだけ箱から大切なものを出さないようにしていただけなのだから。 普段だったらお日様が出ている時間は空っぽになるはずの箱に、朝も昼も夜も大切なものを入れっぱなしにする。 そうすれば、大切なものは守られる。 こここまでは、簡単だったのだ。 「そろそろ、箱から出ていいよ」と言われても、その危険なものはいつ襲ってくるかわからない。でも、箱から出たい。い

不都合が可能性に変わる時。

朝とお昼の間って何か良い言葉ないのかな?ってググったら、まさかの「昼前」という単語に出会いました。 ”うん。 そう。そうなんだけど。” ともかくも昼前に、ちょっと子どもに用事があり。 デスクから立ち上がるのすら面倒な時は、家の中でもLINEで伝えちゃうんだけど。何となく様子を見たくて娘の部屋の前に立ったのです。 そして棒立ち。 オンライン授業中。空けちゃダメ。 ドアの前に貼られた付箋紙。 ああそうですかと振り返り、自室に戻りかけた息子の部屋から聞こえる音声。 こちら

子どもだった大人の、不自由な自由。

私はどちらかといえば、イベント好きな方だと思います。 子どもの頃から、「お楽しみ会」や「文化祭」で盛り上がる空気が好きでした。初めのうちはノリ気でないような素振りを見せるクラスメートが、徐々にアイデアを出してきたり、嫌々ながらも楽しそうに笑う。そういう姿を目にすると嬉しい気持ちになったのです。 中学時代は、一人で学校新聞をA3用紙に書き、仲の良い先生に全校生徒の枚数を印刷してもらい、全校生徒に配布していました。 当時、県下でも有数の荒れた学校でした。だからこそ、校則なんてど

「子どもが教える学校」から、見えたもの。

今日は、私が尊敬している、鈴木深雪さん@iriko_14 の「子どもが教える学校」を受講しました。 子ども達が先生となって、大人に対して授業をするというもの。つまり、私は子ども達に授業をしていただいた身分なのです。 メディア掲載もあってか、3日間の開催のうち、最終日の本日10日がいちばん多くの受講者数だったようです。300人近くの方がネットで繋がっているということに驚きました。 子ども達はプレゼン資料を作成し、それをオンラインで画面共有して言葉で伝えていきます。300人近

おだやかな日常は、いつもそこに。

日課となっているnote毎日更新。トップの画像は、下手でも自分で撮った画像を使うことにしています。小さな小さなこだわりです。 今日の画像を選んでいたら、去年のGWに子供2人を連れて、上野周辺に言った時のフォルダーが目に止まりました。 選んだのは、旧岩崎邸庭園 @kyuiwasakitei の中にあるお茶屋さんでいただいたお抹茶とお菓子です。 日付は2019年4月29日。二人とも、それぞれ大学・高校の入学式を終え、少し落ち着いてきた時期だったのを思い出します。 当然ながら、

「どうしたらいい?」の前と、「だからなに?」の前。

たまにネット上で、「他人に聞く前にググれよ!」みたいなコメントを見ることがあります。これ、個人的には大賛成です。 統計とか確認していないですが、恐らくはスマホか携帯電話を持っている人がほとんどだと思います。こういったガジェット類を持っていない人は、そもそもネットに「教えてください!」とは投稿しないはずです。 だからこそ、ツッコミたくなりますよね。 いろいろ試したり、調べたりして、それでも分からなくて質問してくる人もいるので、そういう場合は除きますが。 それでもたまに「誰か

社会が変わる、その中で。

ニュースを観ると、5月6日までの緊急事態宣言が、どれだけ意味のあるものになるか疑問に思うことがあります。 今の私にできることといえば、外出自粛をすることに留まるので、ただひたすら状況改善を待つのみとなりますが。 あまり先々の心配をしすぎるのも精神的によろしくないため、適度にニュースに触れるという方も多いかと思います。 明るいタイトルのニュースは数が目に見えて減ってきているようにも感じます。 社会が変わる、その中で。 確実に言えるのは、立ち遅れていた日本の社会のオンライン

校長先生からのメール。

昼間のこと、息子が「校長先生からのメール」について話しかけてきた。 生徒宛に配信されてきたものだったので、私のメールボックスには届いていなかった。 「もー。なんか、校長先生誤字ばかりだよー。」 と、何だか嬉しそうにも見える息子の表情。 メールの内容を読み上げてくれたのだけれど、何だかその表情ばかりが気になって頭に入らない。笑 「まぁ、いいじゃない。言ってることは伝わってくるし。その通りだと思うよ。なんだかんだ良いこと書いてあるじゃん。」 心からそう思う。 何回か校長先生

学校給食の役割を考える。

休校という事態に陥り、さまざまな影響が報道されている。発信するツールを持ち合わせた現代人として、いろいろな方のご意見を拝見しつつ、持論を投稿したりもする。 例えが悪いと受け取られるかもしれないが、新型コロナウィルスというものに端を発して、そこからの対応と報道とデマを含む発信によって起こる集団心理というのは、ある意味ウィルスのようなものにさえ思えてくる。 我が家の子供達はもう大きいので、学校給食を利用していない。けれど少し前まではその恩恵を受けていた。 【学校給食の役割】

コミュニケーションの本質を考えてみる。

私たちは常日頃、無意識のうちにコミュニケーションを取っている。無意識のうちにそれを求め、誰かに伝達するという行動を取っているのだ。 「無意識に求めている」と感じたのは、今年20歳になる娘が赤ちゃんだった頃のことだった。手で物を握りしめることができるようになって、その握りしめた物を私に手渡して笑った瞬間だ。 まだ会話が成り立たない幼い娘が、「コミュニケーション」を目に見える形で示してくれたのを感じた。 先日、渋谷で開催されている #分身ロボットカフェ に娘と一緒に行った。