大切な気づきは奥が深い
気づきのきっかけ
先日、悪天候やコロナの影響を受けて、3年ぶりに開催された海辺の花火大会に出かけました。
時間は1/4に短縮しての開催でした。
ちょっと残念が気もしていましたが、終わってみたら、これまで以上に余韻が残っていることに気づきました。
時間の長さは関係ない。
出かけてきて本当に良かった。
そう思えるほど、花火の素晴らしさ以外に大切なことが色々見えてきたのです。
この花火大会に出かけたことで、私は大切な気づきを得ることができました。
毎夏のお楽しみ花火だった
この花火大会に来るようになったのが、2013年から。
打ち上げ本数も多からず少なからず、派手な仕掛けがあるわけではありません。
地元の友人が準備してくれるBBQやギターや歌もありつつ、のんびりと花火を仲間たちと鑑賞できるのは、この花火大会だけなのです。
他の花火大会では、できないゆったり感は格別です。
そう、この環境を作り出してくれているのは、地元の友人のお陰です。
道具や食材も全部準備してくれることもそうですが、そこに集った人たちと必要以上に気をつかうことなく、ただ居るで良い空気感、それぞれ好きにしていいのが、めちゃくちゃ心地いいのです。
そんな居心地の良い波動に4~5時間包まれてからの花火!
もう最高になるしかないのです。
願えば叶う!
3年ぶりの開催が決定されたのを知った私は、地元の友人に連絡をとりました。BBQなくても観に行くなら、私も一緒に行きたいと。
ところが、最初にもらった返事は、今年は行こうという話に(ご主人と)なってなくて、もし、行くことになったら連絡するね・・・。でした。
前日になっても連絡は来ず、今年はナシかな、とあきらめていました。
それが、当日朝、友人から「急に行くことになったから、良ければ一緒に!」と、メッセージが入っていました。
やったー!!
願えば叶うやん♪るんるん
花火だー!わーいわーい
前日夜遅くにメッセージを送ってくれていて、その内容から、食べ物各自持参、BBQナシの前提と受取、枝豆をお土産に出かけました。
大切な気づき① 友だち
この友人夫妻とは、共通の知人を通して知り合い約11年ほどのお付き合いです。
知り合って1年もしないうちに、私が起業に失敗しどん底に落ち込んだ時、すごくお世話になりました。
このときもそうですが、二人は私を憐れむこともなく、励ますこともなく、アドバイスするでもなく、私がこれを手伝ってほしい、これをやりたいというリクエストにただ応えてくれました。
私がどんな状況でも、この二人の私に対しての態度は何も変わりません。
しょっちゅう連絡を取っているわけではありませんが、私にとってこの二人はとても大切な存在です。
二人がどう思ってくれているかに関係なく、私には大切な友だち。
そんな二人とご縁があることに改めて感謝しました。
大切な気づき② 好きなもの
私は花火が好きです。
小学生の頃から好きでした。
そして、空をながめるのが好きです。
日中は雲の形が何に見えるかを妄想し、夜は月や星を眺めるのが大好きです。花火の日は、半月。
満月の日に、海にムーンロードの光の帯が輝くのは何度か見たことがありましたが、半月でもやさしいムーンロードが波に揺れて楽し気なダンスをしていました。
「光」が人の心に光を灯すことは、前職(照明デザイナー)のときからわかっていたけれど、今回それを改めて体感しました。
大切な気づき③ マイペース
夜が更けるほど、海と空の境目がなくなる気がします。
そんな波打ち際にぼんやり立っているだけで幸せな私です。
これまで、もっと頑張らないと、さらに何か新しいスキルを身につけないといけないと思ってきましたが、最近、本当の私はそんなことを全く望んでないと強く感じるのです。
子供の頃から常に誰かと比較され、評価されて、そこから突き抜けたことをしないと誰にも注目されないと思ってきました。
が、それってすごく疲れます。
いくらやってもキリがなく、やればやるほど焦りが増してきました。
それに気づけたのは、アドラー心理学でいうところの『目的論』で捉えられることが習慣になってきたからです。
すると、どんどん人生がシンプルだと言う気がしてきました。
そして、自分がマイペースだということがすごく腑に落ちてきて、ただ波打ち際で海を眺めている自分にOKを出せるようになりました。
それに、三人三様で好きなことをマイペースでやれるこの環境が、とても心地いいんですよね。
奥が深い大切な気づき 心の豊かさ
私はマイペースなので、すぐにちゃっちゃっちゃと気づけないんです。
当日気づいたのは、①~③までのことでした。
それだけでも、すごく幸せやなぁ、私!と満たされた思いでした。
そして、翌朝、ふと「あ、私、ずっと豊かで幸せやったわ!」という思いが湧いてきたのです。
ついつい豊かさとは、物質や金銭的なことで捉えてしまいがちです。
現実的にそれが乏しいと、豊かだとは思えず、いつもお金に対する不満や不安がありました。
目を向けるところが、現象面ばかりでアル・ナイに振り回されていました。
大切な友人、光や海や居心地のいい時間
それに幸せを感じることができるのは、心が豊かだからです。
起業していた40代、常に不安や心配に無理やり強がって生きていたとき、ある朝、気力が全て失われ、起き上がることもトイレに行く気力すら出ない日が何度かありました。
それに、全財産50円ほどしかなく、月末どうやって30数万支払おうかと頭を抱えていたときだったら、絶対に花火には行けなかった。
それを思うと、確かに今の私は贅沢や余裕からは程遠い現実だけれど、心は豊かだ!確かにそうだ!と、気づくことができました。
それがどれほどありがたく幸せなことでしょう!
幸せになるために物質的や能力の豊かさを求めがちですが、それよりもっと簡単で今すぐ幸せになれるのが、心の豊かさに気づくことです!
『気づけば変わる』
ぜひ、自分に気づいてみてくださいね♪