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次帖 「真木柱」について

みなさん、こんにちは。
玉鬘のお話は次帖「真木柱」でクライマックスを迎えます。
実はこの帖では私の創作が炸裂することを予告させていただきます。
かねてから私の書く源氏物語は創作部分が多く、受験生や学生さんには参考になりませんと公言しておりますが、真木柱ではかなり度を超していると思います。
アクロバティックです。
大暴走です。

私の書く源氏物語は時として耽美な平安文学ではありません。
千年前の物語というのは、現在の我々の感覚とは乖離しております。
まず状況が異なるでしょう。
男尊女卑が当たり前の女性が男性の所有物となる時代。
そんな時代の物語を私は焼き直ししております。
現在に生きる方々が少しでもわかりやすいように。
私がこだわるのは人の気持ちは千年前とて変わらぬというところ。
男性に所有される女人たちにも自我があるというところです。
源氏物語は誰もが知る平安文学の最高峰。
私の源氏物語はただ源氏賛美の物語ではありません。
現代の女性たちが共感できるような読みやすい物語になればと創作しております。
次帖、真木柱では玉鬘姫の心情を中心に描いて暴れておりますので、どうぞご容赦ください。

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