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この『源氏物語』・・・創作しすぎてスイマセン

みなさん、こんにちは。
本日も私が書く源氏物語についてお話しいたします。

私の書いた源氏物語を読んでくださっているみなさま。
いつも寛容な御心に感謝いたします。
原本をご存知の方はすでにお気づきだと思いますが、私の書く源氏物語はかなり創作部分が多いです。
和歌の解釈も我流ですし、しかもすべての歌を盛り込んでいるわけではありません。
ちゃんと源氏物語を知りたいという方には大変申し訳ないことです。
ましてや学生さんに間違った知識を吹聴するようで、ここであえて弁明させていただこうかと思います。

平安時代というのは我々が想像できないほどにやはり異質な世界感だと思います。
しかし、人の想いや営みというものは人間の本質に変わりが無いところで、今の我々と何ら変わることはないでしょう。
私の創作部分は現代人の皆様に少しでも想像しやすいように、共感してもらえるように、人がわちゃわちゃと生きている感を重視して加えたものです。
一番最初の大きな創作部分はといいますと、第一帖桐壺(四)の源氏が内裏を離れる場面でしょうか。

こちら → 桐壺(四)

本来であれば、成人の儀式が終わった夜に源氏は左大臣と共に内裏を退出します。
そして葵姫とその宵に結婚するというのが正しいところです。
私は源氏が内裏を離れる心情と新しい世界が開けてゆくのを表現したかったので、イメージとしては夜通し内裏でお祝いをして、昼の太陽が高く昇った時に朱雀大路を道行きするというように変えました。
源氏の義理の父となる左大臣という人も入念に描いておきたいところでしたし、民草のありようなども描いて物語に奥行きを与えたかったのです。

私の創作はこれからも暴走し続けると思います。
読んでくださる皆様には温かい目で見守っていただければありがたいと思います。
明日も思うところを書きたいと思います。

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