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【映画】「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ここにきて見せつけるブラピの最高峰

ブラピがかっこいい。
何を今さらって感じですが、このブラピはちょっとどうかしてる。年齢的に出る深みとか渋みとかそういうことじゃなく、現役バリバリ、プリプリのセクシー。そこらの爽やかとか、イケメンとか全部ぶっちぎるかっこよさ。まさかの55歳にして史上最高。

舞台は1960年代のハリウッド、やや落ち目の俳優ディカプリオと、彼専属のスタントマンを務めるブラピ。当時のハリウッドでは俳優が自分専属のスタントマンを雇うのが普通だったみたいです。でもなんせ落ち目。スタントの仕事がない時は、ディカプリオに頼まれて運転手とか雑用とか何でもやるブラピ。2人はほぼ毎日一緒にいます。仕事の相棒兼、マネージャー兼、親友、みたいなもんでしょうか。ちなみに監督は「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ。

ブラピがあんまりにもかっこいいもんだから「やだもうこっち見ないで、気が散る…ストーリー入ってこない…」って思ってた矢先、彼はディカプリオ宅の何かを修理することになったようで、ひょいひょいっと屋根に登ったと思えば、おもむろにTシャツを脱ぎ捨てる。ジーンズにムキムキの上半身、腰に巻いた工具、晴天。修理シーンなんぞもちろん映らず、画面に映るのはあらゆる角度から見るブラピの美しい裸体のみ。そうか…タランティーノ、知っててやってたんか。ありがとう!その後も犬に餌やってるだけで溢れる色気、ヒッチハイカーの女子に送るキラースマイル、目が離せない、好き。つい今も予告を眺めてはまたニヤける始末。何とかしてくれ。

一方のディカプリオはといえば…超かわいい!普段は強がってるのにふとした事で不安を感じると、落ち目の自分を哀れんで、将来が心配すぎて泣いちゃう。ブラピの肩で。撮影で一緒になった8歳の女の子の前でも耐えられず大泣き。膝をトントンしながら慰められる。前日に飲み過ぎたせいでセリフを忘れ、自分のダメさにまた号泣。でも一転、褒めてもらうとキラキラした笑顔で喜ぶ。お家ではプールにプカプカ浮くのが大好き。もうかわいいしかない。個人的に今話題のドラマ「凪のお暇」にはまって以来、心の中に「いい年して周りの目をはばからず大泣きする中年男」枠ができまして。そこに超タイムリーなクリティカルヒットをかまされました。虜です。

還暦前のブラピを脱がせ、中年ディカプリオに大泣きさせる。こんなの他の誰が思いつくのか。他にも超キュートなマーゴット・ロビーが白のミニスカに金髪をなびかせながら街中を歩き回るだけのシーンがあったり、ブルース・リーとブラピを戦わせてみたり。タランティーノ、分かってる。分かり過ぎている。

と、ここまでストーリーに全く触れずに来ましたが、実はこれらのノリノリな日常は1969年8月9日に起きた“ある悲劇”の瞬間に向かって進んでいるのです。これから映画を観る人は「シャロン・テート殺人事件」を軽くググってから劇場へ。知ってるだけで映画が100倍おもしろくなります。後半、唐突に入り出す饒舌なナレーション、分かりやすく不穏な空気、来る…全てをぶち壊す最悪の瞬間がやって来る......

からの、
タランティーノーーー!!!!!!
この結末は愛、愛でしかない!
最後にディカプリオも言ってた。

「こうでなくっちゃ」

ありがとう。だからあなたが好き。


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