アフターコロナ・ウィズコロナ時代の舞台公演を考える 稽古場編

いまカクシンハン・スタジオってところでちょっと裏の手伝いしているんですけど、オンラインも2ヶ月目、そろそろ稽古場に戻りたい。

しかしスタジオの稽古もさることながら、このありとあらゆるものがオンライン・デジタル化への移行が進んだ中で演劇とか身体にまつわるものはオフラインだよねえ〜こればっかりは仕方ないよねーという感じ。
自分の身体が必要だし、私は普段趣味でフィギュアスケートをやっているんだけど、スケートや水泳みたいに「やる場所が絶対限られる」ものも多いわけで。「リアルな場所は必要やけどとりあえず線引いたらなんとか体裁整うで!」みたいなのとの差もあるし、難しいよなあ。

しかもその「本番」に対して「練習・稽古」という日々の積み重ねなくして発表できないわけで。稽古場は密ですからねえ〜(棒)

まあそんなこんなで稽古場でできる対策ってのはなんぞや、というのを考えてみる。

◉ 稽古場スケジュール・稽古場香盤をしっかり組んで「来る人間・時間を仕分ける」

言うてまえば大きいところでやったらごく当たり前に稽古香盤を出して「ここだけでいいですよー」みたいな感じやし、でもそれでも「出番ないけど稽古場にはおってね」っていう「とりま稽古期間NG以外は全日程全拘束」というのがまあ慣例的に普通ですよね。これ、結構議論が分かれるところで「なんで出番ないのにおらなあかんねん他の仕事入れさせろや時間の無駄やろ」VS「出番があろうがなかろうが全部のプロセスを把握してこその自分の仕事やろ、出番がない=そこの状況把握はしなくておk、ではないぞ!?あと他人へのアドバイスも自分へのものやと思って聴かんかい」なんだと思うんだけど(私個人としては折衷案派)この新しい生活様式とかに照らし合わせるなら「メンバー区切ってとりあえずやってみる」が一旦はありかなと思う。稽古時にマスクするってまあ非現実的って言うか、逆に息あがって別の健康問題でると思うですけどね・・・・・・。

◉ ケータリングコーナー衛生第一

稽古場にケータリングコーナーがおけるってのは固定稽古場限定だけども(そしてコーヒー沸かしたりするのも制作の仕事で、結構これ嫌いじゃないよ私)やっぱり食べ物周りは気を抜くと一気に危険になりがち。これはコロナ関係なく重要ポイント。食中毒、ノロ、なんやかんや経口感染だ。
差し入れとかでフィンガーフードは多いし、みんなでばばーっと切って分けて食べて、みたいなシュチュエーションはよくあるので、食前食後に手洗い、もしくはお手拭きとか手指消毒とかしやすいようにしておく、食べ終わったらちゃんとそのエリアも拭いておくとかを徹底するとかかなあ。
あと、コーヒーとかもコップは稽古場にあって「各自名前マステで書いといてね〜」とかよくあるけど、使い捨て推奨されるとはいえ「毎回稽古終わりに各自で洗いにいく」とか「使用前・使用後のものは混ざらないようにエリアわけ、未洗浄のものが混ざらないように!」とかできっちり洗えるならそれでもいい気がする。

ゴミの捨て方も大事。分別は最低条件だけど、気持ち的に「ペットボトルとかビンカンなど直接口つけたものは軽くゆすいで捨てる」とか心がけるだけでお互い気持ちよくいけるのでは?と思うんだけどどうだろう。
食べ残しはバラバラにならないようにしっかり小袋に入れて捨てるとか、ゴミ捨てるときに次に処理する人に対しての思いやり的なところで意識づけ必要かなって思う。あとは飲みかけ食べかけのものは置きっぱなしにしないとか、この辺は一般的に夏は真面目に食中毒もやばいしね!

固定じゃない例えば公民館とかを転々とする場合でも、最後の片付けの時間にしっかり食事していたエリアを拭いて帰る、ゴミはきっちり処分する、などの行動をするのが大事だと思う。

◉ そして何より日頃からの健康管理

検温(体温の数値そのものよりも継続しておかしくないかのチェック)、体調が悪かったら「周りにうつさないために」稽古場には行かない来させない。そして人間体が資本であるんだから食生活の面でも気にする。まあごくごく書いてることは当たり前って話なんだけど、言うて私もその辺自信ないので気をつけないとあかんって話ですわ。

無理して頑張るのは「かっこ悪い、別に偉くもなんともない」ってところに全員の意識を改革していかんと!

まあこの、「無理して来させない」と「稽古香盤ガッツリ組む」ってのはバッティングすると結構面倒な話にはなるので(よりによってここでおらんのかい!という話 玉突き式に組み換えないとというのも起こりうる)余裕は持たせないとあかんよなあと思いつつも、まあとにかくなんとかやりましょか、と言う感じかな。


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