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#脚本

書くということ

※これは2019年6月26日にMediumに投稿されたものです。 こんな私でも、脚本を書いている。過去には何度もそれを上演させていただいている。 とても畏れ多いことだ。 演劇を始めたころはそんなこと、考えすらしていなかった。自分が上演しているものが「面白い」と思えれば良かった。 自分の感性を信じていた。 その考え方が変わったのは、高校2年生のときの地区大会。 取材した地元の戦争記憶をもとに、部員と少しだけ自分と、顧問の先生で書いた脚本。それを演出した。 自分たち

「私じゃダメですか?」と思ったことのあるすべての「私」へ

オーディション企画から生まれたオリジナル脚本合格者の人生からオリジナル作品を創って発表するユニバーサル・オーディション「ルーツ」。わたしは以前のnoteで紹介した「運命のテンテキ」ともう一作品、「私じゃダメですか?」の脚本を書いた。 エキストラ、スタンドイン(代役)、付き人。スターという光を取り巻く「影」として生きる三人の女は「光」をつかめるのか?涙を強さに変えた女優たちの魂の叫びを聞け! 登場するのは、主役になれなかった3人の女優だが、「私」はエキストラであり、スタンド

「演じる」が、わからない

いま、何かを学び直すことが出来るとしたら、演劇がいい。中学生のときは演劇部だったけれど、先輩がいなかったり部員にあんまやる気がなかったりで、「演じるとは何か」みたいなことは最後まで全くわからないままだった(というか意識すら向かなかった)。その後も、例えば自分の作品で朗読や声優をするときに、感情を入れてセリフを読むことはできても「演じる」ということはぜんぜんわからないままだった。今、なにか演技系のオファーされても、絶対にこのままではできないと思う。演技するって、何だ? まったく