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2021年1月の記事一覧

KPOPアイドル×ミュージカル

だいぶ前に書いて公開したんですが、ちょっと書き加えて出し直しです。 前書き KPOPファンの方なら割と知ってる話、そしてミュージカル界隈でもそれなりに有名な話として、今、韓国のミュージカルが熱い。 これは、政府がお金を出してKPOPと同様に力を入れてるのが背景にあり、しかも韓国人というのは言語の特性上歌がめちゃくちゃにうまい傾向がある、というのが主な要因(だと思ってる)。作品は欧米発のミュージカルだけでなく韓国オリジナルの作品もあり、中には日本で輸入ミュージカルとして公演

文化・芸術団体がいま抱える3つの問題

 現在新型コロナ関連のニュースは、世の中の危機的な状況を反映するものばかりだ。この冬は素人目に見ても人類の旗色が悪い。どこまでこの状況が続くのか、どこまで状況が悪化するのか誰も解らないのも不安要素である。 こうした状況は文化、芸術機関においてもより深刻だ。今ですら何とか人的、金銭的なリソースを割き、崩したりして春の緊急事態宣言下、それ以降の感染症対策を乗り切ってきたところである。これ以降イギリスで現在行われているようなロックダウンが行われると、もう経営が立ち行かなくなる機関、

寺山修司風のことばたち

寺山修司風というのは烏滸がましいかもしれませんがよく読んでいた時期にできたことばたちなので、「寺山修司風」と銘打つことをお許しください。 赤い服着て地獄をめぐってやるわ! それくらいしか楽しみなんてない! 外出自粛でくすぶっていた からからと 君の足音は転がる車 ふたつの車 転がして どこまでもゆく地獄めぐり 車椅子を見て 撫子買った 夕べに枯れた 鬼灯買った 朝には落ちた 何を買ってもどうせ土くれ 夏が暑いのでやる気がなかった 青い海を渡った風は 西で赤くなっ

その芸術はホンモノかニセモノか?ウィズ・コロナ時代のベンヤミンの「アウラ論」

昨夜テレビでウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートを見た。何より印象的だったのが、無観客開催のため「拍手がない」ということ。そして否が応でも強調されたのが、生中継で見ている何千何万という「見えない聴衆」の存在だ。芸術やアートの持つ力は時間や場所を超えることができるのか?その時にテクノロジーはどんな役割を果たすのか?ウィズ・コロナ時代の新しい「アウラ論」を考えてみるのも面白いかも知れない。(197字 2021-1)