⑩ある程度のルールは必要?ルールのない地獄のような学級から見えた結論/学級崩壊
1. ルールは必要?必要じゃない?
前回は問題行動のあった児童の保護者とどのように関わりをもったか紹介しました。今回は学級のルールを徹底させるために行った実践を紹介します。
☟ 前回の投稿はこちら ☟
子どもたちが椅子に座り、一斉授業を受ける。
学校のルールを守り、先生の指導に従い、友だちと仲良く遊ぶ。
これが日本の学校の当たり前。
これとは全く真逆のことが怒る、いわゆる学級崩壊。
もちろん私がこの時もったクラスもこれらのことは全てできていませんでした。
4月はできていたのに、だんだんクラスが荒れ、当たり前のこともできなくなってきた…。
できなくなったことが多すぎて、正直どこから手をつけたらいいのか…。
また当たり前のことが当たり前にできるようになるにはどうしたらいいか私は考え、そして1冊の本を本棚から引っ張り出しました。
私と同年代、もしくは少し歳上の先生方ならご存知だと思います。今から約20年前に世界的な大ベストセラーとなった本です。
著者は数々の教育困難学級を受け持っては、全て立て直して成果を出し、28歳の時には「全米最優秀教師賞」までとってしまった小学校教諭です。
私が以前、投稿した
崩壊学級を立て直すために、その経験者に聞いて、その実践を真似する。
まさしくそこに当てはまる人が、“国は違えどいた”のです。
そんな彼は本の中で書いています。
ごくふつうの生活のルールとはどういうものなのでしょうか?
2. ルールがあることにより、もたらされる効果
彼が本の中に載せているルールをいくつか紹介します。
見てもらったらわかると思いますが、誰でもわかる当たり前のルールです。
では、なぜこれらのルールが必要なのか答えてくださいと言われたら、皆さんはいくつ答えることができますか?
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