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UXリサーチャー×5年生社会「くらしと産業を変える情報通信技術」×キャリア教育|出前授業

1. 日本で初めてのコラボ授業?!

🐱事業紹介🐱

本日は全ての先生方必見ですよ~😊!!!

さてまずはみなさん、「UXリサーチャー」という職業をご存じですか?

日本では比較的最近になって認知され始めた職種だそうで、調べてみると

UXデザインのプロセスの一部であり、ユーザー心理や感情、ユーザーニーズを明らかにするための調査をする人のこと

UXリサーチャーとは?

うう~ん。正直まだよくわからないと思いませんか~🤔
もちろん私もこの言葉の意味も、職業ということですらはじめは知らなかったです。

そんなことを言っている私ですが、実は現役UXリサーチャーとして活躍されている難波佳代子さんと、もともとご縁があり、知り合いだったんです。
ただ出会った当時の無知な私は「かっこいい名称の職業だな~♡」というなんとも恥ずかしいことだけを思っていたわけです笑

そんな私ですが、ある日5年生の社会科「くらしと産業を変える情報通信技術」の教科書をペラペラとめくっていた時に…

「あれっ?!これってもしかして!!!」
となったのです。

これって、もしやっ?!

この5年生の社会科「くらしと産業を変える情報通信技術」では、ITやICTなどという言葉が聞かれるようになり、くらしの様々な場面でそういった情報通信技術が見られるようになってきたという説明から導入が始まります。

その後、それらの情報があらゆる形でさまざまな方法で分析され、データ化され、そしてそれらが更に生活の中に生かされていくということを学んでいきます。

この単元を読んだ後「むむむ!!」
となった私はすぐに難波さんに連絡をとりました。

そしてすぐに教科書の概要を話し
「これってもしかして難波さんの仕事に繋がっていますか?」
と確認しました。するとすぐに
「はい!繋がっていますよ。」
と返事が返ってきたのです。

そこからはもちろん、わたしの得意技!

「学校で授業してもらえませんか???」

と気付いた時にはスカウトしていました笑。そしてすぐに

「私も勉強になるので是非授業させてください!」
と、非常~にありがたいお言葉をいただきました。

比較的新しい職種ということを考えると、おそらく

UXリサーチャーの方が日本で初めて小学校で授業する

記念すべき第1回目!


となったのではないかなと思います!!!

それでは、難波さんにどのような授業をしていただいたのか今から紹介していきますのでぜひ最後までお読みくださいね~😊

2. UXリサーチャーとは⁈


1月のある日、福岡市中央区の小学校にお邪魔させていただきました。

今回は5年生社会科の授業です。
4クラスということで、2クラスずつに分かれて2時間授業を行いました。

まずは難波さん自身の紹介とUXリサーチャーという仕事の紹介から始まりました。
もちろん聞いてすぐに子どもたちが理解することは難しいので、その後も例を出しながら話を進めてくださいました。

まず難波さんからみんなに出された質問。
「高級なものが好きという20代の女性がいたとします。
みなさんだったら、この人が心から喜ぶために何をしますか?」

さて、みなさんだったらどう考えますか?

子どもたちからは高級なバッグや時計、食事など、そういったものを買ってあげる!という答えが返ってきました。

確かに、この質問だけでは大人でもそう答えそうです。

そこで、UXリサーチャーというのは一般的なことで予想を立てて答えを出すのではなく、きちんと調べて明らかにする仕事なんだということをわかりやすく説明してくれました。(下記参考図)

確かに「高級」と言っても人それぞれですよね!

お客様がどうしてほしいかを考えるのではなく
お客様を理解して必要なものを出すために調査・分析をする人

難波さんが提示したUXリサーチャー

先ほどより、解像度が増しましたぞ~🤩✨

次は子どもたちにとって、と~っても身近なグミの秘密についても教えてくれました。

「グミ」という言葉で子どもたちの顔がほころびます😊

何でも話によると、あるメーカーさんのグミは袋のパッケージを見れば
「グミの硬さ」がわかるそうなんです。
そうすることで自分の好みや利用シーンに合ったグミを選びやすくする効果があるんだとか!!
(皆さんもお店で探してみてください!)

これもお客様を理解して必要なものを出す戦略なのですね!!!

面白いっ🤩!!!

子どもたちも話に引き込まれている様子がわかりました😊
(もちろん私もです♡)

3. 生活の中にあるたくさんの気付き


次に子どもたちが必ず見たことであろうレシートの見本を渡され、子どもたちに問います。

「さて、このレシートからわかることは?」

みんな一生懸命探しています!

普段は何気なく手にとるレシートですが、この時は友だち同士で一生懸命見合い、予想を立てていました。
発表でもどんどん手が挙がり、レシート1枚とってみても読み取れる情報の多さにみんなで驚きました!

こうやって見ると、レシート1枚でも読み取れる情報は多いんですね!

さて、ここから先は難波さんの出番です!

これらの情報をもとに、どう分析し、どう生かしていくのかなどを、さらに丁寧に教えてくれました。(これは教科書ではわからないことですね!)

また、今までに携わったお店での活用方法なども教えてくれたので、子どもたちも今までは何気なく素通りしていたようなことでも、たくさんの工夫がなされていたのだと知ることができました。

そして最後は【質問の時間】をたくさん設けてくださいました。

どんな質問が出るのかと思っていましたが、それよりも子どもたちから質問がどんどん、どんどん出てくることにびっくりしました!!

子どもらしい質問から、誰でも1度は思ったことがありそうな質問、また意外な視点をもった質問まで…。
きっと子どもたちにとっては本当に興味のある話題がたくさんの1時間だったんでしょうね😊

しかも個人的には担任の先生や、授業を参観されていた校長先生まで質問されていたので、素敵な先生達だな~と微笑ましくなりました笑。

途切れずにどんどん出る質問

全ての質問に対して、もちろんお仕事に関係することなので、伝えれることと伝えれないことも含めて言葉を選びながら丁寧に答えてくださったので、みんな大満足で授業を終えることができました。

4. コラボ授業を終えてみて…


はじめて難波さんに出会った時には
「UXリサーチャーとはなんぞや?」
という私でしたが、今回は子どもたちと一緒に授業を受けさせてもらい、大変勉強になりました。

個人的に1番考えさせられたのは
「どうやってデータやアンケートをとっているのですか?」
という質問に対して

「結構、泥臭くやっています。」
と即答されたことです。

時代が便利になったので、一気にアンケートとなりそうですが、一人一人のお客さんの声を大切にしてデータを集めているということでした。

そのことを聞いて、生活をしているとあらゆるところでアンケートなどをお願いされることがありますが、
『世の中が便利になるためには、私たちも協力することも必要』
なんだなと思い、これからもそういったことがあった時には
真摯にしっかりと答えよう!と勝手に決意する自分がいました😌

今回は急遽決まった授業で、準備する期間もすごく短かったのですが、快く授業を引き受けてくださって、わかりやすい授業を提供してくださって、難波さんには本当に感謝感謝です✨

実は何度も私にこれで大丈夫かとスライドを確認してくださったり、知り合いの小学生やご自分のお子様に授業をしてみられたりと、当日を迎えるギリギリまで試行錯誤してくださったようで…。
そこでもやっぱりしっかりリサーチされるんだなと思いながらも本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!ありがとうございました!!!

また今回授業を受けた子どもたちや先生の感想を少しですが紹介させていただきたいと思います。

子どもたちの感想✨ほんの一部です!
5年生の先生からも感想をいただきました✨

そして難波さんからはありがたいことに、授業が終わった後すぐにnoteに当日の様子を記事にしていただきましたので、今回はそちらを載せさせてもらいます✨( ↓ 下記参照 ↓ )

そして今回はとってもスペシャルなことに、校長先生からも感想をいただきましたので、そちらも載せておきます✨
これは初ですね🥹!うれしすぎるぅ~~~✨!

こんなにもたくさん🥹校長先生からも✨ありがとうございます!!

5. これからのこと


難波さんは、今回の活動を通して
『子どもたちのために授業をすることはとても意義のあること』
と感じてくださっていて、これからも機会があればできるだけ授業をしてくださるそうです✨

UXリサーチャーというお仕事自体が比較的新しいことを考えると、そして今の現代にはなくてはならない職業だと考えると、キャリア教育としても重要な学習になりそうですよね!

授業を希望される方は下記ホームページまでお問い合わせください。

↓ ↓ スポットティーチャーHPはこちら ↓ ↓

※難波さんへの直接の連絡はご遠慮ください。

本当にありがとうございました~🐱


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