自由進度学習や個別最適な学習の前に…
1. 40人学級は多すぎる?日本の教育現場が直面する人数の課題
現在の日本の小学校設置基準として、1人の先生が学級で受け持つ児童数は最大40人!
さぁ、これは多い?少ない?
今後5年間で、35人学級にしていくと文科省は発表していますが、ただこれ40年ぶりの学級編成というから驚きです⁈
んっ?でも待って?
結局は日本中で1人の先生が持つ最高人数はそれでも35人。
いろんな多様性を認めていこうという世の中の風潮の中…。
35人は十分多いっす😭
“全員の子どもたちにわかる授業を届けたい”
世の中の先生がきっと思っていること。私ももちろん思っている。
でも理解するスピードは人によって違う。難しい時の方が多い。
なので、私の学級では…ミニティーチャーに活躍してもらう!というやり方してます。
学習がわかった子たちが、わからなくて困っている友だちに教えてもらうということです。ここまで読んでもらった方は「あっ!ミニティーチャーね!自分もしてる!してる!」となる方も多いと思うんですが、私はどの学年でも必ずこの話をしてから、ミニティーチャー式をとりいれます。
2. はじめかたが大事!!
子どもたちに聞きます。
「これ記憶に残る割合を表してるんだけど、( )に何が入ると思う?」
もちろん、子どもたちはそれぞれ思ったことを答えていきます。
出した正解は ↓ こちらです。
正解を出して終わりではなく、子どもたちとそこから一緒に考えます。
「えっ?そうなの?90%って?」
「体験が1番上と思ってた!」
「説明できるって大切なんだ!」
ミニティーチャー式を取り入れると、この図式が成り立ちがちになりそうなんですが、そうならないように先程のピラミッドを提示し、クラスに掲示しておきます。
「ここ、わからないから教えて!」
「わからない人いない?教えるよ!」
自然とこういう声がクラスには溢れるようになっています。
学び合いの輪ですね✨✨✨
このピラミッドを提示し、ミニティーチャー式を取り入れると
「先生、最近教えることが楽しくなってきたよ!」
「先生、わからんって言うのこのクラスやったら恥ずかしくなくなったよ」
子どもたちが教えてくれました。
なので私も
「学び合って、助け合ってくれてありがとう!先生もわかる授業目指して毎日がんばるね!」
と伝えるようにしていました。
3. 最後に(資料提供)
この投稿は2年程前の現役教員だった時にInstagramで投稿したものです。
この時はコロナによりタブレットが導入された1年後くらいで、だんだん日本の教育システムに異を唱えられるようになってきたころだと思います。
そのなかの1つとして「一斉授業」があげられます。
それから2年ほど経った今は「自由進度学習」や「個別最適な学び」などという言葉が本当にあちらこちらでよく聞かれるようになりました。
ただどんなにそのスタイルを研究し、実行しようとしたとしても、実際に実践していくのは子どもたちです。しかし日本の子ども達は基本的には「一斉授業」スタイルに慣れてしまっています。なので私としてはスモールステップとしての最初の導入としてはこういう話をするなどして子どもたちの意識を変えつつ仕組み化していくかなと思いました。
2学期からもしかすると、少し学習スタイルを変えて授業をしていこうかなと思う先生もいらっしゃるかもしれないと思いましたので、このピラミッドをダウンロードできるようにしておきますので、説明する時用や、掲示用などにお使いください✨
【説明資料用パワポ】
【掲示用PDF】
【資料提供に関する注意点】
✅必ずパソコンから開いてください。(携帯からだと崩れて出てきます。)
楽しい授業作りのお役に立てますように~😊
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