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洋服の畳み方を変えたら、ちょっと快適になった話

洗濯全般は私の仕事。

そのなかには、楽しめる仕事と、滞りがちな仕事があった。


洗濯物を干すのは、結構好きだ。

東向きのバルコニー。最近の晴れた日だと、6時半頃には明るい陽射しで温かい。

朝の空気を感じながら、鳥のさえずりを聴きながら、タオルを干し、一つ一つの服をハンガーにかけて並べていくのは、私にとっては良い時間の過ごし方だなと思っている。

5人分の洗濯物を干すのは、丁寧にやると30分くらいはかかる。
乾燥機にかければ、この30分が短縮できるのだけれど、やっぱり天気の良いときは、お日さまの光を浴びながら洗濯物を干す。
スッキリした気分で、一日の始まりを迎えられる気がする。


一方で、取り込んだ後の洗濯物、畳んで、片付けて…が滞りがち。

何とか畳み終えても、部屋の分かれている家族5人のタンス、タオル置き場へ持っていくのが、どうも面倒で、身体が動かない、ということがままある。

タンスまで持って行けたとしても、引き出しを引き出して、それぞれの場所に入れるっていうことができずに、タンスの上に置きっぱなしということも。

そんなことが重なるときには、家全体がもれなく散らかっている。

言い訳でしかないけれど、そんなときは、大体、自分で種を蒔いた、沢山のやることに追われて、優先順位がつけられなくなっている。


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最近「洋服の畳み方」を教えてもらう機会があって、実践してみた。

「洋服の畳み方なんて、そんなの分かってる」って心のどこかで思いそうになったけれど。今までの自分のやってきたことは、一旦脇に置いて、思考停止して、まずやってみようって思った。

世の中には、色んな畳み方があると思うのだけれど、私が習った畳み方は、「洋服を立てて並べるための畳み方」。引き出しの中に並べたときに、一目で洋服の量が分かり、元に戻す時に、どこに戻せば良いかが、すぐに分かるような並べ方だった。

まずは自分の衣類から。新しい畳み方で畳み、収納してみた。
正直、並んだ姿を見たときは、綺麗に並んでいるなぁ。と思ったものの、それ以上、思うことはなかった。

それが、生活の中で、引き出しをあけるタイミングを重ねるたびに、小さな感動に変わっていった。
毎日、着るものを選ぶのが、とても楽になった。ちょっと楽しくなった。


思い切って衣類の量を減らしたこともあって、引き出しの中には余白が生まれた。戻す場所が決まって、畳んだ洗濯物を戻すストレスがなくなった。


今まで何してたんだろう、って言いたいくらいだったけれど、強制的に思考停止して、早速、子どもたちの引き出しに取り掛かった。

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BEFOREをお見せできないのが残念ですが、大分スッキリ。

子どもたちを見ていると、変化に困った様子もなく、着替えが出来ている様子。


今まで、朝のバタつく時間帯、子どもたちに、「下着がない!」「パンツどこにあるの?」などと言われていたなぁ、と改めて思う。

その時は、余裕がなくて、「あぁ、何とかしたい…」と思うばかりだった。「なんで私が一人で全てを管理しないといけないんだぁ。」とも思っていた。



新しいやり方を信じてやってみたら、ずーっとストレスに思っていたことがスッキリ解決されてしまった。

やってみたら、とってもシンプルなことだった。



今までのやり方を脇に置いて、誰かのやり方を受け入れてやってみる。

簡単なようで、なかなか一筋縄ではいかない。

頭では理解できても、今までやってきた時間が長ければ長いほど、想いがあればあるほど、無意識的に受け入れられていないこともあるなあって、改めて思った。



ちょっと変われた。

快適だなって感じると、元には戻れないのかもしれない。

習慣が変わった。

これって、私にとって、結構大きなことじゃないかなって思う。


まだまだ快適になる伸びしろが沢山な我が家。

何だか楽しみになってきた。

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