桜島つながりワークショップ③~自由研究・創作発表会!噴火にうどんにワーケーション~
鹿児島~首都圏でつながり、「桜島」をテーマに、大地と自然と人とのつながりを学び、感じ、楽しむ、「桜島つながりプロジェクト」。
2021年1月末から2月末の約1か月、全3回のトライアルワークショップを実施しました!
今回は「ワークショップ第3回」の自由研究・創作発表会の様子、1/3をお伝えします。
<第3回 開催概要>
◆日時:2021年2月28日(日)9:30~11:00
◆開催方法:ZOOMを使ったオンライン開催
◆参加メンバー:鹿児島・福岡・埼玉・東京在住の4歳~40代。全10組。
「大地と自然と人とのつながりを学び・感じ・楽しむこと」をコンセプトとする、桜島つながりプロジェクト。
ワークショップ第3回のテーマは
「これからの『私』と、大地と自然と人とのつながり方を考えよう!」
参加者10名による自由研究・自由創作の発表会を行いました。
私は、どんなつながりの中で生きているのだろう
ワークショップ第1回の冒頭、こんな問いかけをさせていただきました。
過去から未来に続く時間軸、そして、コロナ禍で移動がしづらくなったものの、この地球上、住む場所を選べる場所軸の交わるところで、「今」を生きている私たち。
私たちが住んでいる場所は、大地と自然の長い歴史、そして人々の暮らし・文化の変遷を経て、「今」に至っています。
「わたしは、どこを居場所と定め、何と、誰と、どんな風につながり、未来に何をつないでいくのか?」そんな大きな問いに答え続けていくのが、人生なのかもしれないな、と自分自身に問いながら、参加者の皆さんにも問いかけさせていただきました。
大地と自然と人とのつながりを考えよう!
体験してみよう!(宿題発表)
全10名の参加者全員での宿題発表!
皆さんそれぞれに工夫を凝らし、実験したこと、調べたこと、考えたこと、これまでのご経験を纏めたこと、「桜島!火山の宝石セット」を活用して作ったものを、発表し合いました。
大人の学びあり、親子の学びあり。それぞれの個性溢れる、素晴らしい作品と研究が揃いました。
1.親子で桜島噴火大実験&ジオラマ作り
(Nちゃん、Mちゃん、Kちゃん)
紙粘土で作った桜島に噴火口を作り、重曹とお酢を入れて噴火させる本格的な大実験を自宅で行ったという、Nちゃん親子!
噴火の後は、「桜島!火山の宝石セット」に入っていた桜島の木の実や軽石、火山灰を散りばめ、「人が住んでいることも表現したい!」と人形を置き、ジオラマ完成!
桜島の噴火を見たことがないという、Nちゃん。
「身近にあるもので、噴火を再現できて嬉しかった。桜島の自然の素材を子どもの感性で並べていくお手伝いをして、温かい気持ちになった。楽しかった!」
火山博士の福島さんからは、
「僕たちが普及活動でやるのと同じような本格的な実験でビックリ!僕たちは模型を使って実験を行うが、今回、手作りの桜島の周りに、桜島の本物の素材が置かれているというのがとても良いなと思った。」
とのコメントをいただきました。
2.北関東の小麦文化から、大地と自然と人のつながりを紐解く(さやこさん)
最近、友人からもらった「うどん」がとても美味しかったことがきっかけで「うどん」について調べることにしたというさやこさん。
第2回の福島さんの大地と自然と人とのつながりの話をヒントに、現在お住まいの北関東の地質と食文化のつながりを研究。
関東平野を覆う「関東ローム層」の特徴より、北関東では稲作ではなく、畑作が盛んであること。小麦文化の発展から、様々なご当地うどんが存在することなどを、分かりやすく紹介してくださいました。
北関東に位置する埼玉県熊谷市は本州一の小麦処で、その生産量は毎年 6,000t を超える全国でも指折りの生産地だそうです。
参考)埼玉は隠れたうどん王国
熊谷にうどんを食べにくる11の理由
夏には40度を超えることもあり、暑いことで有名な熊谷。「暑い気候の中でも、ツルツルっと食べられるざるうどん、ちょうど良い!」と、さやこさん。食文化を通して、住んでいる地域のことをより深く知り、楽しもうという想いの伝わってくるプレゼンでした!
3.桜島弾丸ワーケーション、桜島の素材でフォトフレーム工作(ゆきのさん)
なんと、本講の前夜に桜島に行き、講座前に鹿児島市の自宅に帰ってきたというゆきのさん。弾丸ワーケーションの一部始終を発表するとともに、noteのレポート記事で紹介してくださいました。
桜島では、廃校した改新小学校を活用し2020年夏にオープンしたゲストハウス「Ulalaふるさと」で過ごされたそうです。
ゲストハウスでは「桜島!火山の宝石セット」を使って、フォトフレームを装飾。軽石同士をくっつけたものや、そのままの松ぼっくりを、カード立てとして活かす工夫も!
「桜島にいる人にとっての日常は、自分にとっては非日常。リフレッシュになった。一緒に行った仲間との仲が深まった!」と、ゆきのさん。
他の参加者からは、桜島でのワーケーションを羨ましがる声が多数上がっていました。思い立ってフェリーに乗って、家から30分程度で非日常体験、リフレッシュ。ゆきのさんの行動力と、鹿児島市街地と桜島の心地良い距離感が伝わってきました。
次回予告
桜島つながりワークショップ③
~これから私は、大地と自然と人と、どうつながっていこう~
参加者の自由研究・創作発表会は、3回に分けてレポートします。
これからご紹介予定の自由研究・創作発表ラインナップ
◆「りんご」が育つ大地と育てる人の気質&桜島の素材モチーフの版画制作
◆出版社「燦燦舎」のHPイラストに寄せた想い
◆桜島ワーケーション、桜島!火山の宝石キットでフォトフレーム工作。
桜島大根収穫、焼酎との食べ合わせ豆知識
◆1分動画!桜島の素材を使った、娘さん特製パフェ
◆父母のルーツからつながる私の原風景と、今住んでいる場所
◆桜島の素材を使ったインテリア
◆スポーツで感じる大地と自然とのつながり
記事が完成次第、本記事にリンク掲載いたします。
これまでの記事はこちらのリンクからお読みいただけます!
◆はじまりの経緯
第1回
◆桜島つながりワークショップ①~場所を超えてつながろう!~
(いろどりカルテ)
第2回
◆桜島つながりワークショップ②~桜島で大地と自然と人とつながるライフストーリー~(さめしまことえさん)
◆桜島つながりワークショップ②~桜島で見つけた自然、子どもが育つ風景~(山下ゆりなさん)
◆桜島つながりワークショップ②~桜島の面白さ、鹿児島と関東平野の土地の違い~(福島大輔さん)
2021年の夏休みに向けたご案内
2021年夏、7月~8月にかけて、自由研究にぴったりの、親子で学べる3回講座を開催することになりました。
トライアルからバージョンアップし、子どもも大人も一緒に楽しめる講座です!ご一緒できると嬉しいです。
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