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桜島つながりワークショップ①~場所を超えてつながろう!~

鹿児島~首都圏でつながり、「桜島」をテーマに、大地と自然と人とのつながりを学び、感じ、楽しむ、「桜島つながりプロジェクト」。

2021年1月末から2月末の約1か月、全3回のトライアルワークショップを実施しました!
※「桜島つながりプロジェクト」、はじまりの経緯はこちら

今回は「ワークショップ第1回」の様子をお伝えします。
<第1回 開催概要>
◆日時:2021年1月31日(日)9:30~11:00
◆開催方法:ZOOMを使ったオンライン開催
◆参加メンバー:鹿児島・福岡・埼玉・東京在住の20代~40代。全10名。
地元は鹿児島・福岡・静岡・愛知・石川。

自分を知り、仲間を知る。自己紹介ワーク

「大地と自然と人とのつながりを学び・感じ・楽しむこと」をコンセプトとする、桜島つながりプロジェクト。

ワークショップ第1回のテーマは「場所を超えてつながろう!」。
自分を知り、仲間を知るワークとして、「いろどりカルテ」に取り組みました。

「いろどりカルテ」とは、人生で大事な8つの領域に向き合い、自分自身が大切にしているもの、今のバランスを彩で可視化するツールです。

「いろどりカルテ」は、私が育休中にボランティアとして参画したNPO法人彩結びの有志で運営する「いろどりライフデザイン研究所」が企画・開発したもので、自己の振り返り・仲間づくりのワークショップにて活用されています。

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・ピンク :Stylish
・紫   :Connection
・青   :Health
・緑   :Creative
・黄色  :Food
・オレンジ:Family
・赤   :Life-work
・茶色  :Property

ファシリテーターから画面越しに投げかけられる質問を通して、各々で、8つそれぞれの領域に関する自分の価値観、満足度と向き合い、自分の彩のバランスを知り、強み・課題を言語化しました。

さらに、自分の「強み・課題」と自分がいる「場所・環境」との関係についても考え、参加者間で、シェアしました。

1.今いる環境が、自分の強みにプラスに働いていること。
2.今いる環境で、物足りないこと、課題に思うこと。
3.1・2を踏まえて、仲間に聞いてみたいこと。

場所を超え、盛り上がった質問タイム!

「いろどりカルテ」で明確になった、自分のバランスや強み・課題を、仲間とシェア。オンラインでのシェアタイム。初対面の方もいらっしゃいましたが、2つに分けたグループの中で、皆さんオープンに、ご自身のお話をされ、仲間の話には頷き、相槌も挟みながら、熱心に耳を傾けられていたのが印象的でした。

お互いを知り合った後は、質問タイム!
参加者の皆さんからあがってきた、下記の4つの質問について、チャット/コメントにて、活発な意見交換が行われました。

Q.パートナー(大切な人)と話す時間の作り方。理解し合うのが難しいとき、どうするか?

<環境を変える>
・子供を預けてドライブ!
・場所を変えて、カフェで話し合う。

<本質を見極める>
・分担したい課題について、それぞれが数日でも体験して当事者となって、問題や価値観を洗い出す。
・なんでそう思うのか、深堀る。本質を共有し合う。

<話合うタイミング・頻度・方法をあらかじめ決めておく>
・定期的に「近況報告会」を設ける。
・定期的に電話で話す。

<でも、やっぱり分かり合うのは難しい>
・我慢していた時期もあった。好きなことを言うようになったら喧嘩が絶えず。平行線…。

Q.運動する時間、どのようにとっていますか?

<運動を趣味・習慣に!>
・フラダンスで汗をかく♪
・半身浴。整骨院でメンテナンス。
・家で「しこ」を踏む。

<「ながら」運動>
・家事しながら運動。
・できるだけ立って作業する。
・テレビ見ながら筋トレ

<思いのままに…>
・オンライン生活に疲れ。「歩きたい、走りたい」と沸き起こる思いのままに近所を散策。

Q.行き当たりばったりな生活。皆さんはどこまで将来見据えてますか?

<行き当たりばったりでOK!>
・行き当たりばったりで移住してきました。
・行き当たりバッタリでなく、バッチリになるようにすればOK!
※「行き当たりバッチリ」(「U理論」参照)
・決めなくちゃいけない時に、決めることになるから、行き当たりばったりでOKだと思う。

<パートナーにお任せ!>
・パートナーが資産管理してくれているおかげで何とかなっている。

<人生に正解はない!>

・キャリアではよく川下り型と山登り型と言う。その時その時、自分なりの意義づけができていたらOKだと思う!

Q.男性と女性の社会的バランス・あり方について。
 皆さんはどのように考えますか?

<変えたい!本音を聴きたい!>
・男性が決めて、女性が支えるという社会のプレッシャーを日々感じる。
町内会・PTA・小学校でも。少しずつ、変えていきたい…。
・鹿児島にUターンして、ジェンダーギャップを感じた。まずはお互いの本音を伝え合うようなコミュニケーションの場がほしい。

<ジェンダーバランス。組織・コミュニティの課題>
・スタッフ採用の際には、ジェンダーバランスを重視している。どうしても男性が多くなりがちだけれど、半々が理想。
・ジェンダーバランスに偏りがあることについて、中にいる人が自覚的になることが大事。
(気づいていない?見て見ぬふりをしている場もあるように感じる。)

<家庭での課題>
・家事は女がするものなのか?と毎日疑問に思う。家事98%が自分。

<地域による違いへの驚き>
・北関東の夫の実家で、食事や飲み会の片づけをお義父さんが率先して行っていたことに驚いた!親族の集まりの中でも、男性と女性の役割が、九州の実家で自分が経験してきた役割とは異なるように感じている。

<女性だけでなく、男性にも、プレッシャーがあるのでは…>
・鹿児島で生活していて、ジェンダーギャップが根強く残っている部分、女性として対等に扱われないことに、モヤモヤを感じている。一方で、男性も、郷土の偉人「西郷隆盛」のように、立派な人になりなさい。というように「男らしさ」のプレッシャーをかけられて育てられてきたということもあるのかもしれないと思う。実際、鹿児島では、男の子の名前に「隆」の文字を付ける人が多かったと聞く…。

※参加者のジェンダーギャップへの関心は高く、ワークショップ第2回においても参加者間での活発な意見交換がありました。読みやすさを考慮し、上記には、一部、第2回で出てきた話も含んで記載しています。

終わりに

「場所を超えてつながろう」をテーマに、自分と向き合い、仲間と語りあった第1回ワークショップ。
個々人が抱える課題から、歴史や文化からつながり、地域によって色が異なるようにも感じられる社会課題まで。オンラインならではのチャット機能も活用しながらの意見交換。参加者の皆さんの積極的な参加で、対話が盛り上がり、ぎゅっと仲が深まった1時間半でした。

ご感想の一部を紹介します。

久々に、自分を振り返る時間が取れました。
自分の悩みは誰かも抱える悩みであることを実感できました。
みんなそれぞれ、小さなモヤモヤを抱えてるのだなあという発見。
話してみると良いもんだなあ。
みなさんのことを知ることができ、そこからけっこうプライベートな悩みまでみんなでアイデア出しできるくらいに深まったのはすごいなあと思いました。自分もみなさんからいい言葉「行き当たりバッチリ」をもらいました。

盛り上がったジェンダーギャップについての議論、皆さんの印象に強く残ったようです。

鹿児島における女性の立場で悩んでいる人はたくさんいるのだと知れて、それをシェアできたのがよかったです!もっと話したいと思いました。
女性が、女性の社会的地位について熱く語る場に居られたことが印象的だった。
今まで働いてきた環境は女性が多く、特に私は感じていなかったが、お話したみんながジェンダーギャップを問題に感じていた。九州は特に強いのだろうか?

ジェンダーギャップ。皆さんそれぞれに日々感じ、考えていることが、ご自身の中に蓄積されているように感じました。また別の機会を設けてでも、語ってみたいテーマだなと思いました。


話が盛り上がり「もっと話したかった!」「まだまだ話し足りない!」と仰る方もいらっしゃるほど、参加者同士が仲良くなり、よいスタートを切ることができた第1回。

ファシリテーターを務めた私としても、「人とのつながり」を心から楽しみ、実感。オープンでフラットに、場所を超えて、年齢や性別を超えて、つながり語り合うことで、個人の、地域の、社会の、未来への道が開けていく可能性を、強く感じました。

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次回、第2回のテーマは「大地と自然と人とのつながりを学ぶ」。
桜島にゆかりのある3名の方々から、桜島をテーマに3者3様の視点で語られる「大地と自然と人とのつながり」を学び、感じ、楽しみました。

続く第3回は、自由研究、創作発表会!
こちらの様子も、随時ご紹介いたします。

※続編は、下記のリンクよりお読みいただけます!

第2回
◆桜島つながりワークショップ②~桜島で大地と自然と人とつながるライフストーリー~(さめしまことえさん)
◆桜島つながりワークショップ②~桜島で見つけた自然、子どもが育つ風景~(山下ゆりなさん)
◆桜島つながりワークショップ②~桜島の面白さ、鹿児島と関東平野の土地の違い~(福島大輔さん)

第3回
◆桜島つながりワークショップ③~自由研究・創作発表会!噴火にうどんとワーケーション~(Nちゃん親子、さやこさん、ゆきのさん)

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