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嫁と言われる恐怖症〜5

「結婚しよう」

付き合って6年経っていました。
遠距離恋愛になって4年経過。

私の周りも結婚する子が出てくる年齢です。

この言葉を待っていました。
言われた時は嬉しかったと思います。

※※※※※

その翌週でしょうか。
東日本大震災がありました。

私の実家も被災しました。

電話は繋がりませんでしたが、
全員無事でした。

彼は静岡のため、他人事だったのでしょうか。
メールが来ました。

彼:「大丈夫だった?」

私:「大丈夫だったよ」

彼:「明日、岐阜にスノボにいってくる」

私:「地震あったし、雪崩とか危ないからやめておいたら?」

彼:「大丈夫、行ってくる」

私:(返信なし)

実家や友達と連絡つかないから、

そんな離れている所にいる彼の

そんな脳天気な週末のレジャーについて

話す気分にはなれませんでした。

彼:「次、いつ静岡くる?」

私:
「新幹線も止まってるし、
実家も心配だし、
落ち着いてからにしよう。
東京には再来週あたり来る?」

彼:「きっと、家族が心配すると思うから、東京には行かない」

変わらずの○ソ回答ありがとう😵😵😵!!

※後に、彼は、彼の祖母から、
婚約者のところに行ってあげろ、との
助言を受け、
2ヶ月後に、東京へ来たのであった。

「ばぁばに言われたから、行くね」

😳

※※※

東京の私の周りは、
倒れたりしたところはなく、
計画停電だけでしたが。

すぐ来いとは言っていませんが。

車運転できるから、
1人の私を心配して、来るのかと
思いきや、

だめだとしても、行きたいんだけどね
の姿勢も見せることなく
そこは速攻で、
「ムリ」と。

そうか。
彼は、私が何でも彼の言うことを
聞くことが当たり前になっている。

「今まで、彼に合わせすぎていたんだな
私は自分を犠牲にしていたんだな。」

と、その時、この日、

周りが見えていなかった
長い長い年月から、
ようやく
目が覚めました。


嫁と呼ばれる恐怖症〜6へ続く

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