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夏休みは何してた?

日本の夏


日本の夏休みは
小学校を思い出すと大体7月下旬から始まったような気がする。

私の記憶では下敷きを団扇代わりにして仰いで暑さを凌いでいたものだが、最近はどうもそれだけではもう過ごしていられないそうだ。

それもそのはず、ニュースを見ると40度越えの日々。私が小学生だった頃、32度を超すことが珍しかったような気がするのだけれど、それは気のせいだったのだろうか。


スウェーデンの夏休み

スウェーデンは日本よりもひとつき程早く夏休みが始まる。学生は10週間6月の半ばから8月の半ばまである。その間宿題もなくのんびり過ごせるんだというから、、、、私からすると学業大丈夫なのかと心配になる。

小学校も6月から夏休みに入るのだが、私たち大人は7月ごろから4-6週間夏休みに入る。 
ここで計算が合わないことに気が付きましたか?
親が働いている間子供はどのように過ごすのだろう。。。
スウェーデンは、ほとんどの家庭が共働き。なので

・学童に預ける。
・祖父母に預ける。
・親が夏休みをずらして交代でとる。
という選択肢をとるしかない。

それならば学校も7月半ばまであれば良いんじゃないかと思ったりするのはきっと私だけではないはず。

夏休み何する?

スウェーデンの夏は湿気がなく、日差しがとても強い。(サングラスは粋がっているんではなくて必然的道具。)
そしてみなさんご存じ、スウェーデン北部は白夜といって、太陽が沈まない日もあります。南スウェーデンは薄暗くなったかなと思ったところでまたとが昇り始めるのですが、”暗くなったからもう寝なさい” なんてこと言えない。。。

さておき、夏の過ごし方としてまず挙げられるのは日光浴。
日光浴が大好きなスウェーデン人は湖畔にレジャーシートやタオルを敷いて湖で泳いだり浜辺で日光浴するのが大好きです。 水温は17度前後。私には冷たすぎて腰のあたりでギブアップ。
浜辺にいかなくても庭や野外の芝生があれば寝転がって本を読んだり、友達と語り合ったりしている姿をよく見かけます。これが日本みたいに湿気がすごくて蒸し暑かったら、、、、多分誰も日光浴していないですよね。。

日光浴にならんで大好きなのが林を散策。
白樺や松の林の中を散歩。 特に整備された道はないものの、木の道しるべに沿って野山を散策。リュックにFIKAのコーヒーやサンドウィッチを詰めてのんびり歩きながら自然を楽しみます。途中、ブルーベリーやキノコ、キイチゴを摘んだりできるのも楽しみの一つです。 
キラキラスウェーデン。
そんな言葉をよく耳にすることがあります。
私にとってのキラキラスウェーデンは約20年前、初めて訪れたヨーテボリ。澄み切った青空に強い日差し、鮮やかなトラムの色や家の壁の色。陽が沈まない湖畔でのバーベキュー。歌いながらお酒を飲む。 夏の景色は本当にキラキラ映って見えました。

日本にいたころ、夏休みになると観光地に出かけなくちゃいけないような気がしていた。絵日記の宿題もあるし、広告もメディアも挙って夏休みの旅行を取り上げる。人ごみの中を行く遊園地。ショッピングモールやイベント施設。海外旅行に国内旅行。 もちろんそういう夏休みも嫌いじゃないし、連れて行ってもらってとても感謝している。
でもスウェーデンに住んでみると、そうじゃない過ごし方にも楽しみを見出せるようになってきた。

何もしない時間は心のバッテリーのチャージができるような気がする。
何にも追われることのない時間。 自然にそれがある環境。
それがスウェーデンの夏休みかな。



(きっとスウェーデンと仕事してる人は夏仕事が進まない!といらだつ人もいるでしょう。。それくらいスウェーデン人は夏休みには仕事しません)




 

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